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「観る雀」が流行語大賞でノミネートされる未来はあるのか考えてみました

12月は締め括りの月と相場は決まっていて、「〇〇大賞」や「今年の〇〇」が毎年12月にいろいろと発表されています。その1つが「流行語大賞」ですね。今回は、麻雀関連の言葉(たとえば「観る雀」)が流行語大賞でノミネートされることがあるのか、おじさんなりに考えてみたいと思います。

トップ画像のために「観る雀」を検索してみたら、上のような画像がヒットしました。よって、そのままトップ画像に使ってみたいと思います(笑)。




「観る将」が2023年の流行語大賞トップ10入りしましたね

今年も12月1日に「現代用語の基礎知識選2023ユーキャン新語・流行語大賞」が発表されました。

大賞はやっぱり「アレ(A.R.E.)」。トップ10入りしたのが「新しい学校のリーダーズ」「OSO18/アーバンベア」「蛙化現象」「生成AI」「地球沸騰化」「ペッパーミル・パフォーマンス」「観る将」「闇バイト」「4年ぶり/声出し応援」でした。

「アレ」が大賞になるだろうとは、難なく予想できました。経済効果もそれなりにあったそうですからね。「それなりに」としか言えないのは、私が関西から離れた場所に住んでいて、経済効果を享受できなかったからです。西寄りとはいえ、新潟県ではやっぱりそうなっちゃいますよね。

おじさんはエラそうにnoteを書く人なので(笑)、さすがにトップ10入りしたものの意味は一応全部わかっていました。

「新しい学校のリーダーズが麻雀で対戦するとどうなるか?」とか、「麻雀プロへの蛙化現象はどうすればいい?」とか書きませんでしたけど(笑)、常におじさんはアンテナを張っているつもりです。「闇バイト」でnoteを書くのは無理だけど。

そんな中で、おじさんが注目したのは「観る将」がトップ10入りしたことですね

おじさんの将棋と麻雀はどちらもヘボいですが(笑)、こうしていっちょまえにnoteを書いています。むしろ、ヘボかったおかげで、いわゆる「指示厨」にはなれませんでした。そのため、将棋も麻雀もトッププロをリスペクトできるようになり、「観る将」「観る雀」に専念できて良かったのかもしれません。どの競技でも、プレーヤーへのリスペクトは大事です。

それにしても、今年のトップ10入りは「藤井八冠」じゃなくて「観る将」なんですね。おそらく「藤井八冠」の誕生で「観る将」の存在がクローズアップされたはずですが、「観る将」って言葉はかなり前からありましたよね。2010年頃から既にあったという説も見られましたが、私の力では特定できませんでした。2023年のトップ10に「観る将」とは、なんだか不思議です。


「観る雀」がノミネート入りするにはやはり…

ところで、これはあくまでも麻雀のnoteです。「観る将」がトップ10したならば、果たして「観る雀」がノミネート入りする未来があるか、考えてみたくなりました。

やはり、Mリーグが大いに盛り上がりを見せることが1番の近道なのかもしれません。週4で1日2試合のパッケージングって、人に麻雀をおすすめする時に丁度いいですからね。それでも「Mリーグは長い」って言われちゃうんですけど。

それにしても、東京タワーでMリーグのコラボ企画とは凄いですね。

田舎のおじさんにとって、東京タワーっていうハイカラな場所で、麻雀リーグのイベントが行われるだなんて信じられないもの。2010年代でも信じられなかったことですよ。

新潟でもMリーグ関連のイベントがないわけではなく、

『Mリーグ全国一気通貫ツアーin新潟』がやってきました。おじさんも行きたかったのですが、新潟県って〇ソ長いんですよ。私の家からだと、富山市のほうが近いっていう(笑)。次の日も平日だったので、泣く泣く断念しました。仕方がないので、イベントの様子をSNSでリサーチしていたら、

やっぱり!えちゴン一気通貫ツアーに行ってたか!ちなみに、「えちゴン」とは、新潟県柏崎市をPRするキャラクターです。

えちゴンがゆーみんファンなのは知っていましたので、私からすれば予想の範疇でしたね。余談ですが、えちゴンはアルビサポだったりするのも新潟県では知れた事。そういう事情もあるので、私はえちゴンのツイッ、いやXをフォローしています。

全国一気通貫ツアーin新潟のnoteは見つけられませんでした。代わりに上のnote(in福岡)を貼っておきましたが、…いいなあ。ゲストが萩原聖人選手と醍醐大選手だったのは、非常に私好みでしたね。

かなり話が逸れましたが、現地で試合が行われるわけではないのに、9000円や6000円のチケットが売れるのって結構なことですよ。この盛り上がりをさらに拡大させていけば「観る雀」が流行語大賞にノミネートされることがある得るかもしれません


私が1つ懸念していることは…

ただし、私がMリーグに対して懸念していることが1つあるんです。それは、若手の選手が非常に少ないこと。女性プロは中田花奈選手などが加入しているんです。しかし、若手の男性プロがMリーグに入ってこないですね

2018年のMリーグでは、当時26歳の松本吉弘選手がドラフトで指名されたんですよね。それから5年が経過して、男性の最年少は松本吉弘選手のままです。さすがにそれはマズいでしょ?

確かに麻雀って、10代20代のプロが第一線で活躍するのが難しい競技です。プロとして活動できる期間が長かったり、リーグ戦で昇級するのは時間が掛かったりと、いろいろな理由はあります。そもそも各プロ団体は、18歳未満の麻雀プロを認めていません。それにしたって、風営法ってどうにかならないですかね。

それの何が問題なのかというと、ブームの牽引役っていつでも10代20代のはずなんですよね。やっぱり元気なのは、その世代ですから。今だとZ世代が消費の牽引役になるのでしょうか。Z世代にとって、Mリーグってどう映っているんですかね?

将棋だと、まさにZ世代の藤井八冠が将棋界を席巻して、「将棋イコール藤井聡太」のような構図を作り上げました。そうなると、将棋ファン以外にも将棋を訴求しやすくなります。しかし、Mリーガーは50代4名・40代15名・30代14名・20代2名・非公開1名(2023/12/03現在・参照:https://marudashi-jyanshi.com/mleague_age/)。Z世代に対しては、訴求しにくいかもしれません。

そこで、私は若手麻雀プロをMリーグに送り込むための案を2つ提示しておきます。1つは各チーム1名ずつ若手育成枠を必ず設けるルールを作ること、もう1つがMリーグの下部カテゴリー創設です。もちろん、どちらも難しいことであるのは承知ですけど、そのくらいやらないと若い人が入り込む余地がなくなるのではないでしょうか。あくまで案を示しただけですけど。


でも流行語大賞は今…

ここまでは、「観る雀」が「現代用語の基礎知識選2023ユーキャン新語・流行語大賞」でノミネートされる方法を考えてみました。でも、考えていくうちに、「これって意味があるのかな?」と疑問に感じ始めたんです。

というのも、「現代用語の基礎知識選2023ユーキャン新語・流行語大賞」の意義が問われているみたいですね。noteプロデューサーの徳力基彦さんが書いた記事があるので、そちらを引いてみましょう。もちろん、「長い物には巻かれろ」精神でピックアップしました(笑)。

そうなんですよ。

  • 2023年:アレ(A.R.E.)

  • 2022年:村神様

  • 2021年:リアル二刀流

大賞を受賞した言葉は3年連続で野球関連なんですよね。サッカーのnoteも書いている私からすると、

画像出典:https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=124522

「三笘の1ミリ」を忘れていませんか?これがノミネートすらされていないのって、どうなんですかね。2023WBCで「源田の1ミリ」という言葉が生まれたほど、他ジャンルにも波及した言葉なんですけど。

上の記事にもありますが、流行語大賞の選考委員であるやくみつる氏も、「三笘の1ミリ」を2023年の流行語大賞候補に挙げていました。「現代用語の基礎知識選2023ユーキャン新語・流行語大賞」は、毎年12月1日に発表するのが恒例となっています。しかし、「三笘の1ミリ」があった試合は、2022年12月1日だったんですね。つまり、「三笘の1ミリ」は2022年のノミネートには間に合わず2023年の候補だったんです

なのに、「三笘の1ミリ」はノミネートもなし。それじゃあ私だけでなく、全国のサッカーファン、いやスポーツファンが納得行かないわけですよ。「野球ばっかじゃん」ってなるわけです。

私はおじさんなので(笑)そこまで若者言葉に詳しくないですが、

「かわちい」「スイカゲーム」「なぁぜなぁぜ」とかが選ばれたほうが、Z世代の方々にはしっくり来るんでしょうね。やっぱり選考委員に若者を入れないと、世相を反映しているとは言えなさそうですね。


そもそも「観る将」って…

前段でも、「なぜ『藤井八冠』じゃなくて『観る将』になったのか?」と、私は申しました。やっぱり変ですよね?藤井先生の八冠達成は今年なので、「藤井八冠」は今年を象徴する言葉と断言できるはず。しかし、「観る将」は2022年以前にもあった既存の言葉なんです。

そもそも「観る将」ってそれほど世間に認知されていないみたいですね

上の記事の調査で、1位となったのが「観る将」でした。半分以上の30代40代女性が「観る将」を「知らない」と答えたそうです。そういう言葉が、今年の流行語大賞でトップ10入りしたんですね(笑)。

ちなみに、「藤井八冠」は30語中の27位タイ。「藤井八冠」を「知らない」と答えた人は、わずか9%でした。つまり、将棋や藤井聡太先生の存在はよく知られていても、「観る将」という言葉はそれほど浸透していないのではないでしょうか。やっぱり今年は、「藤井八冠」を選ぶべきだったのでは?

とはいえ、「観る将」がそういった話題に挙がっただけでも「観る雀」という立場でnoteを書いているおじさんには羨ましく映ります。「『観る将』という言葉もあるけど『観る雀』ってのもあるんだぜ」って、アピールしていきたいですよね。なんだか便乗しているみたいですが(笑)。


おしまいに

本当なら麻雀プロ団体の統一についてとか、「麻雀は運が大きく作用する競技」とか、いろいろと書くべきことがあるかもしれません。でも、これ以上長くなっちゃうのも良くないので、このnoteでは割愛させていただきます。そこまで掘り下げていったら、いつnoteを公開できるのかわかりゃしない(笑)。

「観る雀」でもそれ以外の言葉でも良いのですが、何か世間に麻雀をアピールできるものが生まれたらいいなあって思います。でも、あまり流行語大賞にこだわらなくても良さそうですね。結局は、選考委員のお眼鏡に適うかどうかだもんな〜。SNSとかで発信し続けて、いつかバズるのを期待すべきなんでしょうね。

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