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noteとコロナ禍と西洋ミツバチと

今私は、比較的ローな気分でこのnoteとやらを書いている。

何故ローな気分か。

先ずはせっかくのGWであるにも関わらず、コロナ禍の影響により外出の自粛を余儀なくさせられていること。

そしてもう一つは、私の現在の唯一の趣味である週末養蜂にて昨日右手をミツバチに刺されたため、右手親指が通常の大きさの倍程度に腫れてしまっていることが原因だ。

先ほど「コロナ禍」っていう言葉を生まれて初めて使ってみたが、この使い方は間違っていないのであろうか?と思ってGoogle大先生に聞いてみたところ「禍=わざわい」とのことで、新型コロナウイルス感染拡大により招いている災いの状況、というような意味とのことであるため、どうやら使い方は問題なかったようで一安心。

というわけで今、私の右手親指は茹でたてのシャウエッセンのように、熱く、これ以上膨れると破裂するのではと思うほどパンパンに腫れている。どんどん腫れが拡大しているが、一体どこまで腫れるんだろ…と、ローな気分ながらも少しだけ楽しんでいる節も無くはない。

そもそもミツバチに刺されてしまったのは、養蜂用の手袋をせずに巣枠(ミツバチの巣を盛ってある枠。正確には巣碑枠っていうのかな)をいじったことが原因である。

養蜂用手袋は革でできていて(何の革かは不明)厚みもあるため、蜂に手を刺されてもノーダメージなのだが、手に対してかなり大きく作業性が悪い。そのため巣枠を巣箱に戻した際にミツバチを潰してしまったり、作業がもたついてしまったりすることがあった。そんな私の様子を見ていた養蜂の師匠が「これからは手袋無しで作業をしたらどうか。手袋をしないことで、蜂がどのような時に怒るのかどうか注意して作業するようになるし、技術も向上する。それに養蜂をやる以上は蜂に刺されることにも慣れておいたほうがいい。」との一言があったため、初めて手袋無しで作業をしたところ、このような結末となった次第だ。

ミツバチは通常、簡単には人を刺さない。自分、もしくは仲間たちの危機を察したときのみ攻撃をする。ミツバチが人を毒針で攻撃するときは、文字通り命と引き換えでの攻撃となる。ミツバチの針には釣り針のようにギザギザとした「返し」がついており、一度人を刺したら抜けない構造になっているのだが、刺したあとに抜けなくなった針を内蔵ごと切り離して飛んでいくため、臓器を失ったミツバチは死ぬこととなるのだ。ちなみに毒針攻撃ができるミツバチは雌のみ。蜂の針は産卵管が変化したものであるため、雄に針は無いのだ。なお、スズメバチの針は「返し」が無いため、何度でも刺せるらしい。マジ怖い。

ミツバチに刺されたからといって、マイナスのことばかりではない。

世の中には蜂針療法(ほうしんりょうほう)というものが存在する。専門の療法士がミツバチから抜いた毒針を人体のツボに刺し、蜂毒を体内に送り込むことで、それによって起こる腫れを利用して温灸のような効果を期待するものだ。

肩こりなどが治るらしいのだが、数年前に肩をミツバチに刺された際に「ラッキー!!ちょうど肩を刺された!肩こり治る!!ヤッター」と喜んでいたところ、妻に冷たい目で見られたのは今となっては当然だなと思う。

…というように、これからこのnoteでは、ミツバチ豆知識等を交えつつ、日常のこと、養蜂のことや、読んだ本のこと等を書き留めていきたい。

きちんと続けてくれるであろう、未来の自分を信じて。




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