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人生初ハッカソンから得たもの

プロトタイピングに挑戦中の三十路SE、KendoLabです。
少し前のことになるのですが、初めてハッカソンというものに参加してきたので、その時のことを記事として残しておきたいと思います。

IoTハッカソン

今回参加したハッカソンは↓になります。

「IoT縛り」のハッカソンということで、自分も最近手に入れたばかりのobnizeで参加しました。
当日発表されたテーマは「テレワーク時代のおうちハック」というもので、テレワークに関連した困りごとをIoTを使って解消しようというものでした。
それに対して、自分は「テレワーク中にお菓子を食べすぎて太ってしまう」という問題を解決するプロトタイプを製作しました。詳しくは以下の記事に記載していますので、お読みいただけると幸いです。

「いかに面白いと思ってもらえるか」

そして、この「おやつ警報」ですが、なんとスイッチサイエンス賞という賞をいただきました!!

副賞としていただいたM5STACK Tシャツ

今回作ったプロダクトは、距離センサーでお菓子の残り個数を把握し、一定の個数を下回ったらSlackにメッセージを送るだけというシンプルなもので、技術的には決して優れている訳ではなく、むしろ他の参加者の方々のプロトタイプと比べても低いレベルにあることは間違いないと思います。にも関わらずこういった賞をいただけたのは、アイデアの部分を面白がっていただけたからではないかと考えました。

「お菓子を食べている状況を勝手にSlackに投稿し、他の人から見える化することで食べすぎを抑止する」というコンセプトについて、審査員の方からも「ある課題に対して他人を巻き込むことで思ってもみなかった変化が現れる、そこが面白い」というお言葉を頂戴しています。

このように、技術力がそこまで優れていなくても、アイデア次第で人の注目を集めることができるという実感を得られたことは大きな収穫になりました。
また、自分のプロダクトだけではなく他の参加者のプロダクトでも、技術的に優れているものは目を引くものの、それと同じくらいかそれ以上にアイデアが面白いと思えるものに対して自分の中でも好感を持っていることを自覚したので、そういった意味でも人から「これ好き!」と思ってもらえるようなものを生み出せるアイデア力を磨いていきたいと思います。

「プロトタイプをどう着地させるか」

もちろん、良かったことばかりではなく反省点もありました。それは、とにかく完成させたいという気持ちが強かったために、最初から今の自分にとって技術的に難易度が高いものに挑戦するのではなく、「このくらいならできるだろう」という着地点を見定めて作り始めた結果、逆に時間が余り気味になってしまったということになります。

プロダクトはきちんと完成しているので悪いことばかりではないと思うものの、今回ハッカソンに参加したこともそうですし、プロトタイピングという取り組み自体も自分の成長のためにやっているという側面が多分にあるので、その部分を加味するともっと難しいことにチャレンジした方が良かったのではないかと。

今後取り組んでいくプロトタイピングも限られたリソース(時間、モノ、技術力等)の中でやっていくことになりますし、更に言えばDXに関わる仕事は明確な答えがない中で最良の結果を残していく必要があると思うので、より良い着地点を見定められるような力をもっとつけていきたいと思いました。

あとがき

ハッカソンの感想としては、限られた時間でプロダクトを製作するだけでなく見せ方まで工夫し、いかに他の人に興味を持ってもらうかというところが大変ではありつつも非常に楽しかったです。

今回製作したものはもしかしたら今後のプロトタイピングに直接活かせるようなものではないかもしれませんが、ハッカソンで経験したアイデアの出し方や、一人で完結するのではなく他の人も巻き込むようなプロダクトの方向性等は活かせる部分があるかもしれないので、今回の経験を糧にこれからもプロトタイピング頑張っていきたいと思います。

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