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Mリーグ全国一気通貫ツアーのすすめ



Mリーグは今年で6年目を迎えます。6年という年月は、開幕した年にもしも生まれたお子さんがいたら、もう小学校にも入らんという… そういう人が成長する時間でもあります。
今シーズン我々チーム雷電・そしてMリーグがどのように成長しているのか、新しく1チームを加えたこの新体制を暖かく、そして熱く、見守っていただければと思います。

萩原聖人 Mリーグ2023-24 開幕セレモニーより

・introduction


今イベントは写真撮影が許可されており(動画不可)、写真は全て筆者が撮影したものです。

毎週平日19時から放映される、チーム対抗戦の麻雀プロリーグ・Mリーグ。2018年に開設された同リーグはシーズンが進むにつれ視聴者への浸透を深め、特に近年はVtuber・小学生を対象にした麻雀イベントの開催や新チーム・BeastJapanextの参戦も相まって、麻雀に対する熱は年々高まりを見せています。

そんな中行われた同リーグのパブリックビューイングイベント「Mリーグ全国一気通貫ツアー」が筆者のやや地元、福岡は博多で開催されていましたのでモノは試しに参加することにいたしました。

この記事が、参加を検討している方の後押しになれば幸いです。



・チケットは意地でも予約開始と同時に買え

基本箱推しの筆者は「試しにどんなイベントか体験したいとは思ってたし、萩原聖人来られるならいこっかなー」くらいのノリで参加いたしました。サッカーチームのゴール裏で飛んだり跳ねたりしていた過去を持つ筆者はスポーツの応援全般に関して興味があったため、異業種のパブリックビューイングを一度見てみたい思いもあったのです。
最近博多駅ビル内にMリーグ公式ストアが出来たとはいえ、逆に言えばそれくらいしかMリーグプロとの関わりが少ない福岡。そして火曜の19時開始・終了時間不明。翌日仕事のある務め人にとってはなかなか難しい開催時間だからどれだけ席が埋まるかなあ… と傍観者めいた目で見ていたのですが

まさか予約開始5分で記念撮影付きチケット完売とはね。

当日は会場であるキャナルシティ13内で最も大きいシアター(375席)が埋まり、地元からの参加者が大勢を占める一方で東北は山形からもABEMASファンの来場者が居るなど… 熱の入った来場者は応援チームも年齢も多種多様。遠く福岡にも想像にもしない程Mリーグの熱が伝わっていることに驚いた次第です。


・手ぶらで行っても大丈夫

筆者が現地に到着したのは午後6時ごろ。ちなみに記念撮影付きチケット購入者による萩原・醍醐選手、実況の松嶋さんとの撮影は5時ごろに行われていたようで、会場となるシアター前では公式ユニフォームに身を包んだ筋金入りの皆様が開場を待っているのでした。

目算では萩原選手の雷電、当日試合のサクラナイツユニ着用者が多く目立っていました。またドリブンズ・風林火山のタオルを身につけてる方、本日試合のないパイレーツグッズに身を包んだ集団など、応援チームは実に多種多様。

(一部ぼかし) 福岡ショップ限定のパーカーも取り扱っていました

なおこの日はMリーグショップも出張しており、今回出場しないチーム含めた全選手のタオルマフラーを中心に販売していました。また先日発売されたコナミ・伊達選手のサイン入り著書も取り扱っていたと思います。
なお筆者来場の1時間前には萩原選手のタオルマフラーがすでに売り切れていたため、いかに氏の人気が高いかがうかがえるというものです。

公式ショップのない他地方での一気通貫ツアーでも出張販売してくださると思いますので、手ぶら来場でも問題なく楽しめると思います。


バルーンはこの中から一つを自由に選択できます。この日試合のないKONAMIバルーンで応援する参加者も多く見られました

ですが、現地での応援は無料でもらえるバルーンだけで十分楽しめます。声を出して応援するような場ではないですし(感嘆の声は結構漏れますが)、映画館の座席の広さ的にも選手タオルを広げるスペースがありませんので…


・ポップコーン食べながらバルーンを握るのは大変

会場のキャナルシティ13、売店が複数フロアあることにビビった

一般的に映画館内は食品の持ち込みが禁止されていますので必然的に映画館の売店でポップコーン等を買うことになるのですが、そこは流石に映画館コラボ。限定クリアファイルが貰える飲食セットを用意していただいているのです。
ちなみにビール+つまみのセットもありアルコール片手に観戦したい人の需要も満たしているのですが、あまりにも早く買いすぎると試合開始が我慢できずビールを飲む人みたいになるので気を付けましょう(1敗)

クリアファイル裏面には一気通貫ツアーの日程が載っています

なおポップコーンセットにあえて苦言を挙げるとすれば、手を使うポップコーンとバルーンの応援は地味に相性が悪い
気になる方は割り箸を持っていくといいかもしれません。



今回会場となったシアターは6.5m*12mの劇場最大規模のスクリーン。
当方かなり後方での観戦でしたが不満なく見ることが出来ました

18時30分から入場開始。入場の際にブラインドのサイン入りポストカード、バルーンを受け取ります。再入場可能なため、まずは座席を確保してからポップコーンを購入する方が多く見られましたが流石に長蛇の列。早めに購入するに越した事はないかもしれません。


・例のアンセム

醍醐選手のタオルを掲げようと思ったけど映画館の座席幅ではどだい無理でした

午後7時になると、Mリーグアンセムと共に本日の実況解説3名が登壇。
シアターはバルーンを叩く音で埋め尽くされます。


直前まで撮影可能と知らなかったので全部スマホで撮影しています

三者の自己紹介・イベントの説明を挟んで、配信の試合開始までは緩いトークを。


第一試合開始。試合が始まるとシアターは暗くなります

試合は通常の放送で使われている実況・解説音声のない状態で行われ、普段は環境音でしかない自動卓の稼働する様子と牌を切る音がことさら強調されます。、その中をゲストの醍醐選手・萩原選手、実況の松嶋さんによる居酒屋トークのような形で対局を見守る形となります。

松嶋「本日のAbemaでの実況は日吉さん、解説は土田さんですが」
萩原「最悪コンビだな」

※以下引用部は全て筆者のメモ書きから、補完・修飾あり

松嶋「本日ユナイテッドシネマさん、クリアファイル付きのポップコーンセットを用意されたとのことで、皆さんも購入いただいてますねありがとうございます!お二方の手元にあるのは何味ですか?」
醍醐「自分はキャラメル味を」松嶋「醍醐さん甘いの好きなんですよね」
萩原「(二人がSサイズを頼んでいる中で)自分だけLサイズのハーフ&ハーフなんですけど、自分が食いしん坊なわけじゃなくて両脇の二人が弁当食べてたからです」

…と、いったように今回に関しては萩原選手の高すぎる居酒屋トーク力が会場を支配していました。

松嶋さんは後で萩原選手のポップコーンを摘まんでました


一方でまじめな麻雀トークが無いわけでもなく、こういった所でしか聞くことのできないMリーグ運営の裏話などもしっかり聞くことが出来ます。

(試合開始直前の全選手入場)
松嶋「西家は入場位置から一番遠い所に席があるので、前口上を長めに考えるんですよ。でも(第一試合・西家の)勝又選手はスタスタ歩くので(この辺で着席)短くて済みましたー」

(第二試合、鳴き仕掛けをした牌が盤面で引っかかるのを見て)
醍醐「盤が湿気ているんでしょうね」
(ここからスタジオの空調温度の話題になる)
醍醐「例えば(セガサミー)魚谷さんは寒がりです」
萩原「昨日のスタジオは暑かったね、(Beastの)大介が居たから」

何より各々がプロであることを改めて感じられたのが第一試合南三局。
一人ラスで苦しむドリブンズ・浅見選手が萬子混一色気配の仕掛けを見せ、南・九萬テンパイ。その中でトップ目で親を流したい南家の渋川選手が三萬を通します。
会場全体から漏れる困惑の声に対し、解説三人は「イーシャンテンと見て浅見を一回鳴かせて様子を見た」と回答。
この際、通常の放送でも解説の土田さんが同様の意を語っており、対局後のインタビューでも渋川選手が「三萬は急所なので鳴かせたかった、(手元にあったアタリ牌の)九萬は急所ではないだろうと」…とのこと。
会場を隔てていてもこういった所の意見が同じなのってなんかいいですね!

第一試合はABEMAS白鳥選手・風林火山勝又選手の争いを尻目に
サクラナイツ渋川選手の七対子が決め手となった締まった試合。
松嶋「今回みたいな早い試合だとメモが取れないんですよ」
第二試合序盤でしょんぼりする園田賢。
苦しい展開からのオーラス大まくりは会場全体が大盛り上がりでした
醍醐「園田さんって昔裏ドラは両手でめくってたんですけど、数年前から片手でめくるように練習して今のめくり方になったんですよ」


ちなみに第二試合:園田選手の勝利インタビューが始まる前のタイミングで映像は打ち切られました。
…インタビューが長いと未成年が映画館に滞在できる時間を超えてしまうかもしれないので仕方ないですね!


・熱狂を広げるために

第一試合開始の冒頭、萩原選手がこのような発言をしました。

(ABEMAS・白鳥選手の紹介映る)会場にもABEMASファンのバルーン沢山見えますけど、"渋谷"ってついてるチーム、福岡の皆さん応援したくなります?(会場笑う)
ソフトバンクはクライマックスシリーズ負けちゃいましたけど、Mリーグにも博多なんちゃら…みたいな地元のチーム欲しいですよね。作れなくはないと思うので頑張りましょう!

※筆者のメモ書きから、補完・修飾あり

Mリーグスタジオが東京にあることもあり、Mリーグが醸成する文化圏はどうしても関東に集中してしまいます。選手は所属団体のリーグ対局などもこなす為、地方に拠点を置いて活動するというのは現実的でないでしょう。

それでも新チーム・BeastJapanextは親会社の地元である長崎の新ランドマークがスポンサーについており、一気通貫ツアーで今年初めて行われる長崎での開催にBeastの試合が組まれていることなどを考えると、地方でのMリーグ振興に対して何か新しいことを試したいと考えていてもおかしくはないでしょう。
また、冒頭解説では今回のイベントでの写真撮影を奨励すると同時に、#Mリーグ一気通貫ツアー を含めてのポストをしてほしい旨を積極的に発信しています。

一般的なスポーツではホームの概念があり、球場・スタジアムに行けば共通のチームを応援するファン等を目にすることが出来ます。
一方で自宅以外での視聴環境が限られるMリーグは、地方での愛好者によるコミュニティへの加入が雀荘などに依存されるため、特にMリーグから麻雀を知った視聴者にとっては高い壁なのではないかと考えています。

一方でこういったパブリックビューイングという広くファンの集まる機会をにファン・サポーターが積極的に参加を続け意見を投げかけ続けていくことで、地方でのMリーグ文化の醸成に何らかの新しい流れが生まれていくかもしれません。

中々縁のない九州に(俳優業の仕事も併せて)2週間の間に2度も来ることが出来て、何よりいろんな地方に熱が伝わっているのを肌で感じることが出来ました。
今日はいっぱい罵詈雑言・失言しましたけどね、九州からもMリーグの応援、引き続きよろしくお願いいたします

萩原聖人

地方名を冠した新チーム、見てみたいなあ…

ありがとうございました


高尚な事を語りましたが、普段死力を尽くして戦っている選手が目の前に居るという体験は唯一無二のものです。
チケットの予約以外は気軽な気持ちで遊びに来ればいいと思います。


’(余談中の余談)

ホテル帰ったら肩こりで寝れなかった 有休取ってよかった

翌日、パイレーツのスポンサーでもあるゲームセンターで
格闘倶楽部の控室ポスターでもよく見る麻雀ゲームしてたら


乗り方がキモい

槓全メシ3回分の槓ドラ乗った。


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