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【Column】Beaten to Death来日に寄せて

お世話になります。Esagoya recordsの原田ことジャパンです。
いよいよ今週末から開催となったこの4日間について。

BEATEN TO DEATH JAPAN TOUR 2024

昨日Beaten to death(以下B2D)から無事に入国したとの連絡を受けたところで、ひとまず諸々整った形で当日を迎えられそうでホッとしています。
また、全容の発表以降は会う人会う人に各日の顔ぶれについて嬉しいリアクションをいただけることや、フライヤーを配布中に声をかけてもらえる事も多く、とても鼻が高い気持ちです。


この度のツアー開催にあたり、一つの記録として、事ここに至るまでのストーリーや各日の出演バンドを紹介したいと思います。

B2Dのバイオグラフィーについては下記来日の告知ページで紹介していた通り。かつ、各アルバムの内容については当店の商品ページにレビューをしたためていますのでそちらをご覧ください。

●B2Dとワタシ

私がEsagoyaの名前でディストロを始めたきっかけの一つに
「欲しい作品があるけど日本国内に卸してるショップがない」
という流通事情があります。

ローカルで絶大な支持を得ている…、ツアーをしっかり回ってる…、デカいフェスに出てる…、カッチリしてる(ように見える)レーベルからリリースされてる…
その他積極的に活動しているバンドの作品でも、日本のマーケットにフィジカルが全く入ってこないケースは非常に多くあります。

彼らのアルバムはまさにそれで、フルアルバム全てを自主レーベルから出してるのでコンタクトは実質バンド直のみ。ディストロを始める準備をしていた頃真っ先に連絡を取ったのが彼らでした。

(ディストロを始めていくうちに、その"流通事情"にはそれなりに理由があるということを知りましたが、それはまた、別のお話…)

4th album "Agronomicon"
初めて聴いたときそれはそれはブッ飛びました。

 そこからメル友(死語)の関係は続き、その中でやれ

「君らの国にBURRN!って雑誌あるよな?広告載せたい」とか
「インタビューさせてくれ」とか
ウクライナ支援のコンピ(Grind4Ukraine)で君の名前を見つけたぜ」とか
「過去作を別フォーマットで再発しよう」とか
「引っ越ししたぜ」とか
「今度Sighと対バンするぜ」とか

その他、業務的な内容からとりとめのない事まで色々なことを継続してやり取りしつつ、本件のきっかけとなったのは彼らの3rdアルバムのリイシューについて相談してる最中に突然Martin(Gt)が送ってきた短いメッセージでした。

「日本に行くよ。ライブ組んでくれない?」


直球極まりないこういう連絡は日頃いろんな所から届くのですが、その大体はどこまで本気で言ってんのかよくわからなく、少しやり取りして感触を確認したのちに「会えたら乾杯しようぜ!cheers!」くらいの感じで終わることがほとんどです。

が、今回に関してはなんか違うなと。





おや?

ガチで来る気か??

と。



昨年の6月。新緑生い茂り陽気高ぶるある日の事でした。

私の再三の静止を振り切り載った広告。
交渉の結果、巻末のレビューにも載りました(82点 by奥野氏)。


↑2022年10月頃のインタビュー

私は基本的にやったことがないことはやってみたいクチだし、彼らのライブをめちゃくちゃ観たかったし、ここまでのメル友期間を経て会ったことないのに「昔からよく知ってる友人」みたいなノリになってたもんで、この話に乗っかることにしました

彼らは2017年に一度来日していますが当時の私はロンドンコーンを1000発打った鋲ジャンを着てジャパコアのライブにしか行ってなかったこともあり、その情報に全くリーチしていませんでした。
なので私もライブを実際に見るのはこの度が初めて。
非常に楽しみにしています。


そうして計画は始まり、B2Dのサブジャンルを跨ぐ音楽性とメンバーそれぞれ別畑のバンドもやってて好みも色々という点を鑑みて、4日間でそれぞれ違う感じの対バンを組もうと思い至りました。

形になった各日の内容はすでに皆さまご存じの通り。
自分の中で設けた各日にテーマに準じたオファーをした結果、素晴らしい内容に組み上がりました。

●DAY1

華金!ヘッズ諸兄はスパッと仕事切ってお集まりください。

●AWAKED

界隈屈指の鉄のリズム隊にどこかブルース&ロックンロールを感じる声とギターが乗って爆進。
そういえば功に正式加入して最初に出たイベントは四谷アウトブレイクでのVROOM企画で、その時対バンして知ったんだよな…(2012年頃?)

●KAMINARI

これがヘヴィグルーヴの最適解の一つであることは間違いない。ワイサイでヘッズorキッズを沸かすならKAMINARI、という先入観がいつ&なぜ自分に芽生えたのかは謎です。

●T.C.L

レペゼン横浜。メンバーそれぞれブッ飛びのキャリアを持つ説明不要のオールスターバンド。
実は対バンを探すにあたり最初に相談したのはギタリストであり私の親友でもある馬立さんだったりします。


●DJ - ミッドナイト☆キッス
私は2012年~2014年末までは634さん、2015年~2023年末まではかおりさんの後ろでキーボード弾いてました。2人の社交ダンスユニット名義"ミッドナイト☆キッス"がDJでやってきます。
ぶっちゃけどんな曲で回すのか全く予想がつきません。

●DAY2

愛すべきバスタードたちへ

●GUEDE

2021年にウチでやってたインタビューシリーズで紹介した唯一の国内勢が彼等です。2022年の自主企画以降の休止期間を経てこの春、満を持してのカムバック!待ってたぜブラザー!

●leech

昨年USツアーやW.P&WRATH来日の手引きを行った皆様ご存じ船橋の英雄。この日はヘルプにモエカさん(Gt/DiPA), ザモさん(Ba/HETH, Shapeshifter)を迎えたスペシャルな編成でカマしてくれるのこと。

●Think fix
白状すると、まだライブを観たことがありません。だけどパワーヴァイオレンスにおいて私が全幅の信頼を置いている田端さんがやってるのなら間違いない。既に様々なバンドでキャリアを重ねているメンバーによる円熟のライブを見逃すな。


●ShapeShifter

Abiuro, SOILD HATE、Only the last song、HOLLOW SUNS等のメンバーによる新世代の狂気。洗練された楽曲をカオスなステージングで鳴らす様はベルセルクで言うところの「蝕」さながら。

●Horornisdiphonevalley
全身義体のグラインドロイドです。出順頭に10分少々のパフォーマンスを行います。

●DAY3

この日のみ全バンド35分セット。祭り。

●BB

ライブを観るたびに違う側面の魅力が伝わってくるBB。この度はそのダークネス&アトモスフェアな部分がいい感じの緊張感を運んでくれると期待しています。

●KANDARIVAS

もしかしたら年間で一番外タレと共演してるのでは?
今夏にはOEFの出演も控え、既に来年春にオーガナイズする大掛かりなフェスのアナウンスも行っている神田の守護神が小岩に降臨です。

●TERROR SQUAD

あの声を聴いて血が滾らない人はいるのか。否、いない。
スラッシュメタルをベースにしつつ一筋縄ではいかないギターワークの妙がギラギラと光る楽曲はまさにテラー印でありキラー極まりない。

●老人の仕事

しばらく目を離していた間に4人編成になっていた老人達。
これはスラッジ?ドゥーム?サイケ?ストーナー?
いいえ、「老人の仕事」です。


●Amakann foods

アマちゃん(GUEDE)特製。海原雄山も全裸で逃げ出すハンバーガー。
全員食べよう!

●DJ-SAKEBI
鶯谷にあるロックバーSAKEBIのマスターが来てくれます。
"非バンドマンでオールジャンルの音楽に詳しい"の線で脳内を検索したところダントツトップに出てきました。


※注意事項※
この日の出演者に重篤な化学物質過敏症を発症し苦しんでいる方がおられます。
ご来場の際は、柔軟剤・合成洗剤・除菌消臭剤・香水などの使用をお控えくださいますようお願いいたします。

●DAY4

魔の月曜。されど祝日!そして伝説へ…

●illya

所謂メタルクラストとは違った切り口でのジャパコアmeetメタルを鳴らす。
リフを歌え。慟哭しろ。
全く余談ですが、アントンさんには日頃からディストロ・レーベル、ある大きな買い物をした時、今回の企画、その他色々…その度に重要なアドバイスをいただいています。この場を借りてお礼を。


●DIGRAPHIA

最近は一言にジャパコアと言っても色々あるように思いますが、多くの人のハートのド真ん中を射抜くのはこういうサウンドでしょう。
ずっと前に初めて見た時(いつしかのPigs tailの周年の企画だったか?)は「怖すぎるから絶対近寄らないようにしよう!」と思ったものです。

●MiDDLE

私がWhat’s upのバー要員に潜り込んだのが確かコロナ禍の直前くらい。
以降「個人で企画を打つ時が来たらここでMiDDLEを呼ぼう」と目論んでいましたがこの度それが叶うわけです。感無量です。

●ENSA

数年前に書いたEsagoya的年間ベストにてアルバム「アラガウ」を挙げた群馬の虎。アニキたちを集めた日に異分子として突っ込ませてもらいました。REDSTOCKの頃からの付き合いですが実はようやくライブを観れたのはつい最近だったりします。
この日も彼はチャリで来るのか??????



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もう少し欲を言うと関東圏以外にも行きたかったのですが、いかんせんその辺は自分の力不足です。
とはいえ、箱の感じ・出演バンドの感じ・廻る順番、かなり色々悩みましたが組み上げてみるとこれ以上はない最適解になったと思っています。

あなたはどの日に来る?
全通したっていいのですよ!

●アラカルト

・6th album "Sunrise Over Rigor Mortis" (邦題:死はまた昇る)
去年の早い段階から新譜出すかも~的な話は聞いていまして、それがタイミングよく形になりました。この度のツアーに合わせて日本でのみ、CDのみツアー初日より世界先行発売となります。
彼らの自主レーベルMas-Kina RecordingsからのLPは5月末に発売。これを公式な発売日として、Bandcampへのアップやワールドトレードはそれに合わせます。

いわずもがな、内容は今回もヤバいですよ。
S.A Musicユニオンでもお取り扱いいただきますのでぜひお求めください。


・ツアーマーチ
シャツを2種、ロンTは2カラー仕込みました。
アートワークは彼らの作品のビジュアルを支える鬼才Willam Hay
あなたの春コーデの強い味方となること間違い無しです。

Long sleeve silkscreen-¥3,500
Short sleeve Inkjet - ¥3,000



●〆

結局何を言いたいのかというと…
この度の企画は"JAPAN TOUR"と銘打ってはいるものの、いわゆる呼び屋の招聘イベントではないということです。
もっとシンプルに、遠くに住んでる友人をウチらのローカルギグに混ぜてやろうぜ!って話です。

その場に来てくれた人が思い思いに楽しんでくれたら嬉しいです。
会場で乾杯しましょう!お待ちしてます!


04.22.2024
Esagoya records / 原田洋輔