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「パワープレイ」より~受身表現をゼロにする
たとえば、「このボタンを押せば、内容が削除されます」「このサンプルは70パーセントの若者に好まれました」という表現が受身である。これらを肯定表現に置き換えれば、それぞれ「内容を削除したければ、このボタンを押してください」「若者の70パーセントがこのサンプルと好みました」となる。
会話においてパワーを得たいのであれば、受身表現をゼロにし、必ず肯定表現をしなければならない。なぜなら、言語心理学が明らかにした法則によれば、受身表現を多用すると説得力が落ちるからである。肯定表現と受身表現には、ほんのわずかな違いしかないが、聞き手の心理に大きな影響を与えることがすでにわかっているのである。
受身表現は、積極性に欠けるイメージを聞き手に与えてしまう。そもそも「受身」という言葉自体にネガティブな意味合いがあり、「あいつは受身な性格だな」といわれたら、決して褒め言葉ではないことを覚悟しなければならない。受身表現で会話をしていると、どことなく回りくどいイメージ、自信のないイメージ、弱そうなイメージを聞き手に与える危険性があるのである。
言葉のクセは、なかなか直すことができない。無意識に使ってしまうからだ。そのため、自分の会話をいったん録音していおいて、後でじっくりと分析する機会を持つことをお勧めしたい。
内藤 誼人 (著)
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