銚子電鉄で週末ぶらり旅!倒産の危機を何度も乗り越えてきたローカル線の魅力を写真でお届け♪
いつか行こう、の「いつか」は一生やって来ないかもしれない
土曜日のお昼過ぎ、コーヒーを飲みながら翌日の予定を考えていた時にふと頭をよぎったのは、そんな危機感だった。
銚子電鉄
もう何年も前に会社の研修で銚子電鉄を扱ったドキュメンタリーを見たことがあった。倒産の危機を様々なアイデアで何度も乗り越えてきた、千葉県にあるローカル線。そして先日、その銚子電鉄がコロナの影響により再び危機を迎えている、という特集を何かのテレビ番組でやっていた。
日本各地でローカル線がどんどん廃業しているこのご時世。今後も銚子電鉄にはずっと続いて欲しいけれど、それでも今が行くタイミングな気がした。
そんなわけで、翌朝、東京駅から朝一番の特急に乗って、銚子電鉄に乗ってきました!とても味のある駅と、愛情がたっぷりつまった列車。今日は銚子電鉄の素敵ポイントを3つ、写真を交えてご紹介します。
素敵ポイント1:
銚子電鉄は駅がフォトジェニック
銚子電鉄は全長6.4kmの区間に、10個の駅があります。その1つ1つが、外観も内装も独特で、つい全部まわりたくなってしまう可愛さ!隣の駅まで10分もあれば歩けちゃうので、電車と徒歩を織り交ぜながらいくつか巡ってみました。
銚子電鉄の気迫を感じる銚子駅
銚子電鉄の本社がある仲ノ町駅
淡いブルーの観音駅
関東最東端 海鹿島駅
犬吠埼灯台まで歩いてすぐ
銚子電鉄のお土産もたくさんある犬吠駅
海はすぐそこ 終点の外川駅
素敵ポイント2:
銚子電鉄は車内もフォトジェニック
銚子電鉄はとにかくレトロ。今日乗ったのは、京王帝都電鉄から愛媛の伊予鉄道を経て銚子電鉄にやってきた車両。あちこち走ってきたのだねえ、と、それだけで愛おしくなってしまう。車内はどこか懐かしさを感じる雰囲気。
そしてたくさんのチーバくん。どうやら、房総の休日号という、休日に走っている車両のよう。
素敵ポイント3:
地域の方々との交流があったかい
銚子電鉄は沿線住民や全国のファンによって支えられている、とテレビなどでも取り上げられることが多いのだけれど、まさにそれを目の当たりにした出来事がありました。
途中の駅で、車掌さんがホームに降り、駅員さんから大きなマスクを受け取っていたんです。車内に戻ると車掌さんはそのマスクを、シートに座っていたチーバくんにつけ始めました。
「これ、この駅の近くに住んでいる方が、チーバくん用にって作って駅に届けてくれたみたいなんです」
聞けば、沿線のお花やイルミネーションも、近隣の皆さんの手づくり。愛されている鉄道だということが、ひしひしと伝わってきました。
車で移動する人が増え、電車の乗客が減り、時代の流れの中で淘汰されていくものももちろんありますが、それでもやっぱり、どうにか続いて行って欲しい。銚子電鉄に乗って改めて、その想いが強くなりました。
おまけ
ちなみに、銚子電鉄は地元の皆さんの足であるとともに、もちろん観光スポットもあります。特に有名なのは、「犬吠埼灯台」。明治7年に建てられて以来約140年、このあたりの海を照らしてきた灯台で、日本でなんと16か所しかない登れる灯台の1つです。
灯台のすぐ隣には「犬吠テラステラス」があり、千葉の野菜や魚介、お土産ものがたくさん♪カフェやくつろぎスペースもあります。さらに!「絶景の宿 犬吠埼ホテル」は日帰り温泉があり、太平洋を眺めながらつかる露天風呂は格別。犬吠駅のすぐ前には、おいしいお寿司とお魚料理のお店もあります。このあたりはぜひこちらの記事で♪
それではまた、次の旅でお会いしましょう★
◆銚子電鉄◆
https://www.choshi-dentetsu.jp
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