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カメラの世界はどこまでも沼である / Nikon New FM2のファーストロール

11月21日、NikonのNew FM2というフィルムカメラを買った。

しばらく前から気になっていたけれど、フィルムカメラであればOLYMPUSのハーフカメラも持っているし、写ルンですもあるし、デジタルのミラーレス一眼だって持っている。カメラを増やしてどうするのか。そんな問いが何度も頭をよぎる。

が、しかし。

これはもう理屈ではどうにも説明できない。一眼レフのフィルムカメラで撮りたいと、思ってしまったのだ。しばらくその気持ちを寝かせてみたものの、いっこうにおさまる気配がなく、先日ふと思いたって秋葉原のカメラ屋さんに立ち寄ってみたら一番気になっていたNikonのNew FM2がいたもんだから、もうこれは今がタイミングなんだと悟って購入に至った。抗えない、運命だったのだ、きっと。

そして今日、11月23日。

外は気持ちよく晴れて、絶好の写真日和。さっそくFM2と一緒に散歩してきた。散歩をしたついでに写真、ではなく、写真が撮りたいがための、散歩。紅葉が見られそうな東京駅から日比谷にかけてを歩いてみた。

これまでデジタルのオートに頼りきっていたので、ピントを合わせるにも、露出を調節するにも、時間がかかる。どう撮れているかわからないけど無闇やたらとフィルムを消費するわけにもいかない。けれど、がしゃんというシャッター音や、フィルムを巻き上げる感触や、ピントがあってファインダー内の視界がクリアになる感じ、全部がとても楽しくて愛おしくて、あっと言う間に24枚撮り切ってしまった。一昨日、この子を買おうと決断したわたし、えらい。えらすぎる。

さっそく現像に出して、上がってきた写真がこちら。せっかくだからファーストロールの記録。

距離感とかピントとか、手探り感がものすごい。これはもう場数を踏まねばだと思うので、少しずつ、仲良くなっていけたらいいな。

それにしてもカメラの世界はどこまで広くて深い沼なのか。3年前にFUJIFILM X-T2と出会って知ったカメラ沼。引き続きずぶずぶとはまっていく気配しかないけれど、はまれる沼に出会えたことはきっととても、幸福なこと。


#写真の記録  #Nikon #フィルム 

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