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ゲーセン業界がマジでやばい話

えすてらです。
今回も独断と偏見と今までの経験から感じた事で書いていきます。

現在、各都府県でコロナ緊急事態宣言による時短要請を受け時短営業をしているゲーセンがあります。
多分ここを見てくれてる人の99%は知ってるかと思いますが改めてお伝えしようかなと思います。
もちろん飲食業も時短による影響が大きく、似たもの同士かと思われるかもしれませんが営業内容からみると実は全く違いますので、そこら辺の事を少しだけ触れていきたいと思います。

ゲーセンマジでヤバイ!

何がヤバイって、ゲーセンが盛り上がる時間帯にモロ被りの時短要請だからです。
普段からゲーセン行ってる人は分かるかもしれませんが、平日朝10時の開店から16時くらいまではほぼほぼお客さん来ません。
どれくらい来ないかって言うと、店員がゲームして遊んでても1時間程度なら呼ばれることがないくらい余裕で過ごせます。
それくらい普段からお客さんが来ないんです。

当たり前ですが立地や店舗規模で変わります、全部がこうって訳じゃないので勘違いしちゃダメだよ。
でもある程度同じだと認識してもらっても良いと思う。

ゲーセンの1日の仕事内容を書き出してみましょう。

10時開店のお店
9:30〜オープン準備
10:00〜開店
〜店内清掃、灰皿交換、景品検品、景品投入等々〜
18:00〜夜勤交代
〜店内清掃、灰皿交換、景品検品、景品投入等々〜
23:30〜閉店準備
0:00〜閉店

めっっっっっちゃ簡単に書くとこんな感じ。
この時間の中でお客さんから呼ばれて応対したりする接客部分が微かに存在してます。
ですが最初に書いた通り16時くらいまではほとんどお客さん来ないので呼ばれたとしても1時間に1〜2回程度、本気で少ない時はマジで数時間呼ばれないなんてザラにあります。暇です。
自分は暇な時間で故障筐体を弄ったり、ゲーム基盤交換したり、シフト作ったりと色々やってましたがそれでも時間余ります。スーパー暇人でした。

それでも今までは通年営業に耐えうる事が出来ていました、何故でしょう?
答えは簡単、売上の大部分が夕方〜閉店にかけてだから。

考えても見てください、朝から来て閉店まで滞在するようなお客さんが何をしてると思います?
開店から閉店までUFOキャッチャーをプレイしてる人なんて昨今のYouTuber以外ほぼありえません。
朝から来店する層は長時間遊べるメダルゲームやビデオゲーム等になると思いますが、このプレイヤー層からはトラブルが無い限りは呼ばれることはほぼ皆無と言っていいです。
お金使ってるのでありがたい存在ではありますが売上の主力とはなり得ません。

やはり売上の大部分が、夕方近くから来店して閉店くらいまでの間に来るUFOキャッチャープレイヤーや、お金を沢山使う対戦ゲーム、回転が良い音ゲーやレースゲーといった体感機ゲームになると思います。

大体のお客さんが夕方以降から来るのに20時閉店にしたらどうなると思います?
早めに来れるお客さんは楽しめるかもしれませんが、後から来るお客さんは中途半端に終わる可能性が高く、今日は行かなくてもいいかな…ってなる可能性高いんじゃないでしょうか?
そうなると今まで何とかやっていけてた営業も20時以降の1番濃い4時間を制限されるせいで営業が立ちいかなくなります。
時間帯による売上推移とかは細かく出さないですが、夕方以降から爆上がりします。例外は殆どないと思って良いですが日曜だけは爆上がりって程じゃないです。

これが飲食業とは違う部分ですね。
飲食の中でも夜専門のお店はゲーセンとほぼ同じかもしれませんが、昼夜の2部制店舗であれば少なからず売上確保出来る可能性が残されているのではないかと感じます。
他業種の事は分からないしとやかく言えないですが、ゲーセン側から見ると羨ましく感じますね。給付金もあるし。

そんなこんなで前回の要請で倒れる寸前だったゲーセンは今回の要請でぶっ倒れる可能性が非常に高いと思います。
それでも頑張って営業を継続してくれている店舗様には頭が上がらないと共に、近場で遊びに行ける人達は出来る限り遊びに行って支援してあげて下さい。

ゲーセンを守っていくのは店長やスタッフだけじゃなく、そのお店に遊びに行く皆んなだよ!


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