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求人もまた、ビジネス文章の一つ。簡潔さを心がける。

明文、論説文、小説、ブログ……文章はその目的によって書き方が異なります。しかし、基本的に人に伝えるためのものですから、わかりやすさが求められます。

ここで述べていることは、

・結論は先に書く
・結論の根拠を書く
・やってほしい行動を書く

の3つです。ビジネス文書においては正しいと言えます。

これを求人広告に置き換えるとどうでしょうか。

・結論は先に書く
→そのとおり。基本的に求職者は求人に興味がありません。しかも、いくつもの求人を見るので、一瞥しただけで特徴が分かるように書かなければなりません。

・結論の根拠を書く
→これもそのとおり。「働きやすい」と言っても、残業が少ないのか。少ないなら月平均◎時間なのか。リモートワークがあるのか、福利厚生や休日・休暇制度はどうなっているのかなど、事実を記載することで、根拠を持った情報になります。

・やってほしい行動を書く
→これについては応募してほしい。入社してほしい。なので、特に記載する必要はないと思います。

求人広告というと、「キャッチーな言葉を書けばいい」「耳障りの良い言葉を並べればいい」「かっこよいデザインページ・写真を載せればいい」と思われていますが、そうではありません。

求職者も人間です。自分にメリットがあるかどうか、きちんと判断します。キャッチーな言葉やかっこよい写真は目を引くかもしれませんが、応募には至りません。

確かに、広告では「3B(Beauty/美女、Beast/動物、Baby/赤ん坊)」と言われ、PVを集めるのに効果を上げています。しかし、応募に寄与しているかといえば…

求人を書く場合、まずは「わかりやすい言葉」「簡潔な構成」をこころがけるのはいかがでしょうか。

よろしければ、サポートをしていただけると嬉しいです。サポートが今後の活動の励みになります。今後、求職者・人事担当などに有益な情報を提供していきたいと考えています。