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「死ぬ前日に食う料理」にデザートが追加されました【最後の晩餐】

みなさまは「明日死ぬ」とわかっていたら今日何を食べますか。
私は日々、食事に対して本気で生きておりますので「こうしてこうしてこう」というのがすらっと出てきます。
もし出てこなかった方は、今からでも考えておきましょう。

さて、私はいわゆる「おふくろの味」を知らない悲しき生き物です。
母が子供の頃に亡くなっているので物理的に仕方がないですね。
「田舎のばあちゃんの味」は知っていて、親族監修のもと孫たちに広められました。
ばあちゃんのお雑煮の味は孫たちがだいたい作れるようになっています。

なのでなんか特別感が無い。
というよりも「そういうんじゃない」と言ったほうが近いでしょうか。
私は都会で一人勝手にやっている風来坊を自負しておりますので、こういう時にだけ「田舎のばあちゃんの味」にすがるのはいささか自分勝手な気がします。
都会の野郎は都会で済ませちゃえというのが私の持論です。
そんなこんなで発表です。
私のフルコースはこんな感じです。

1.すげえ良い寿司屋で日本酒をちびり
→いきなり馬鹿っぽいけど寿司と日本酒に勝るものなし。
 具体的なお店は未定
2.すげえ良い寿司をそのお店で食べる
→寿司屋だからね
3.天下一品でこってりライスコーントッピング
→天下一品にはそのポテンシャルがあります

とまあざっくりこんな感じで決めていました。どうですか? お前はトリコ?
間違いなく寿司というのはうめえですしうめえです。(語彙)
私は健康を考えなければ日本酒が一番好きですし、良いお店だったらそのお店にあったものを提供してくれます。
素人はプロに任せるのが一番です。
そこでほろ酔いになって寿司をぱくぱくといただくのです。
そして退店。向かうは天下一品。
天下一品はラーメン屋さんというよりも、天下一品屋さんといったほうが良いというのはあまりにも有名ですよね。
唯一無二のお店。
あそこのこってりは気が狂います。
最近健康のためにかなり行く回数を控えているのですが、これは鋼のメンタルが無いと出来ません。
きっと今の私なら危ない薬でも我慢できます。
天下一品に比べたらきっと簡単なものです。
そして私はなんらかの理由で天に召されるのです。
ありがとう皆様、
ありがとう寿司屋、
ありがとう天下一品。


いや、まだデザート食ってないな?

最近その事に気づきました。
甘味。
甘味が足りていない。
食べすぎると嫌になるけど適量なら最高というのが甘味です。(独断と偏見)
しかしながら私は年がら年中ダイエッター人間です。
甘味なんて普段から食べていないので特に無いよ~。

そう思ってたのですが、ありました。
最高のデザート、最高の甘味。
そこはメインじゃないんだけど名脇役すぎるそれ。
皆さんご準備は良いですか。
それでは発表いたします。
最後の晩餐にふさわしいデザート、それは。



ケンタッキーのビスケットです。
説明不要ですね。
あれはうまい。あれほど背徳感のある食べ物はこの日常になかなかないです。
揚げた甘い粉に更に甘いたれをかけるという狂気すぎる食い物、それがケンタッキーのビスケットです。
おそらく十年ほどぶりにこのビスケットを食べて私は衝撃を受けました。
これは常食していいものではない。
年に一回とかそういうものでもない。
これは最後の晩餐だ、と。
はい。



ということで、皆様もこれをきっかけに最後の晩餐を考えてみるのはいかがでしょうか。
私はまだどこのお寿司屋さんに行くかという最大最優先の決めるべき事項が残っているので死ぬわけにはいきません。
これから様々な寿司屋をめぐり、最後の晩餐を決めていこうと思います。
そんな感じで普段の食事を本気で取ってみるのも、結構楽しいですよ。
フードエッセイスト(を志している私)から言いたいことはそれだけです。

それでは、良い最後の晩餐ライフを。




おまけ
酔っ払ってるとき、友人に上のフルコースを発表したら「あ、そう……」という反応を頂きました。
ここまで書いといてなんですが、これはあれですね「宝くじが当たったら何に使う」の分類ですね。
はい、今回は以上になります……




サポートという機能があるのに初めて気づきました。みなさんもそうだと思うのでぜひ私のエッセイで試してよいですよ。お願いします。