出会ったら最後のインターネット沼
私は昭和生まれで決してデジタルネイティブ世代ではない。
しかし、田舎の生まれにしては早々にインターネットと出会った。
それもこれも新しい機械好きの母のおかげだった。
生まれた頃から家には、パソコンや今ではあまり見かけない両端に切り取り線がついた長い用紙(連続帳票?)を使うプリンターがあった。もちろんフロッピーもサイズの大きかった。
私がパソコンを初めて触ったのはWindows95。
ディズニーのパソコンで遊ぶソフトや地理について学べるチリチリランドなどで遊んだ。そしてとうとうインターネットに初めて触れる機会が訪れた。
母が私にケータイを持たせたのだ。
私をコキ使うためである。
それでも初めての自分だけの機械は嬉しかった。
初めてのケータイ電話はドコモの501だったかと思う。今は懐かしいiモードが使えた。それが私とインターネットの出会いである。
友達が誰も携帯電話を持っていない事や、iモードでできることも限られていること、母親も最初は積極的に使い方を教えてくれなかったりで使用は限定的だった。その時はインターネットという存在を知らずなんとなく使っていた。中学生になってから友達も携帯を持ち始め、携帯でできることも増えた。そのため携帯料金が一時期爆発的に上がり(多分30,000円程度)さすがにこっぴどく叱られた。今考えても昔の料金制度は恐ろしい・・・。
私がインターネットについて意識したのは12~13歳ごろに自分のパソコンを与えられ、『Yahoo!チャット』にハマった事だ。いろんな人の話を聞けたり、くだらないことを話したりとても楽しかった。今考えれば子どもがチャットで会話して万が一の事があったらマズイと考えるかもしれないが、当時は今ほどネットリテラシーに対する啓蒙活動はなく、誰もがそんな意識はなかったと思う。ホントに何もなくてよかった。
MMORPGにもハマった。最初はテイルズウィーバーだったかと思う。
CBTから参加し、とても楽しかった。知らない人と協力してゲームする感覚は新鮮だった。
本格的にゲームを通して人と交流をしたのはテイルズオブエターニアオンラインだ。こちらはOBTからの参加だったかと思う。良識的なユーザーが多く、とても楽しかったとおぼえている。正式サービスの月額課金が少々高く、高校生だった私には払えず疎遠になっているうちにクローズしてしまった。
インターネットとのつながりは20年程度たった今でも切れない。今これを書いている時でさえインターネットとつながっている。便利な世の中になったが、インターネットに依存している現状は時として不健康だなと思う。
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