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脳がしびれました【カツ丼】

忘年会のシーズンですね。
私は生粋の酒飲み、ということが周りに伝わっているので「お前本当にフリーランスかよ」ってくらいに飲み会に誘われています。
本来であれば常駐している会社の方だけかと思えば、客先やよくわからない関係の部署の方、そして中高の同窓会的なものもあり土日は休日なのに休めない日々が続いています。
あ、飲み会って戦場なので休めないんですよ? こちとら本気で飲み会に臨んでいますので。
このときばかりはコミュ障の私でも「あー俺っち? ごめ、その日は予定があって。まじめんご」なんてことを言い放つ事が出来ます。
年に一度の大イキリの時期なのです。

さて、そんなものですから年がら年中ダイエットを続けているダイエッターの私にとって、飲み会の連発は中々に脅威です。
なぜならアルコールは満腹中枢をだめにします。
普通に食事をし、飲んだくれ、最寄り駅のすき家の看板を見た途端「むむむ、そういえばお腹が空いてきたぞ?」と幻想の空腹感を感じるのは私だけではないはずです。

そのため最近の私は「平日は質素、休日は豪勢に」という食事のパターンでした。
これなら少しばかりですが体重の増加を抑えられます。
完璧な作戦です。

先日、飲み会が流れました。
主催が熱を出してしまい忘年会は新年会にしちゃおうということになり、私は急遽暇な土曜日を過ごすことになったのです。
エッセイをぼちぼち書きながら「どうせなら一人で少しばかり飲むか」と駅前に繰り出して一人居酒屋をしっぽりと楽しみました。(駅前じゃないと飲み屋が無い田舎に住んでおります)

ほどほどに飲んで、高タンパク低脂質のおつまみを食べ、帰路に付きます。
締めにコンビニのおにぎりを一個ばかし食べればお安くて健康的な飲み会の完成です。
ほろ酔い気分の私は「そういえば駅前の100円ショップでつまようじを買わないと」と用事を思い出しました。
少しばかり遠回りになりますが、ほろ酔いの私です。
多少、徒歩の距離が増えるなど些細なことです。

ただまあ、これが分岐点だったんですけど。

100円ショップでつまようじを購入し、私は脳内のスーパーコンピューターで改めて家までの道を検索し、ふらふらとあるき出しました。
そこで見つけてしまいます。

「いろり庵きらく」

です。
いろり庵きらく、ご存知でしょうか。
駅ナカか駅ソトに設置している、いわゆる「立ち食いそば屋」です。
そんな者が目の中に入ってしまったのです。
視線に入れてしまったのです。
もう抗えません。
ここで状況を整理しましょう。

・平日は質素な生活をしている
・今日は土曜日、飲み会が無くなった
・一人居酒屋。おつまみは食べる分を自由に操作できます
・高タンパク低脂質の食事をして、ほろ酔い
・ほろ酔い
・ほろ酔い
・ほろ酔い
・ほろ酔いによる満腹中枢のぶっ壊れ
・平日は質素な生活をしている
・カツ丼は丼のキング、キングオブドンブリである


カツ丼、食っちまいました(爆)


ダイエッターの私がです。
改めて言うと、私は食べたものが一瞬で体に現れます。
いわゆる太りやすい体質です。
以前、旅行で友人と同じものを食べたのに2kg差がついたくらいです。
そんな人間がカツ丼を食べる。
カツ丼なんて年に一度食べるか食べないかです。
それを、安易に、何の深い考えもなしに、ふらっと、ぱくっと。
カツ丼をかきこんでいたんです。
しかも立ち食いそば屋。
そば+ミニカツ丼セットじゃありません。
カツ丼単品です。

いやあ、痺れました。
脳が痺れるんですよ。
カツ丼食べると。
本当にやばかったです。
多分ドラッグと同じくらい脳内は暴れ回っていたんじゃないんでしょうか。
カツ丼、常食は禁止です。
たまにこうしてドラッグをやるかのごとく、阿呆のごとく、味わうなんてお上品なことをせずほろ酔い気分でバクバクとやる。
咀嚼回数なんて普段の1/10くらいだと思います。
でも、それがカツ丼です。
立ち食いそば屋のカツ丼です。
更新しました。
今年、色々な美味しいものを食べてきたけれど。
2023年一番美味しくて脳が痺れた食べ物はいろり庵きらくのカツ丼。
たまんねえ、このためにダイエットしてるんだ質素な生活してるんだこちとら。
バクバクとして、水を飲んで、しばらく放心。
幸せは、いろり庵きらくにあります。
皆様、たまにのストレス発散にカツ丼はいかがでしょうか。
ここでやっと、これを知っている人間がやっと、この言葉を使えるんじゃないんでしょうか。

「食ってみな、飛ぶぞ」





おまけ
12月に入って2kg太りました。
ダイエット、やり直しです。
頑張ります。



サポートという機能があるのに初めて気づきました。みなさんもそうだと思うのでぜひ私のエッセイで試してよいですよ。お願いします。