就職1社目③〜めんどくさい…自分の気持ちを押し殺す日々〜

前回のお話はこちら

強制参加…苦痛の飲み会

私が入社したこの職場には、イベントがいくつもありました。

新年会
歓送迎会
バーベキュー大会
ソフトボール大会
忘年会

そしてこれとは別に、部署内での飲み会が何度も行われました。

全て強制参加なので、欠席という概念がありませんでした。
もう…苦痛の何ものでもありません。


「○月○日の○時からは、みんなでメシ食べるから空けといてよ。」


「わかりました」としか言えない。絶対に逃げられないのです。
都合が悪いと言うと、空いている日を聞かれてしまう始末…。
強制参加の飲み会なのです。


私が働き始めた頃は、まだ飲み会の席で『お酌』というものを
女性がして回るのは当たり前であるという風習が強かったです。


そもそも、お酌をして回るというのが私は大嫌いでした。
無理して注ぎ回って、そのたびに逆に注がれるグラスのお酒を飲んで
気分が悪くなって帰るというのがオチでした。


逆にお酌されるときに、もう飲めないと言えば
「なんだ?俺の注いだ酒が飲めないっていうのか?」と
感情的に返されたりしたこともありました。

そういった席では、いつも上司の横に座るよう促され
笑顔で「失礼します」言い、着席せざるを得ませんでした。

もう心の中は『めんどくさい…』そればかりでした。


他人の顔色をうかがうようになったのも、この頃からです。
そして、本当の自分を隠すように『いじられキャラ』を
自分で作り始めたのもこの時期からでした。

表向きは、場の雰囲気を明るく出来る人
本来の自分は、出来るだけひっそりといたい人なのです。


ひどい時は、その席でプライベートな話を聞いてきては
話のネタにされ、笑われ、お説教のようなこともしばしば…。

「彼氏はいないのか?」
「結婚はしないのか?」
「そもそも仕事というものはだな…」
「仕事に関しては、君の尻拭いを何度もしてるんだぞ。」

耳が痛くなる時間を過ごさなくてはいけないのが
とにかくイヤで、早く終わってくれることを祈り
時計ばかりを気にしていたことを覚えています。

陰口を聞かされる日々

勤めていた職場は、事務所内で仕事をしている女性の割合が
7割ほどを占めていて、それなりに派閥のようなものがありました。

入社してから間もなく先輩から聞かれたことがあります。


「りくゆとさんって、AさんとBさんのどっち派なん?」


私は、派閥とか本当にめんどくさくて
話の輪の中に入らないようにしていたので
「どちらでもないです。」と一言返事しました。


そんなある日のこと…


お昼休みにAさんというリーダー的存在の女性と
そこに集まっていた複数の先輩と相席になりました。


すると、その場に居なかった一つ上の先輩のことを
誰かが話し始めたのです。


「あの人ってさぁ…△□×※▽やない?」(←悪口)
「あぁ〜分かる分かる…□▽×△※やね。」(←さらに悪口)


始まりました…陰口のオンパレードです。
さすがに、このような話ばかり目の前でされると
正直気が滅入ってしまいます。


しかし、そんな思いも虚しいほどに
毎日のように陰口はエスカレートしていくのです。


ある日のこと…


またその話題が始まると同時に、私は気分が悪くなり
イライラした態度でその場を立ち去りました。


そこにいた先輩達は、私のその様子を見ていたようで
「何?今の態度…。りくゆとさんに何かしたっけ?」と
コソコソ言っているのが聞こえてきました。


少し時間をおいて…


リーダー的存在のAさんが私の元にやってきて
「ちょっといい?」と呼び出してきました。


その後、私は呼ばれた場所へ行くと…


いかにも苛立った様子のAさんが
足を組んでイスに腰をかけ、タバコを吸いながら
私をじっと見て、こう言ってきました。


A:「あんた、さっきの態度は何なんよ?」


私は感じたことをそのまま伝えるのです。


私:「私の態度も良くありませんでした。すみません。でも…
本人が居ない所で、悪口を言っているのが許せませんでした。
思っていることがあれば、本人に言えばいいんじゃないかって思います。」


すると…このように言われたのです。


A:「りくゆとさんは私達の仲間だと思ってるから
ああいう出て行き方を見て、ちょっとね…ショックやった。」


陰口を言っている事に関しては
無意識にやっているのかな?と思うほど
その事については何も弁解してきませんでした。


…この時に感じました。


『仲間って…悪口言うような人達とは
別に深く関わらなくていいや。』

『無理して合わせていても、自分がいない所で
どんな悪口を言われているのか分からないな…。
それなら一人で居た方が断然楽だなぁ…。』と。


それ以降、私はお昼休みになると車で木陰に移動し
一人で休憩を取るようになっていきました。
これが、唯一のんびり出来る最高の時間となっていくのでした。


職場での人間関係…なんかめんどくさい。
誰かを傷つけていることも気づかないのかな…。


この陰口が日常茶飯事の状況は、その後も続くのでした。



…就職1社目④〜他人に合わせるの疲れたぁ…
あれよあれよと荒れていく私〜に続きます。

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