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ロンドンに来て、周囲の視線が気にならなくなった

ロンドンは人種のるつぼ。
街を歩けば様々な肌色の人に遭遇します。
人種が違えば体感温度も異なるのでしょう。

7月の晴れた日、バスの車内で。
キャミソールにショートパンツ姿の白人女性の隣に、ダウンコートを着たアラブ系の男性が座っていたり、
スプリングコートを着ているアジア人女性がバスを降りると同時に、タンクトップに冬用ニット帽を被った黒人男性が乗ってきたりします。
極めつけにはサンタ帽を被って難しい顔で電話しているインド系の人までいます。
季節感もおしゃれも度外視、本当、なんでもありです。

始めのころは「異様な光景だな」と一歩引いて見ていましたが、
最近は「自由で良いな」と肯定的に見ている自分がいます。

誰も相手の容姿を気にしている様子はありません。
良い意味で、相手の身なりに無頓着なのです。

私自身、日本にいた時は常に周りの視線を気にして生きていました。
浮かないように無難な服装をして、
少しでも外出するなら最低限のメイクをしておかないと、
他人から「変な人だ」と見られるのではないかと気が抜けませんでした。

しかし、自由な身なりで共存しているロンドンの人々を見ているうちに、
周囲からの容姿に対する視線などどうでもよくなってきました。
TPOを考える必要がない場面では、すっぴんにスウェットで外出して良いし、昨日と今日の服装が同じでも全く問題ありません。
少し大袈裟かもしれませんが、肩の荷が降りた、そんな感覚があります。

気の向くままに、自由な容姿でいれば良いじゃない?
そんなことを自分に問いかけながら日常を過ごすようになりました。

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