相手を論破するテクニックがある!

相手を論破するテクニックがある。

これは、どんな相手でも通用するもので、とくにその相手が偽善者であればあるほど論破できる。

よく「私は君の為を思ってしているんだ」とか、「みんなの為を思ってやっている」というように、自分が得をしたいだけなのに偽善者的な発言をする人がいる。

子供を自分の支配下に置きたいから、「あなたの為を思って」と言ってコントロールしようとする親、あるいは部下をコントロールしようとする上司もいる。

このように自分を正当化しようとしたり、偽善を振りまいたりする人を一撃で論破できるのが、「アナロジーの乱用」である。

知っていれば、このテクニックでやられた場合にも打ち返すことができる。

アナロジーの乱用は、類似点を意図的に乱用する。

もとは論破に関する研究で、議論に勝つための方法として論理的誤謬リストをまとめたもの。

人は共通点や類似点からとても大きな影響を受けるもので、その説得力の高さは異常ともいえるほど。

たとえば、名字や名前の一部が同じ、誕生月が同じ、出身地が同じなど、どんなものでもいいので何か一つ共通点があるだけで、相手に対する影響力が2倍になる。

つまり、共通点が無い場合に比べて、相手がこちらのお願いにYESと答えてくれる確率、説得される確率が2倍も高くなるということ。

このように、何か共通点があるだけで強力な影響を相手に与える。

相手と仲良くなりたい時は、何か共通点をアピールすればとても効果がある。

こうした共通点を、逆に相手を論破するのに、使おうとするのが、アナロジーの乱用。

すなわち、誰もが悪者だと思っている、あるいは、その会社や組織文化から敵だと思われている、人や組織との共通点をアピールするという方法である。

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