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圧倒的に成功し人生を無双する秘訣

「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」とフィリップ・マーロウは言った。男は辛い。なぜ男は辛いか。男が弱者で在り続けることを社会が許さないからである。弱い男に生きる価値がないとは言わない。だが、弱肉強食の原理が支配するこの現代社会において弱い男はどんどん居心地の悪い場所へと追いやられていく。思い出してみてほしい。弱い男たちの末路を。羊をめぐる冒険の「鼠」は自殺したし、羽村センセーは女子高生と心中した。強くなって生き抜くくらいなら、弱いありのままの自分として、この世からバイバイしてしまった。


この成功の秘訣を一般公開することにためらいがなかったわけではない。なぜならこの秘訣は誰にでも実践できる簡易かつ強力な手法だからである。いわば拳銃のようなもので、正しい心を持つものによって正しく利用されればその効果は絶大なのだが、悪人に利用されると、社会に害を及ぼす危険がある諸刃の剣なのだ。それにあまりに多くの人に知られてしまうと優位性がなくなってしまう。それでも公開しようと思ったのは、虐げられている弱者たちを救済するためである。強者は生まれながらにして強者であり、ますます強者になっていく。一方で弱者は生まれながらにして弱者であり、ますます弱者になっていく。生まれてから一度も愛されたことがなく、呪われた運命を背負わされ、屈辱にまみれた人生を生きる人たちに一条の光を差しこむべくこの秘訣を公開しようと思った次第である。

あなたがこの記事を開いたのは、「成功」という言葉に何か引っかかるものがあったからだと思う。あるいは今の鬱屈した現状を打破したい、成功したいという想いがあったからかもしれない。
ここでいう成功とはなんだろうか。何をもってして「成功」と呼ぶのだろうか。金か。地位か。名誉か。女か。あなたがもし、この秘訣を実践すれば、このいずれか、あるいは全てを手に入れてしまうことだろう。
今から僕が語る成功の秘訣は、ちまたに溢れているような有象無象の陳腐な成功法則ではない。そもそも成功法則などというものは、糞の役にもたたない。なぜなら人は皆それぞれ能力も気質も違うからだ。その前提を無視していくら方法論を並べても「いや、そんなん俺には無理だし。」となってしまうのだ。
今にも死にそうな人間に向かって「死ぬ気があればなんでもできる」と軽口をたたく人間がいる。だが、その「なんでも」を人は指し示さない。ただ無責任に「なんでもできる」と言うだけなのだ。

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