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「真の観賞とは同時に創るということ/岡本太郎」を体感。

岡本太郎美術館で開催された「大人のためのTAROアトリエ~展示室でスケッチ~」に参加したことは、こちらの記事に書きました。

開催日は、2020年2月16日。2月10日に購入した年間パスポートで、2回めの来館です。

~展示室でスケッチ~
太郎ワールドの広がる展示室で
思い思いに描いてみませんか

いったい美術において単に眺めるという立場があり得るであろうか。
真の観賞とは同時に創るということでなければならない。
観ることと創ることは同時にある。

岡本太郎『青春ピカソ』より

ここで、「スケッチとは」を考えると様々な解釈があるので、今回の企画は、チラシにもあったように

思い思いに描いてみませんか。

観ることと創ることは同時にある。

この2つの言葉から思いっきり楽しむことにしました。

展示室にある岡本太郎の作品から、私が選んだのは「月の顔」です。

「月の顔」も角度によって、見えてくるものがまるで違います。

「月」として見れば、
正面からは、満月
左側からは、三日月
右側からは、半月

必ずしも「月」と見る必要もありません。

その時の自分の目で、見えたままを感じる。

私は、「月の顔」を「ポッピング・クラフト」で表現しようと、黒い模造紙の端切れに白の色鉛筆で、月の顔を描いてみました。

そして、「ポッピング・クラフト」で表現するために、形を単純にしていこうと辿り着いたのが、

左半分が、月
右半分が、魚 でした。

今回は、定規で寸法を測りながら型紙をつくることはしません。

画用紙を「ポッピング・クラフト」として飛び出すように、先ず4等分に折り目をつけました。

そして、4等分の折り目に合わせながら、フリーハンドで一気に「月」と「魚」を描いていきます。

描いているうちに、正面から見ると「人の顔」が浮かんできたので、赤いベロを付けることにしました。

展示室で、画用紙に絵を描いた後は、美術館2階にあるアトリエに戻り、画用紙にカッターで切込みを入れた後、色模造紙の端切れをちぎってのりで貼っていきました。

そうしてできたのが、こちら。

裏返しにすると、こうなります。

目の部分を丸くくり抜いたのは、左上に貼っておきました。
右下には、入館確認書をのり付け。

立ててみると

左から

右から

正面

4等分にペタっと折りたたむと

ムーミンの「ニョロニョロ」のような、「樹人」のような、

裏返すと

左側をめくると、「月」が

右側をめくると、「魚」というより、人の「横顔」のような

開いてみると

立てて

左から

右から

正面から

四つ折りから二つ折りに

この写真を、右に90度回転

もう一度、右に90度回転

もう一度、右に90度回転

切り込みをこう入れると、折って広げたときに、こう見える。

「ポッピング・クラフト版:月の顔」は、折ったり、広げたり、角度を変えたりで、いろいろな表情を見せてくれるのが分かります。

画用紙を4等分にして、フリーハンドで線を書いて、数箇所をカッターで切込みを入れた単純なものですが、「ポッピング名刺」をつくる際の、いいサンプルが出来上がりました。

よし、これは、「ポッピング・クラフトW/S」に取り入れよう。

今回、「月の顔」を観て、思い思いのままに「ポッピング・クラフト」で表現しました。その結果、我ながら楽しいものをつくることができて、とても満足です。

真の観賞とは同時に創るということ

読むだけ見るだけでなく人に教えて初めて自分のものになる。インプットとアウトプットの話と同じだ。

また、創作意欲が湧いてきました。

次回の「ポッピング・クラフト」もお楽しみに。

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