キャビンアテンダントの健康状態!
人は仕事の場では、自分の気持ちをある程度、偽って生きていかなければならない。
例えば、嫌いな上司がいたとしても、表面上は仲良くしなければならないし、バカなことを言ってくるお客がいたとしても、そのお客に向かってバカとは言えない。
このように思っていることをあまり口にせず、自分の感情を偽りながらコミュニケーションをとっていると、人間関係に疲れる人が非常に多くなる。
少し古い論文に、キャビンアテンダント(CA)の健康状態を調べたものがある。
CAは、自分の本心や感情を偽らなくてはならない典型的な仕事と考えられ、そうした職業の人にどのようなデメリットが生じるのかを調べた。
結果は、素のキャラクラーを隠して仕事をしていたCAほど、病気にかかりやすかった。
なぜ、本当の自分とは違うキャラクラーを長時間演じると、私達の体にダメージが及ぶのかといえば、自律神経が常に気を張っている状態になるから。
それにより、メンタルや体を壊しやすくなる。
風邪にかかりやすい、腰痛や肩こり、頭痛などがひどくなる、夜眠れなくなる、疲れやすくなる、といった症状が顕著になる。
とはいえ、普通に会社で働いている素のキャラクターなんて出せないという人もいる。
ただ、素のキャラクターを出して交渉した場合と、そうでない場合を比べると、素のキャラクターで交渉した方が成功率が高くなる。
素のキャラクターを隠していると、自分の嘘がバレていないかどうかに脳の一部分が使われるため、普段の力が発揮されなくなる。
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