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わたくしがナルシストでは無い、たった一つの理由【エッセイ】

※「自分の中のナルシスト像」を想像してお読み下さい。

皆さまはナルシストでしょうか。私はおそらくナルシスト寄りです。
ただ結論から言うと、ずっぱしナルシストではありません。
ある明確な理由があるのでナルシストではないのです。

以前、友人に「結構鼻をいじるよね」と言われたことがあります。
鼻をほじるのが趣味なのではありません、ちょっと説明させて下さい。
「鼻の中からなにかピロンしてたらしぬほど嫌」という精神に常時侵されているんです。
私はアレルギー性鼻炎で、結構な頻度で鼻をかみます。ティッシュの消費量も人の三倍くらいあると自負しております。
そんな生活をしていると、普段意識が鼻にあるのです。なので鼻になにか少しでも異変があるとそこを直そうと鼻をへへんとやってしまうのです。
月に一度、ブラジリアンワックスをしているのですが(鼻にネバネバをいれて固まったら引き抜くというおそろしい鼻毛処理法)その直後でも何かしら鼻に異変を感じてしまうのです。
もうなんか幻肢痛とかのレベルです。無いはずの腕が痛むとかそういうあれです。
だから鼻をいじる。別に変じゃないですよね。
ただその説明をしたら友人は「めっちゃ気にしてるじゃんナルシストかよ」と言っていました。
「いやお前が気にしなさすぎだろ」とは言いませんでした。
大人なので。

私の後輩に「映画館で映画を見終わった後、帰り道に感想を言い合うのが嫌」という稀有な人間がいます。
感想を言うのが嫌、というと語弊がありました。
「同じ映画を見た人間の中で自分の意見を言う」というのが嫌だそうです。
映画館から出る時って出口で少し並ぶじゃないですか。
あの時に「あのシーン、良かったよね」「あそこの演技すごかったよね」とかが嫌なんだそうです。
これはシャイなんでしょうかね。
私だったらむしろ「俺はこの映画を見てこういうことを思ったぞ聞けよ凡人共」とばかりに感想を言いまくります。
もっとも、ここ十年映画なんて一人でしか見に行ってないのでそんなことできませんが。
寂しくないが? 映画は一人の方が集中出来るんだが?

後輩はそんな些細なことが嫌らしいですが、自分のことをエッセイでさらけ出しまくっている私はどうなってしまうのでしょう。
見られても平気、むしろ見てほしいというのはナルシストなのでしょうか。
作品をネットの海に放浪させている以上、見てほしい欲というのは健全な気がします。
人によってはナルシストと感じるのでしょうか。
ただまあ私は、ナルシストじゃないんですけど。

冒頭でも触れた「ある理由」からです。
あんまり引っ張っても、ハードルが上がるだけで申し上げさせていただきます。





私は、短髪なんです。






ね?
ナルシストじゃなかったでしょ?

皆様、このエッセイの一行目を見て自分の中のナルシスト像を想像していただけたでしょうか。
その方は長髪じゃなかったですか?
つまりそういうことです。
どこぞのDaigoさんも驚きのメンタリズムですねこれは。
ね、私はナルシストじゃないでしょ?
短髪だから。
ナルシストは長髪なんです。
ソースは皆様の心の中です。
もし皆様の知り合いで短髪のナルシストがおりましたら、それは例外中の例外中なのでぜひ大切になさってください。

では、私がナルシストではないと証明されましたので、この辺で。
反論はコメント欄で聞きます。聞くだけです。負けそうなので。





おまけ
どうでもいいですが、鼻をいじりまくる件について、さまぁ~ずの大竹さんがかなり近いことを言っていました。
確か内村さまぁ~ずのバナナマンゲスト回のときです(内村さまぁ~ずガチ勢)
良かった、有名人にもそんなことを思ってる人がいて(?)
「なんか常に鼻にある気がしてる」という感じに言っていた気がします。
それなんですよね、どんな人間でも鼻からなにかピロンしてたら格好が悪くなっちゃいますから。
男たるもの、常に格好いい状態でありたいものですから。


……私、短髪ですよ?(なんかナルシストっぽかったな自分でも感じてしまった故の保険)

サポートという機能があるのに初めて気づきました。みなさんもそうだと思うのでぜひ私のエッセイで試してよいですよ。お願いします。