マジックショーのテクニック!

ミスディレクションとは、直訳するなら「誤解や錯覚に導く説明」。

普通は、空間的に使われる言葉。

例えば、マジックショーでマジシャンがいきなり何も言わず、パッと右手を出したとする。

すると、観客はつい右手に目を奪われ集中してしまい、マジシャンが左手で何かしていてもそちらに注目することはまずない。

これは、マジックの基本とも言えるテクニック。

マジックショーのパフォーマンスで言えば、目の前の人に「私の目を見て下さい」と語り掛けながら、話しかけた人の隣の人の表情を観察してみる。

対峙している相手は、「表情に出さないぞ」と意識していても、隣の人は自分の番ではないから安心していて、その時の心理が顔に出やすい。

この人の誤解や錯覚を時間的に使ったものが、タイム・ミスディレクション法である。

好きな相手と恋人関係になりたい。相手との距離をグッと近づけたい時には、非常に有効なテクニックである。

ます、好きな相手がいて、すでに友達など知り合いである場合、まず相手の性格をリサーチする。

相手がどういうキャラクターで、どのような考え方、好みがあるか、ある程度の情報を得たら、それを自分自身の考え方、好みとして相手がいる前で別の人に向けて語る。

直接相手に言うのではなく、相手に聞こえる状態で、別の人に向かって話すのがポイント。

すでに友達関係であれば、そういう状況を作るのは、さほど難しくない。

そして、その話題で場が盛り上がれば、相手も話に入ってくるだろうし、もし話に入って来なかったとしても、自分と同じ好みを持っていることがわかるので、親近感を持ってくれる。

これは、想像以上に有効。

しかし、この準備として「どうやって相手の考えや好みをリサーチするか」という問題があると思う。

実は、これは思いのほか簡単。

事前に相手との世間話など、価値観や性格の話題を振って、本人に話してもらえればいいのである。

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