自分も何か頼みごとをしよう!
自分が頼られてばかりの場合には、相手に返報性の暗示を埋め込んでみよう。
これは、頼み事を引き受ける場合にとるべき行動で、二つある。
一つは、頼み事を引き受ける時は、自分も何か頼みごとをする。
まず、相手の頼みごとを引き受けるわけなので、その時点でいい人である。
そして、かわりにこれを頼みたいとお願いをして、仮にそれを相手が引き受けない場合、相手はとても嫌な人になってしまう。
こうした罪悪感を使って相手をコントロールする方法は、昔から悪い人が使ってきたものだが、自分が頼られてばかりで困っているという場合であれば、使ってもいいだろう。
二つ目は、将来協力してもらう約束を取り付けること。
頼み事を引き受ける代わりに、何かお願いをしようとしても、お願いすることが特にないという場合もあるだろう。
そんな時は、「困った時はお互い様だから引き受けるよ。もし困った時には助けてね」と返す。
具体的な頼み事がある場合は、例えば、「もちろん引き受けるよ。今度、私が家族の都合で早く帰らないといけない時には助けてね。私達友達だよね」と答える。
大事なのは、相手に「そうだよ」と言わせて、将来の協力の約束を取り付けること。
こうすることで、実際に困った時に、助けてくれる確率が上がる。
ギブアンドテイクのドライな関係のようにも見えるが、普段からこうしておくと、お互いに助け合う関係になるため、親しい関係になれる。
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