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本を読みたい週末

私は本をまあまあ読む。買うか借りる派に分けるとすれば、借りる派だ。理由は2つ。本を買うお金と本を置く場所がないからだ。

岡山にきて5年が経つ。気の置けない友達がいない私は、週末予定が入るわけでもなく、アルバイトと図書館と下宿先を行ったり来たりする。コロナが流行った時は、一人の時間が多すぎて、ああ、もういや、と思ったものだが、久しぶりに人と会うと、楽しいものの、どっと疲れて一日が過ぎて、あっという間に日曜日の夜だ。本を読む週末の方が自分にとって快適だと気付いてから、週の途中に借りたい本をネット予約して、週末に図書館に借りにいく、というルーティーンができた。

岡山の行きつけの市立図書館に本を借りに行く理由はもう一つある。図書館の1階から2階に上がる階段の窓から公園が見えるのだ。窓は大きくて、公園で子供たちが走り回っている。1週間を終えて重い脚を引きづりながら、ああ、なんと世の中は平和なのだろう、そんなことを思える場所でもある。

雨が止んだ気がしたので、今日もまた本を借りに自転車を廊下から引きずり出して、自転車に押しつぶされそうになりながらエレベーターに乗り込む。下に降りて、出口の自動ドアがあく。
ザーーーーー。
雨が降ってきた。梅雨とはこんなものか。残念。読みたい本が8冊も届いているのに。歩くには遠いし、今日は早めの夕ご飯を作って、久しぶりに映画を見るとしよう。

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