逃げるのは楽をしているのと同じ
今日、久しぶりに再放送されているドラマ「ドラゴン桜」を見ました。
かなり前の作品ですが、生徒役のメインキャストには山下智久、長澤まさみ、新垣結衣など、今や知らない人はいないほどの有名な役者が勢ぞろいの作品になっています。
この作品が放送されていた頃、私はまだ”学生”と言われる立場だったので、生徒側の気持ちは分かるし、受験の大変さもそれなりに分かっていたつもりでした。
「東大なんて行って何になるんだろう」
「私にそれなりの学歴なんて無理だ」
そんなことを普通に考えていました。
それに、「大人に何が分かるんだ」とも思っていました。
でも、社会に出て、それなりに社会人生活を経験した後にこの作品を見ると、考え方も変わってくるものですね。
今はもう、随分、学歴だけという時代ではなくなってきたと思います。
でも、大事なのはそこではありません。
このドラマを見て思ったことは、「学歴が大事」ということよりも、『逃げ癖をつけるのは良くない』ということです。
「どうせ私なんか東大に行けるわけがない」
「私みたいな出来損ないが夢を語るなんて恥ずかしいことだ」
「私なんて…」
そう言っていた、そう考えていた生徒たちが、東大合格に向けて、自分の可能性を信じて必死に努力を続けます。
その姿を見て、何となく自分を振り返ってみました。
私自身、学生時代から、基本的に自己評価は低い人間でした。
本当に中途半端な人間で、何の取柄もない人間だと自分のことを思って生きてきました。
容姿がいいわけでもないですし、頭がいいわけでもありません。
要領がいいわけでもなく、器用な方でもありません。
正直なところ、自分の良いところを挙げることほど苦痛なことはないというほど、私は自分のことを一番嫌っていましたw
だからこそ、私はどんな場面でも、まずは諦めることから始めてしまっていました。
「私なんか」「私なんて」。それが私の口癖でした。
だからこそ、私は失敗、挫折ばかりの人生だったのかもしれません。
大学卒業までに就職先を決めることが出来なかった私は、「やっぱり私はダメ人間なんだ」と思って、一度就職活動をあきらめました。
就職活動を再開して、何度も面接に落ちれば落ちるほど、さらに自己嫌悪に陥った結果、私は自分をどうアピールしたらいいのか分からなくなっていき、3年もの間、大学を出ていながらアルバイト生活を続ける羽目になりました。
初めての就職から今日まで、私は3度の転職を繰り返しています。
今回入社する会社が4社目となりますが、それぞれに退職に至った理由はもちろん私なりにあります。
しかし、どこかで自分に対する自信のなさも、その理由の一つになっていたようにも思います。
そう考えれば、私もまだまだ成長しきれていなかったようです。
諦めてばかりの生き方は、今の私の人生を作り出したのかもしれません。
常に諦めず、逃げないで、様々なことに取り組むことは相当大変なことです。
言葉にするより、断然難しいことで覚悟のいることです。
でも、それが生きていくうえで一番重要なことだというのも事実です。
「継続は力なり」
もう一度、自分の生き方を見直して、新たなスタートをきりたいと感じました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?