リトリート in 何にもない場所
先日妹と話していた時のこと。
妹「なんかさ、この街は水着で歩けますよってみーこはインスタライブとかで話してるけどさ」（彼女は私のことを時々みーこと呼びます）
私「うんうん」
妹「あれってただ海の近くやから便宜上水着で歩いても問題ないですよって感じに聞こえてしまうかもしれんけどな、ほんまはそれだけじゃないやん。」
私「うん、その額面通りの意味ではない！」
妹「ビキニでスーパーに行ったり、お腹が出た短い丈のトップスで短パン、サンダルで街中を歩き回ったり、
露出度強の格好で普通に人と話したり、汗だくの状態のままごはん
食べたり、薄着、露出大の毎日やん。
まとう物理的な物が少ないだけで気持ちが軽くなるし、
今まで当たったことのないところに外気が当たる感覚とかを知れる。
太もも、二の腕、風があたって自分のうぶ毛の存在に気づいたりな、
知らんかった皮膚の感覚、自分の輪郭を知る感じっていうか。
バイクに乗ってると自然と両腕を上げたくなるような開放感があるやん。」
私「そうやねん！！」
妹「自分が思ってる価値観とか常識とか当たり前と思ってることを思わず
笑ってしまう感じで気持ちよく裏切ってくれる場所やんなって思って。
こういうことしてもいいんや、なんでもありなんやっていうことに
そこかしこで気づける。
道徳的法律的に正しいとか、良い悪いとかじゃなくて。
バスに立ってはみ出て乗るとか、散々人が並んでてもレジ開放しないとか、どこもかしこもお釣りがないとか、
裸足で歩くとか、半裸でノーヘルで3人でバイクに乗るとか、
赤ちゃん片手とか犬乗せてバイクに乗るとか、
夜遅くまで爆音でライブするとか、トップレスでビーチ歩くとか、
人目につくところでも思いっきり外で下着を干すとか、
何日も洗濯物を干したままにするとか、スーパーの商品の値段が
わからないとか、
ぺちゃくちゃしゃべりながら仕事するとか、
お店に商品が全然入荷されないとか、道がでこぼこガタガタで
いつまでも工事されないとか。
人に迷惑をかけたらだめとか、
これやったらあかんとかの感覚がほぼないやん。
これはあかんのやっていうこともあるけど、逆走には手厳しいとか。
そういう違いにも笑って流せる感じになる。
これはだめ、これはこうしないといけない、こうするべき、こうあるべき、と思って生きてきたことをことごとく外してくるし。
しなくてもなんとかなる、そうじゃなくても問題ない、
たいしたことじゃなかったんや、それでもやっていけるやん自分
ていうことに気づかせてくれるっていうか。
日本みたいなインフラも社会的な秩序もこうあるべきっていう
暗黙の視線もだいぶないからこそ身軽やんってことを体感できる。
効率的とか利便性とかの概念がどれほど自分を日々忙しくさせて
疲弊させてきたかを実感させられるねんな。
いかに日々縛られてたか、しかもそれにすら気づいてなかったか、
開放されている状態ってどういうことか。
ここにいるだけでなんにも気にしてない自分がいることに気づいて、
身軽な心持ちで毎日いられるからこそ自分にエネルギーを
使えるんやっていうことを実感するし、
逆にいかに今までそういう気にすることにエネルギーを使って
しまっていたかを思い知らされるなって。」
私「！！（当たり前になって忘れかけてた感覚も
言葉にしてくれてる…！！）」
妹「ロスとかニューヨークとか素敵な都市は、おしゃれで憧れの生き方
してる雑誌から出てきたような人とか最先端のお店とか街並みとか、
もの、ことがあふれててめっちゃ刺激的な場所やん。
そんな中で新しい自分の一面を発見させてくれるところやと思う。
メキシコでやったら
メキシコシティは都会と歴史の融合した大都市、
メリダとかは歴史のある綺麗な街並み、
オアハカは伝統工芸があるとしたら、
ここプエルト・エスコンディードは何もない。
あるのは海と地元の人の生活だけ。」
私「！！！！！」
妹「ここはさ、有名ホテルがあるわけでもおっきな商業施設が
あるわけでもないやん。
一応観光で持ってるのに観光地色が薄いから、
旅をしてる感覚よりもここで暮らしてるように
感じやすい場所やんなとも思って。
がんばらなくてもいい、
隠さなくてもいい、
そのまままでいいんや、
むしろそうしないといられない場所やと思う」
これが魅力的に映るか映らないかも、はっきり言ってわからない。
でも、妹が改めて言葉にしてくれたこの感覚はほんまで、
だから私はここでリトリートをしたい。
そう改めて感じたのです。
そんな感覚を一緒で肌で感じてみたいという方、
本当に両手をはちきれんばかりに広げてお待ちしております。
今月28日締め切りです。
詳細内容はこちらから＾＾
いただいたサポートは今後作りたいと思っているメキシコでのレンタルショップを作る費用にさせていただきます。