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ずば抜けて記憶力がすごい人の共通点を考える【エッセンシャルビュー/表面】

こんにちは!エッセンシャル出版社の小林です。

本日は、霜降り明星さんのYouTube「一番古い人生の記憶は?」

という動画をもとに、編集部の磯尾さんと小林で、「記憶力」について考えてみました。

霜降り明星のせいやさんの一番古い記憶は生後2か月くらいのときに包まれているタオルの感覚、自分のよだれの匂いなのだそうです。そのほかにもいろいろと覚えていることを話していたのですが、「初めて」体験したときのことは、感覚としてもありありと思いだせるのだそうです。

初めて影を見たときに、「自分にだけ夜が訪れた」と思って怖くなって逃げたこと、初めてコカ・コーラを飲んだときに鼻が痛かったことなど、今でも鮮明に覚えているのだとか。

どうして、せいやさんは、幼児期の記憶を、そんなにも覚えていることができるのでしょうか?

生まれ順として、長子というのは、誰かがやっていることを見たことがないまま、最初に自分が挑戦することが多い分、「初ものに弱い」と言われることもあるので、だから、「初めてのこと」というのはよく覚えているのかな?とも思いました。

しかし、せいやさんの記憶力は、そういう環境的な要素を超えて、多分、ずば抜けていそうだと思うのです。たとえば、せいやさんは、観た映画を、完コピできるのだそうですから。(2時間の映画を、ある意味、そのまま2時間くらい説明できるらしいです)

同じように私が異常に記憶力がいいなと思う人に、カリスマユーチューバーのヒカルさんがいます。

ヒカルさんも小学校の時の出来事を、「誰が、この時に、何をして、こう言って、こうなった」みたいなことから、『遊戯王カード』でどんなデッキを作って、どう勝ったのかまで覚えているのです。また、漫画のセリフや小さいころに見たテレビについても、ものすごく詳細に覚えているのです。

■仮説1、アウトプットの量

ずば抜けて記憶力のすごい人の共通点。ここで一つ仮説を立てるとすると、まず、「アウトプットの量」が関係しているのではないか?と思いました。

以前、「構造を掴む力や例える力をつけるには?」ということを考えたときに、例え話が得意な人は、小さいころから、とにかく例え話をしている量が多くて、その差が大人になったときに、例える力の上手い下手、構造を掴む力の差になって出てくるのではないかと思ったのです。

それと同じで、感じたこと、考えたこと、体験したことを誰かに話す、もしくは一人でぶつぶつ話すということをしている量が、せいやさんもヒカルさんも極端に多いのではないか?と思ったのです。

ヒカルさんは、動画でもずっと話していますが、一人でいるときも、ずーっとしゃべっているそうなのです。いろいろな場面を想定したり、自分で自分にインタビューをしたり…だから、例えば、自分の頭の中で、「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも何度も出演していることをイメージしながら、自分で自分に質問を投げかけて、自分で答えるということをしているそうです。

せいやさんもお笑い芸人になっているくらいなので、子どもの頃から、そのアウトプットの量がたくさんあったのかもしれません。
(相方の粗品さんは、子どもの頃の記憶がほとんどなく、あまり昔のことを覚えていないということを考えると、アウトプットだけが理由だとは言い切れませんが)

■仮説2、記憶力がいい人は、心が開いている、自分の感情を大事にしている!?

二つ目の仮説・・・せいやさんも、ヒカルさんも、割と直感的なタイプで、常に自分の感情を大事に生きている感じがします。つまり、比較的、いつも心が開いているタイプな印象です。
そういう意味で、心を開いているという人は、自分の感情に敏感で、心の動きをしっかりと覚えている分、記憶力もいいのではないかと思うのです。


■仮説3、視覚・映像・イメージ脳タイプの人は、記憶力がいい!?

三つ目の仮説・・・作家さんや漫画家さんには、妄想・イメージの得意な人が圧倒的に多いです。過去の記憶や、見たシーンを事細かに再現できたり、イメージを頭の中で鮮明に描けるからこそ、小説や漫画や絵として表現できるということなのだと思います。そういう方々は、おそらく、イメージ脳・視覚脳が強いタイプで、だからこそ、そういう脳の特徴として、記憶は定着しやすいのかもしれないと思います。

ヒカルさんで言うと、本は読まなかったけれど、ストーリーで読める漫画は1日30冊読むということを、中学、高校くらいのときにずっとやっていたそうです。そして、漫画で読んだ偉人の話や武将の戦略について、この時に誰が何と言って、どうしたかということまでも、今でもよく覚えているのです。だから、そういう過去の叡知が元となっているようなビジネス本を読んでも、もうすでに「知っている」という状態になるのだそうです。

「漫画が好き」で、子どもの頃から、漫画をたくさん読んでいると、ストーリーで覚えることができる、イメージ脳/視覚脳が活性化されて、記憶力がよくなっていくのかもしれません。

暗記をする手法として「ストーリーで覚える」とか「五感を使って」というようなものもあるので、異常に記憶力がいい人は自然と視覚野を働かせていたりするのかもしれないですね。

■仮説4、没頭・没入したことは、よく覚えている!?

四つ目の仮説・・・没頭したり、没入したりする体験が、人の記憶力と深く関係しているのではないかなと思います。

エッセンシャル出版社の磯尾さんも、幼稚園、小学生の頃の記憶はほとんどないけれど、その時代に読んだ本や漫画のことは今でも詳しく覚えているそうです。

要するに、記憶というものは、「昔のことで、時間が経ったから忘れてしまった」というものではなく、昔のことでも良く覚えていることと、全く覚えていないことがあるということです。

磯尾さんの場合、世の中、社会に対してはあまり感情を感じず、心を閉じていたけれど、本や漫画には没頭、没入していたから、今でもよく覚えているのかもしれないですね。

あらためて、本や漫画は、本来、ただ文字や絵が書いてあるだけのものなのに、文字から人それぞれにイメージがどんどん膨らんだり、時間も忘れて、その世界に没頭・没入していけるということが、とても不思議なところであり、すごい魅力でもあると思います。


今回は、「ずば抜けて記憶力のすごい人の共通点」について、いくつか仮説を立ててみました。

これらの仮説も参考にしながら、エッセンシャル出版社としては、その人の記憶にずっと残り続けるような本、いつまでも忘れられない大切な言葉やメッセージを発信していけたらと考えています。


■ずば抜けて記憶力がすごい人の共通点を考える
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