筑波時代の風間八宏監督②
こんにちは。
前回は、1年間の成績をもとに筑波大学がどんなサッカーをしていたのかを書いたのですが、
今回は、どんな練習をしていたのか。また、指導を受けて、印象に残っている言葉を書いていきたいと思います。
では、練習について。
とりあえずシンプル!
週に1、2回あった朝練では、フィジカルはしたけど、
素走りはほとんどなかった・・・気がする。
コーンを等間隔に置いたドリブル練習では、
ゆっくり丁寧にしてても実際に使わないということで、
倒しても良いからできるだけ早くと教わった。
普段の夕方の練習は、最初にアップのボール回しを行い、
次はシュート練習。
内容は、シュートする選手はコーンに向かって走り、コーンのところで1歩横に外す。
外したタイミングで、足元にピタッとパスを通す。
スペースではなく、足元に。
これは、相手のマークを外したタイミングでパスをもらう、
パスを出す練習。
そして、ゴールにパスをするようにシュートを打つ。
力はいらない。
これを1年間続けた。
練習後の自主トレでも続けた。
この成果が試合にも繋がった。
大袈裟に言うと、自分がほしいタイミングで、
ボールも味方も見ずに、動いたら足元にピタッとパスがきていた。
あとは、決めるだけだった。
そして、いろんな大きさのゲームをした。
半分のコートではダイレクトのみ。他にも制限を付けたり。
フルコートで90分のゲームをした記憶もある。
シュートとゲームだけ。この繰り返しだった気がする。
戦術練習もしていない。
あと、守備の練習は一度もした記憶はない。
なので失点は多かった。
けど、それ以上に得点が取れた!
練習は、毎日が本当に楽しくて自分たちが上手になっていくのが分かった。
私は、
風間さんに出会えて良かった!
もっともっと上手くなりたいと思った。
ここで、
風間さんから指導を受けて、印象に残っている言葉を紹介します。
・自分たちがボールを保持していれば点を奪われることはない。
・目の前の相手に負けなかったら試合に負けることはない。
・とにかくボールを奪われない。
・ボールを受けるスペースは1歩でじゅうぶん。
・相手の力を利用して反転すれば抜ける。
・自分に期待しろ
・相手は関係ない。自分たちのサッカーをする。
・プロでも日本代表でもビビる必要なんてない。
・俺たちの方がうまい。
実際に言われた言葉とは少し違うかもしれないですけど。
大学を卒業して、テレビで風間さんの解説やインタビューなどを見ると、
そのまんまのことを私たちも言われたなぁ。
といつも思う。
どこにいってもどの立場になっても
言うことは変わらない。
そして、
この人はどこにいっても自分を持っていて、
ブレない。
これが本当に大事なんだと思う。
試合に勝てなくても、ブレない。
周りに何を言われようがやり方を変えない。
同じことを言い続ける。
同じことを繰り返す。
1年間で全員、サッカーが上手になった。
そしてチームが強くなった。
今回はこのへんで。
次回は、1年間を通してのリーグ戦の戦い方の変化、
前期と後期でなぜこんなに成績が変わったのかを
知ってもらえたらと思います。
それでは。
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