オンライン小論教室

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オンラインで小論文の指導を行っています。 ここでは生徒や講師が書いた小論文の答案を無料で公開していきます。 みなさんには、いろんな解答例を読み、さまざまな考え方に触れ、自分自身の考えを深める資料としてもらいたいと思っています。

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  • オンライン小論文教室の解答例

    オンライン小論文教室で、各テーマについて生徒や講師が作成した小論文を毎週紹介します。

最近の記事

SNSとマスメディアの情報発信のあり方

テーマ:「ルールとモラル」更新が遅れてしまいすいませんでした。小論文の書き方講座をしていたため、解答例が更新できていませんでした。そちらの資料はまた別途でご紹介しようと思います。さて、今回は、情報発信のあり方について、SNSとマスメディアの違いを考えつつ考察しました。 ---  情報発信について、グーグルのようになるべく多くの情報を発信するという考え方と、NHKのように何度も真偽を確かめた上で報道するという考え方がある。前者は利用者が正しい情報を判断する必要があるのに対し

    • 新型コロナウイルスと「ルールとモラル」(2回目)

      テーマ:「ルールとモラル」前回に引き続き、今回の小論文のテーマも、「ルールとモラル」です。これまでに、「共有地の悲劇をどう回避するか」や「自発的な協働が起こる条件」などについて考えてきました。今回は、集団における問題に対して、ルールで解決すべきところをモラルで解決しようとしているのではないかという「日本的モラリズム」ついて考察します。 【解答例】  日本は、さまざまな問題をモラルで解決してきた。例えば、私自身が学校の授業中に、いわゆる「内職」と言われる別の勉強をしていて、

      • 新型コロナウイルスと「ルールとモラル」

        テーマ:「ルールとモラル」今回の小論文のテーマは、「ルールとモラル」です。これまでに、「共有地の悲劇をどう回避するか」や「自発的な協働が起こる条件」などについて考えてきました。今回は、集団における問題に対して、ルールで解決すべきところをモラルで解決しようとしているのではないかという「日本的モラリズム」ついて考察します。 【解答例】  本来はルールの問題として考えるべきことが、モラルの問題として考えられることがあるという「日本的モラリズム」はさまざまな場面で生じており、不毛

        • 新型コロナウイルスと「自発的な協働」(2回目)

          テーマ:「自発的な協働」今回の小論文のテーマは、前回に続いて2回目の「自発的な協働」です。前回は、社会の問題(例えば、新型コロナウイルス対策)に対して「みんなが自発的に協力する」ためにはどのような条件が必要かを考えてみました。しかしながら、人によってさまざまな意見がありそうですので、別の視点から考えるためにもう一度同じテーマを扱ってみることにしました。​ 【解答例】 地域や集団で、「ルール」ではなく「自発的な協働」によって課題を解決するためにはどのような条件が必要だろうか

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        • オンライン小論文教室の解答例
          6本

        記事

          新型コロナウイルスと「自発的な協働」

          テーマ:「自発的な協働」今回の小論文のテーマは、「自発的な協働」です。前回は、共有地において「個人の合理的な判断が、集団の非合理になることがる」という「共有地の悲劇」を学びました。今回は、共有地の悲劇が起こらないようにするための対策として、「厳しいルールを設けるべき」と安易に考えるのではなく、「みんなで自発的に協力する」ことができないか考えてみましょう。今回は、「自発的な協働」が起こるための条件に付いて考えて書いてもらいました。 【解答例】 今、新型コロナウイルスの感染者

          新型コロナウイルスと「自発的な協働」

          新型コロナウイルスと「共有地の悲劇」

          テーマ:「共有地の悲劇」今回の小論文のテーマは、「共有地の悲劇」です。「一人一人の合理的な判断が、結果的には集団の不合理になることがある」という考え方です。特に昨今の新型コロナウイルスの感染拡大に対して、営業中止をするか否かの判断について、個人が合理的に考えると「なるべく営業を続ける」ことは一概に批判されるべきではないように思われます。しかし、集団としては「一切の営業を止めて、一気に感染を止める」方が利益が大きいでしょう。さて、この「個人の合理的な判断」と「集団の利益」をバラ

          新型コロナウイルスと「共有地の悲劇」