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『The 15:17 to Paris 15時17分、パリ行き』

クリント・イーストウッド監督作品。

前知識なしで観たため、想像していたものとは違った。
なんですか、この未消化のつまらない後味は・・・と思った。実際に、最低作品賞にノミネートされてもいる。


ところが、この実話(2015年、タリス銃乱射事件)に基づいたストーリーは、多くの出演者が本人で、俳優ではなく素人が演じていたのだ。その視点で観ると、なかなかやるな!という感想になる。ヨーロッパ旅行中に、アムステルダム発パリ行きの列車内で起こった乱射事件から乗客を救った3人のアメリカ人の若者だけでなく、銃で打たれたマークやその妻、犯人を捕らえるのを手伝ったイギリス人の乗客クリスも本人たちが演じている。

エンタメとしてはまとまりに欠けていたけれど、ちょっとレアな作品として視点を変えて観ると、よくあるハリウッドものとは全然違って良いのかも知れない。

こちらは↓ 監督と3人の主役を演じた本人、スペンサー、アンソニー、アレクがジミー・キメルのトークショーに出演した動画。

クリント・イーストウッド監督の元には、多くの人から映画化を望むストーリーが送られてくるらしいけれど、この3人の実話を監督が選んだのも、きっとなにかの縁なのだろう。



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