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『Outlaw King』 アウトロー・キング〜スコットランドの英雄〜

こういう作品を観ると、UKの歴史についてもっと学ぼうという興味が湧いてくる。

1304年、イングランドに対して降伏を強いられ、国内でも分裂するスコットランド。国を取り戻そうと戦う英雄、Robert the Bruceについて描かれている。知性と勇気を兼ね備えたアウトローな王である。


Chris PineがスコットランドアクセントをマスターしてBruce役に扮している。彼の出演作といえばスター・トレックが真っ先に浮かぶのだけれど、実はきちんと観たことがない。なんだか歳をとらないね・・・この方。

過酷な過去を持ち、Bruceをサポートすることを誓った、騎士であり君主のJames Douglasの役はAaron Taylor-Johnson。この作品では暴れん坊という感じで描かれている。いい役どころだ。そう言えば、彼は次のJames Bond役の有力候補だったけれど、まだ決まっていないようだ。

Bruceは、イングランド王子のEdwardの名付け娘であるElizabeth de Burghと結婚することになる。Elizabethは今絶好調の女優Florence Pughが演じている。最初は政略結婚であったにせよ、二人の仲に真の愛が芽生えていくところも良かった。

最初は同族にも好まれていなかったBruceが、最終的には支持者を増やしていく。全く敵対不可能と思われるイングランドの多勢に、見事な戦術を使って立ち向かい勝利するところも見ものであった。イングランド王Edwardのメンタルが弱かったのもあるかも知れない。


Chris Pine スコットランドアクセントについて↓↓

・・・と作品の背景となった歴史ついて&裸体シーンについて↓

Chris Pineの話によると、Robert the Bruceは約20年間スコットランド独立のためにイングランドと闘い続けたそう。親友でもあったJames Douglasに、死後は心臓を取り出すよう頼み、聖地に運んで欲しいと願った。実際にDouglasはその通りに鉄の棺にBruceの心臓を入れてスペインまで運び、そこで自身も殺害されてしまう・・・

歴史についての詳細は、書物を購入して読んでみたいと思った。

イングランドが過去支配してきた世界中の色々な土地には、複雑な感情が今でも渦巻いている。

 〜PEACE〜


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