#メルカリで見つけたもの

ご覧いただきありがとうございます。
今日はいつもお世話になっているメルカリさんについて書きました。



メルカリではいろいろなものが見つかる。


10年前に発売されたチャップリンのDVDボックス → あった!


50年前に発行された雑誌『詩とメルヘン』→ あった!!


数百年前に鋳造された永楽通宝 → あった!!??


売ってて嬉しいものから、売ってていいのか心配になるものまで、いつもドキドキとワクワクが見つかる。


私が買うのは古い資料ばかりだから、家族はあまりいい顔をしない。断捨離する一方で買っているからなおさらだ。「そんなの研究してなにになるの?暇だねぇ」なんて嫌みをいわれることもある。「なににならなくてもあなたも好きなことをやりなよ、楽しいから」といい返すけど、やはり少しは傷つく。


研究することに罪悪感に似た気持ちを感じていたとき、やなせたかしの資料を出品していた人から「なぜこれを買うのか?」と尋ねられた。


どうしてこんなことを聞くのだろう?とても思い入れのある資料だから生半可な気持ちの人間には売りたくないとか?答えによっては取引をキャンセルされちゃったりして?


取り繕っても仕方がない。ありのままを答えた。やなせたかしという人間が好きで、趣味で研究している。彼の言葉や作品に救われる人は多いだろうから、調べてまとめたい。


返事はすぐに届いた。「そういうことなら、探している資料を教えて。蔵書にあるかもしれない」という。驚いた。見ず知らずの私の研究を応援してくれる人がメルカリで見つかるとは。おかげさまで自信をもって研究を続けている。


いつの間にか、お譲りいただいた資料は段ボール三箱分になった。これからどんな資料に出会えるか楽しみな一方で悩みもある。いつか研究を終えるとき、この資料たちをどうするか。捨てるなんてあり得ない。メルカリで次の研究者に売る?でも手放すのは寂しい。そこで思い付いたのが、小さなカフェ兼資料館。


春はやなせたかし、夏は直木三十五、秋は鄭和さんと古銭、冬はチャップリン、また次の春は縄文土器という感じで、本物の資料館のように数ヵ月ごとにテーマを変えるカフェはどうだろう。私は資料を手放さなくていいし、興味がある人もない人も、資料を手に取ることができる。私はもういい年だけど、新しい将来の夢を見つけた。


せわしない毎日のせいか、今年のGWは楽しかった。まとまった休みは必要だ。数日仕事から離れないと自分自身を取り戻せない。「なんのために生まれてなにをして生きるのか」昨年の答えは「旅」だった。今年はあまり旅に出られそうにないから、「人生」にしよう。人生を楽しむために生まれて、人生を楽しむために生きる。そうだ人生を楽しまないと!次の連休は夏休みだ。実は夏休みのお楽しみはすでにメルカリで見つけている。古銭を買って、それを使って…えへへ♪今はまだ内緒。


メルカリでは本当にいろいろなものが見つかる。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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