脳の若返りの理由は〇〇にあった!

歳を取ると脳細胞が減少するにも関わらず、再学習をした人は、いつまでも若々しい脳を保てる。

これは、シナップスに原因がある。

シナップスというのは、脳細胞がネットワークを作る時の結合枝だが、何らかの思考作業をするたびに、ニョキッと新しいシナップスが伸びてくる。

その数は平均して、脳細胞1個につき、1日に3万個。

頭を使えば使うほど、その数は増え、最高では10万個のシナップスが一日に発生すると言われている。

これを130億の脳細胞で考えれば、シナップスの数は天文学的。

シナップスが1つの細胞から多く出れば、当然それは多くの脳細胞とつながる。

すると、多少脳細胞が少なくなっても、ネットワークに電気信号を伝える分には何の害もない。

しかし、シナップスの増加に関しては、年齢制限などない。

再学習した人の脳がどんどん開発されていくのも、当然のことになる。

ただし、やはり頭を使うという事をしなければ、シナップスの量だって、それほど増えていかない。

よって、再学習しなかった人の脳が衰えていくのは、細胞の減少を考えれば当然のこと。

これに加えて、最近分かったことは、脳の中でも海馬の細胞だけは歳を取っても増え続けているということ。

海馬というのは、記憶している情報の出し入れを行うところ。

再学習を続けた人は、脳の情報をやりとりできるネットワークが広がるだけではなく、その管理センターにあたる部分も、どしどしバージョンアップさせているということになる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?