悪玉菌が増えると不健康になる!

善玉菌と悪玉菌は、常に戦いを繰り広げている。

直接ぶつかるわけではなく、善玉菌は短鎖脂肪酸を通じて腸内を弱酸性に保ち、それが悪玉菌の住みにくい環境を作る。

逆に悪玉菌は、アルカリ性の有害物質によって、善玉菌の住みにくい環境を作る。

悪玉菌の増加によって、毒性のあるアンモニアやアミン、硫化水素などの有害物質が産生される。

すると腸内環境が荒れて、炎症を起こすだけでなく、免疫力も低下し、善玉菌によって誘導されるレギュラトリーT細胞も減少していく。

それは新型コロナウイルスも限らず、あらゆるウイルスや細胞感染への抵抗力が弱まり、炎症を起こしやすくなることを意味する。

また毒性の有害物質は腸から吸収され、血管を通じて全身に流れていく。

血流は悪化し、全身の代謝が低下。

エネルギーが消費されず、太りやすい身体になるばかりか、生活習慣病のリスクも上昇する。

毒素がまわるので、肌の老化をはじめ、内臓を含む全身の細胞が老化し、発がんリスクも高まる。

つまり、全身の老化が進行し、不健康になっていく。

腸は全身の健康とメンタルにもつながる身体の要所である。

それゆえ、悪玉菌の増殖によって、腸内環境が悪化すれば、多岐にわたる悪影響が生じる。

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