塩で気力がアップする?

本能が塩を欲しがっていれば、塩はしっかり摂るべき。


60年以上前までの東北地方の人々の一日の塩分摂取量が約28gで、鹿児島など南日本の人達の約14gの2倍も摂っており、それが高血圧や脳卒中の原因だとして、日本中に減塩運動が展開されていった。


今では、一日の塩分摂取量は9g未満が望ましいとされている。


塩は高血圧の原因として、ちっとも美味しくない減塩醤油、減塩味噌、減塩梅干しなどが普及しているが、60年前と比べ日本人の高血圧患者数は減っていない。


少なく見積もっても、約4000万人が高血圧だという。


塩は人類最古の調味料である。


古代ローマでは、美味しいものが健康に良いとされていて、塩が一番美味しかったので、塩(sal)から健康(salus)という言葉が生まれた。


塩は、貨幣と同じように重宝されるものだったので、ローマの兵士に、塩で給料を支払っていた。


よって給料をsalary(サラリー)という。


野菜には塩を振りかけて食べたので、salad(サラダ)という言葉ができた。


塩は口から入れる方だけに拘らず、運動や入浴、サウナで塩分を消費・排泄することを条件に塩分をしっかり摂れば、体が温まり気力が充実して、仕事も捗り健康も増進する。


ただし、心臓病や腎臓病の人は、主治医の言う通りの塩分制限をするべきである。

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