ヤスグラシュー

プロ・アマ問わず野球観戦が趣味。その他さまざまなスポーツに興味あり。

ヤスグラシュー

プロ・アマ問わず野球観戦が趣味。その他さまざまなスポーツに興味あり。

最近の記事

選手名鑑経歴調査

いよいよ3月です。実は筆者、選手名鑑ではスタッツよりも経歴に注目するタイプで、ちょっと思い立って選手のアマチュア・独立リーグ経歴リストなるものを作りました(公開はしません)。それを眺めていたら、マニアックながら興味深いポイントがいくつかあったので、記事にしてみた次第です。(文中敬称略) ①謎の偏り…愛知私学4強 愛知県の高校野球の私学4強といえば、愛工大名電・享栄・中京大中京・東邦(五十音順)ですが、これらの高校出身者がNPBでどの球団に進んでいるか(直接・間接問わず)を

    • NPBファーム新加盟2球団日程雑感

      1月29日と30日、2024年シーズンのNPBファームの公式戦日程が発表されました。やはり気になるのは新加盟となるくふうハヤテベンチャーズ静岡(くふうハヤテ)とオイシックス新潟アルビレックスBC(オイシックス)の2球団。自己満足で日程表を作成したので、これを眺めながら見所などを整理してみましょう。 くふうハヤテベンチャーズ静岡(ウエスタン・リーグに加盟) 主催試合を行う球場の内訳は ちゅ~るスタジアム清水(清水庵原球場)、以下 ちゅ~るスタ:58試合 草薙運動公園硬式野球

      • 2024.1.1 能登半島地震時の行動録

        今年の元日に能登半島で大地震が発生し、甚大な被害が生じている状況です。被害に遭われた方には心よりお見舞いを申し上げます。僕自身も富山県民であり、多少なりとも影響を受けた立場なので、当日どのように行動したかや、そこで何を見たかを記録しておこうと思います。あくまで一個人がその日どう動いたかの記録ですので、そのあたりはよろしくお願いします。 1/1 15:00ごろ 黒部市内の神社で初詣。その後、家族とともに車で移動し、スーパーで買い物。 16:10ごろ 店内で強い揺れを感じる(

        • 富山県高野連招待試合

          6月10日及び11日の二日間にわたり、富山市民球場(アルペンスタジアム)で大阪桐蔭を迎えての強化招待試合が行われました。富山第一、高岡第一、高岡商、富山商の4校がそれぞれ大阪桐蔭と一試合ずつを戦いました。 まず初めに断っておくと(断るまでもないでしょうが)、前田悠伍投手や南恒誠投手、徳丸快晴選手といった一部の主力選手が帯同していません(前田投手は初めからメンバー外、南投手を含む6人が入れ替え)。それでも全国区の高校と富山の高校では力の差は歴然でした。 試合結果 6/10

        選手名鑑経歴調査

          BC新潟対西武三軍 観戦記

          初のライオンズのファーム観戦 去る5月27日、新潟県長岡市の悠久山野球場へBCリーグの試合を観に行ってきました。対戦カードは新潟アルビレックスBC対埼玉西武ライオンズ三軍。この試合はBCリーグの公式戦として行われました。 筆者はそれなりに長いファン歴を持つライオンズファンですが、実はファームの試合を観るのはこれが初めて。富山からライオンズの試合を観に行くとなると、どうしても一軍の試合が優先になってしまいます(旅費がかかりますしね)。一度、ファームの試合を観に行きたいと思っ

          BC新潟対西武三軍 観戦記

          日本海リーグ公式戦初観戦

          5月20日、日本海リーグの公式戦を初めて観に行ってきました。とは言っても、シーズン前の練習試合は観ていますし、前身のリーグ時代にも何度か足を運んでいましたから、あくまで日本海リーグ公式戦として初ということではありますが。カードはもちろん、富山GRNサンダーバーズ対石川ミリオンスターズです(2球団だけのリーグですからね)。 会場は県営富山野球場。学生街にある古い野球場です。今年はホームゲーム20試合のうち、最多の8試合が組まれています。富山球団の拠点は高岡市なのですが、ボール

          日本海リーグ公式戦初観戦

          富山の快速高校生投手一覧

          今年の富山は例年に比べ、140km/h台を投げる投手が多いように思います。先日も不二越工の下司凱世投手を紹介しましたが、5月6日の試合(春季富山県大会準決勝・富山商戦)でも高岡第一の土肥洋介投手が145km/hを計時。前の準々決勝でも145km/hを計時したそうです。 5月6日の試合では2回を投げ、1安打1四球1失点という内容でした。肝心の球速については遅くても130km/h後半、常時140km/h前後が出ており、夏にはさらなる球速アップが期待できそうです。 氷見の青野拓

          富山の快速高校生投手一覧

          145km/h右腕・下司凱世(不二越工3年)を観に行ってきた

          富山に好投手が現れました。いや、実際には昨年から「どうも不二越工の下司凱世(しもつか・かいせい)がいいらしい」ということは把握しましたし、報知高校野球5月号でも紹介されている投手ではあったのですが、4月29日の試合で145km/hをマークしたというので、慌てて翌30日の試合(春季富山県大会3回戦・対新湊@ボールパーク高岡)を観に行ってきました。 記事中の「遅めに表示されるという球場のスピードガン」というのは疑問符が付きますが(個人的な印象では平均的もしくはやや速め)、指に掛

          145km/h右腕・下司凱世(不二越工3年)を観に行ってきた

          西武が富山に来る!(ファームだけど)

          日本海リーグ2球団(富山・石川)と埼玉西武ライオンズ(ファーム)の交流戦が開催されることが発表されました。西武ファンである僕にとっては何とも楽しみな対戦です。 9月19日に富山GRNサンダーバーズ(ボールパーク高岡)、翌20日に石川ミリオンスターズ(金沢市民)と試合を行いますが、すでに発表されている5月の北海道日本ハムファイターズ(ファーム)との交流戦に続き、NPBファームとの交流戦は2球団目となります。 しかしファームとはいえ、西武が富山に来るのは珍しいですね。下手した

          西武が富山に来る!(ファームだけど)

          蜃気楼旋風はフロックだったのか?

          1958(昭和33)年、エースの村椿輝雄投手擁する富山県立魚津高校(以下、魚津)が夏の甲子園で"蜃気楼旋風"を巻き起こし、初出場ながら快進撃を見せベスト8に入ったうえ、板東英二投手率いる徳島商と史上初の延長18回引き分け再試合を演じたことはオールドファンには有名だと思います。この記事では果たしてこの蜃気楼旋風は本当に単なる"旋風"(つまりフロック)だったのか?について考察してみたいと思います。 蜃気楼旋風とは 春 この年の魚津の戦いぶりを、まずは春季大会から見ていきまし

          蜃気楼旋風はフロックだったのか?

          2023.4.9 石川対富山(練習試合)観戦記

          今年、新たに発足した日本海リーグが4月29日に開幕します。それに向けた練習試合が金沢で行われるとのことで、観に行ってきました。対戦相手である石川と富山の両球団はそれまでにも何試合かアマチュアチームとの練習試合を行っていますが、今シーズンの直接対決は初です。試合は9回裏を行わないという特別ルールの下で行われ、富山が石川を10-9で降しました。 2023年4月9日(日) 金沢市民野球場 13:00 PB 富山 044 000 002 =10 石川 000 103 05x = 9

          2023.4.9 石川対富山(練習試合)観戦記

          1950年の県営富山野球場~プロ野球編~

          高校野球編の続編です。 開業初年度の県営富山野球場ではプロ野球の試合も行われました。8月14日には南海ホークス(のちの福岡ソフトバンクホークス)対大映スターズ(千葉ロッテマリーンズの前身の一つ)の試合が北陸シリーズの3戦目として開催されましたが、この試合ではパ・リーグ発足後初の「事件」が起きています。それは南海の勝利が迫った9回裏に起きました。 ちなみに、この時南海のセンターを守っていたのは黒田博樹さん(元・広島、ドジャース、ヤンキース)の父である黒田一博選手だったのです

          1950年の県営富山野球場~プロ野球編~

          1950年の県営富山野球場~高校野球編~

          1950(昭和25)年6月、富山市五福の練兵場跡に県営富山野球場が開場しました。現在も高校野球などで使用されている球場ですが、最初の年は色々あったようで、富山県の高校野球やプロ野球にとっては黒歴史(特に高校野球)となる「事件」がありました。今ならまず起こりえないことですが、当時のファンは血の気が多かったようで…。 この年、富山・石川・福井の高校が甲子園に出場するためには、各県大会を勝ち抜いたのち、8校が出場する北陸大会を制することが必要でした(全都道府県から出場するようにな

          1950年の県営富山野球場~高校野球編~

          高校野球昔話~1971年の番狂わせ〜

          父の母校は富山工業高専(現富山高専本郷キャンパス、以下富山高専)です。そもそも高専がどういう学校かというと、文部科学省のHPによれば、 全国の高専の野球部員は3年生までは高校球児としてプレーし、4年生や5年生は大学リーグでプレーするケースと、高専の大会に参加してプレーするケースがあります。そのような学校ですから、当然野球が盛んというわけでもなく、県の上位まで勝ち進んだことはないはずです。 ※高専出身のプロ野球選手は元巨人の鬼屋敷正人(近大高専)と現阪神の石井大智(秋田高専

          高校野球昔話~1971年の番狂わせ〜

          NPBファーム拡大と参入球団の可能性

          先日、約1年ぶりにnoteで記事を書いたものの、次に書くのはせいぜい1か月後だろうと思っていましたが、これについては書かなきゃいけないだろう(というより自分が書きたくなる)話題が飛び込んできました。 こういうのを「予想の斜め上を行く展開」とでも言うのでしょうか。今年より富山・石川の2球団でスタートする日本海リーグが2024年からNPBに参入する意向を示したのです。 正直、2チームでリーグ戦をやって成り立つのか?という疑問はありました(ベイサイドリーグと交流戦を予定している

          NPBファーム拡大と参入球団の可能性

          日本海リーグのIPBL加盟について

          はじめに この記事は、独立リーグの試合を過去3度(3/5追記:初観戦は2010年4月、2度目は昨年)しか生観戦していない(ただし独立リーグの動向やプレーしている選手にはそれなりに関心がある)富山県在住の野球ファンが、2月24日に一般社団法人日本独立リーグ野球機構(IPBL)よりあったプレスリリースを受け、自分の頭の整理のために書いたものです。出来るだけ正確に書くよう努めますが、誤りがあったら是非指摘してください。より理解が深まりますので。 プレスリリースの内容 リリース

          日本海リーグのIPBL加盟について