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学会の格好をした沖縄旅行

大学院生の仕事の一つと言えば、学会発表です。学会発表にはポスターや口頭、中には動画など色々な発表方法があります。今回は最も多い口頭発表(とくに国際学会のため英語)のパターンで、作成したスライドをペラペラめくりながら研究内容を説明しました。ただ、せっかく大学のお金で沖縄に行けるのに、発表だけするなど勿体ないにも程があるということで、4日間のうちに色々と観光してきました(発表は3日目)。すでに10月に突入しているのですが、思い出せる範囲でまとめてみることにします。

沖縄到着

関西空港より2時間程度のフライトを経て、17:00ごろ那覇空港に到着しました。まだシーズンには早く、隣の席も荷物置きにして悠々と飛行機タイムを過ごしました。飛行機を降りるとすぐ沖縄の蒸し暑さを感じ、暑い暑いと周りから聞こえます。もはや、そうやって言うことで、沖縄に到着した実感を得ようとするのかもしれません。空港の出口へ行くと、こんな看板がありました。中学生のころ修学旅行で来たとき以来なので、10年ぶりの「めんそ~れ」です。(あの頃は、燃える前の首里城を見ることができました。)

那覇空港

まずは、空港からゆいレールに乗って県庁近くの宿へチェックインに向かいます。このとき乗ったのがポケモンゆいレールで、いろんな世代のBGMが代わる代わる停車音に使われていました(懐かしい)。後日宿からいくらかゆいレールを見かけましたが、ポケモン以外に、チンアナゴゆいレールもあって可愛かったです。そんなこんなで電車に揺られ、30分ほどで宿に到着しました。

ゆいレール 那覇空港駅

国際通り

チェックインを済ませた18:00ごろ、ようやく身軽になって10年ぶりの国際通りへ向かいます。まずは、ごはん探しです。色々な居酒屋の前に立ち止まってメニューを眺め歩いていると、店前で集客していた店員の方に声を掛けられたのでそのまま入店しました。

お酒好きとしてまず、ミミガーと、ダンという泡盛を頼んで、人生初の泡盛を楽しみました。そのあとは修学旅行の民泊で頂いたきりの沖縄そばを注文し、ビールと一緒に味わいました。

沖縄そば

とはいえまだまだお酒が飲み足りなかったので、さらに国際通りを先へ進み「国際通り屋台村」までやってきました。どこの店に寄ろうかとフラフラしていると、またも居酒屋のお兄さんに話しかけられて、誘われるまま立ち寄りました。地酒巡りも趣味の一つなので、「こいつは中々飲めんぞ」という気持ちで、泡盛を沢山飲み、出身高校の名前を借りた足取りで、宿まで帰りました。

そんなこんなでほとんど移動に費やした1日目が終了しました。ここからの4日間はダイジェストでお送りします(竜頭蛇尾を笑ってください)。

2日目

いつ寝たか定かではないのに、奇跡的に5時起きできました。昼のダイビングに備えて腹ごしらえをします。

名物たっぷり(左に見切れていますが量はとんでもないです)

「沖縄のバスは30分以上遅れると思ってください」とメールにあったので早めのものに乗りました。1時間遅れでした。まあ予約の時間には間に合ったので良いでしょう。

真栄田まえだ

装備を背負ったらここを階段で降りて、ダイビングスタートです。

魚は友達、餌じゃない
青の洞窟の中にいた魚群は、星みたいに見えました。
こっちは天の川ですね
意外とかわいいです

ダイビングが終わり、最寄りのバス停から那覇市まで戻りました。今度は、2時間遅れのバスでした。ポツンと一人で居たのでもうこの岬から帰れないんじゃないかと思いましたが、無事に帰宅です。

3日目

少しメニューが変わりました。本日は発表の日ですね。遊んできた分、真面目にやっていきましょう。

リゾート地恩納村にあるOISTへ向かいます。大学の最寄りのバス停から歩いていると、きれいなビーチを発見です。

足首まで浸かってきました

到着です。暑すぎました。発表者なのでスーツだったのが余計にキツイ。とはいえ、ここはきれいな研究施設です。

発表があるセッションまで時間があるので、ポスターを見に来ましたが、撤去後だったようです。まあ…学会の内容的にウチのテーマはマイナーな方なので、参考になったかどうかは怪しいですが。

そんなこんなで無事に発表を終え、帰路に着きます。結果的に国内でしたが、国際学会での発表実績解除です。英語モードで張り切ったせいか、帰りは大学の外国人学生に「Can you take a picture of me?」とか話しかけて記念の写真を撮ってもらったり、バスの中で「May I help you」的なことをしたりしました。

最終日

開館と同時に入場するため、5時台の高速バスに乗ってやってきました。ここも中学の修学旅行ぶりですね。10年もすれば、記憶違いなところも多かったです。

水族館入口から伊江島がみえております。快晴!
現れましたよこの人が。ジンタです。
普段は上から見下ろす魚のお腹。(食欲が湧いてきたわけじゃありません。)

美ら海を一通り回ったので、別の施設にも行ってみます。美ら海じたいは「海洋博公園」の中にある施設で、公園内には他にも熱帯の植物を扱う植物園や、海洋文化館&プラネタリウムなどの施設があります。今回は、海洋文化館に行ってみました。

こんな舟に乗って漁をしていたんですね~

他にも巨大な連絡舟があったり、結構豪華な博物館でした。展示内容のメインは、「無人島に移り住んだはじめの人類が、どのように文化を育んできたか」を時系列順に説明するものでした。こういう先史の数万年に比べれば、現代の数百年などほんの少しに過ぎず、いまある音楽や絵やなんやらの文化的な趣味は、すべてその時代に原型があるんだと学べました。

博物館内にはプラネタリウムもあって、割と昔ながらな感じでした。プラネタリウムも星空解説だけじゃなく、意外と地域性があるので、いろいろなところに観に行くのも面白いです。

ほぼ貸切

そんなわけで「またやーさい、沖縄」です。

次にこの景色が見られるのは、何年後になるでしょうか。

読んでいただきありがとうございました。

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