ガチエリアの勝ち方 解説・マップ研究
前回、スプラトゥーンの攻略noteを書きましたが、友人からガチエリアの勝ち方を書いてよとお願いされたのでオマケ記事です。応援の投げ銭、ありがとうございました。記事を書くやる気になりました。ガチエリアの勝ち方、お伝えします。
はじめに
ガチルールは、まずはマップ研究が必要です。しかし何を研究すればいいのかわからないという人が殆どだと思います。知り合いより疑問頂いた「キンメダイ美術館」を例に解説していきます。なるほど、ここは理解しないと難しいステージです。マップ研究のし甲斐もあるため、しっかりと解説していきます。
しなければいけないことを理解する
ガチエリアを取得するために
ガチエリアを取得するためには、大概は取らなければいけない要所が存在します。この要所を取得しなければガチエリアを取得することが出来ません。つまり前段階を踏まなければならないという意味です。これはどのマップでも言えますが、キンメダイ美術館はその傾向が強いです。結論から言うと、このマップは下記の青いエリア(重要エリアと呼称します)を実質的に取り合います。以下重要エリアと呼びます。オレンジイカちゃんが自軍、赤イカちゃんが敵軍です。
まずここを取るとなぜ強いのかを簡単に説明します。
・中央に対して2VS1が簡単に作れる。
・エリアの片側を塗れる。
つまりこの二つの青いエリアを取れば、ガチエリアは自動で取得できることになります。この青いエリアを二つ取れない場合、ガチエリアの取得ができません。まず下記前線を紹介します。
どんな前線が出来ているのかを理解する
キンメダイは二種類の前線が存在します。まずダメな例として正面から打ちあう前線を紹介します。
これは何の変化もおきません。お互いに射程が足りておらず、キルもデスも発生しないからです。さらにお互いが共に脅威となりえず、気にすることがない前線です。上からエリアを塗っているだけであり、状況に変化が発生しません。これは偽の前線です。何の役にも立ちません。当然ガチエリアにも変化がありません。ここでチャージャーがエリアに向かって打ちおろし続けていたら、そのチャージャーのレベルを察してしまいます。
では本当の前線を考えます。この前線の場合、中央を挟んで戦い、どちらかのイカが相手を撃破した場合、ガチエリアを取得できます。
ところがこのステージは大きな問題があります。それは展開によっては下記のような前線もあり得るからです。
実はこのステージ、前線の向きが高速かつ交互に入れ替わるがゆえに、前線の判断がつきづらく、ゲームを難しくしています。その原因は左右の通路にあります。
この経路が問題で、このマップの理解を難しくしています。
つまりこのマップ、青いエリアをとらなければ中央が取れないわけですが、その重要エリアをお互いが簡単に取り返せる都合上、攻めと守備が瞬時に逆転してしまう特性があります。重要エリアを守ってエリアを進めるぞ、とはいかないわけです。維持することが難しいため、維持に失敗した場合は逃げることになるわけですが、その逃げる先も問題です。
重要エリアを追われそうになったイカちゃんは、一方の重要エリアにとどまれないので、もう一方の重要エリアへ強制的に向かうことになります。
また青いエリアで戦闘をすると中央を見ることができません。これは経路的にそうなることが図で見ればわかります。よって青いエリアを取り合い勝利した場合、もう一方のエリアに救援に向かえ、そのままエリアが取れるというのがキンメダイ美術館のやり取りです。
つまりこのステージは、重要エリアをとっても一安心できず、変わりまくる前線を判断しながら戦い続ける必要があります。判断の遅れが死に直結し、そのままエリアに関連するため非常に難しい。また2エリアあるため一人では関与しきれず、理解度のある味方が必要となります。
キンメダイ美術館の他の特徴として中央の高台があります。この高台は相手陣へ向かうための唯一の経路になり、侵入口です。
ただしこの侵入口、全ての場所から手が届きます。非常に危険な場所であり、安全を確保しなければ決して上ることはできません。
箸休め
箸休めに、中央から行くルートを考えてみます。この経路、良くないです。理由は一目瞭然で、重要エリア(青いエリア)に手が出せないからです。敵(赤イカちゃん)に攻撃できませんし、そのまま降りると漏れなく死にます。
ナワバリやガチエリアをしていると、中央から降りてひたすら溶けていくイカちゃん達をたくさん見ます。彼らはキャラコンは悪くなく、スペシャルも使おうという気概、そして何よりやる気も感じます。でもすぐに死んでしまいます。打ちあってる最中に真ん中に降りてくるんだからそりゃ死にます。
何処へ向かうべきなのか?
今までの説明で重要な2エリア(青いエリア)を奪取しなければいけないことを理解したと思います。では死んだ時、二種類ある重要エリアの何方に向かえばいいのかという話をします。答えは味方がいない方へ向かいます。理由は二つです。もちろん、戦況は変化しますので、理由を答えられるなら味方へ向かっても良いです。
①この重要エリアですが、遮蔽物一つあるだけで狭いです。つまりここは戦えて二人までです。狭い。
②2VS1を作るためです。味方がいないということは相手に奪取されている状態であり取り返さないといけません。味方がいないということは自分が行くべき場所です。このエリアを奪取した際、中央および向かい側への影響力を強く持てます。
ということで、まずはやらなければいけないことが理解できたかと思います。重要エリア(青いエリア)の奪取です。
抑えについて
このキンメダイ美術館が良くないのは、抑えや打開が特殊なことにあります。青いエリアを取らなければ打開できませんが、このマップは敵高台を取ると、敵側は青いエリアの奪取が難しくなります。なぜ奪還が難しくなるか解説します。ただし抑え側も辛く、抑え続けられないことも多いです。図解します。
抑えの考え方(ブキ毎)
さて、ここで抑えるべき経路が二つだとわかったと思います。つまり青いエリアへ向かう経路です。ではブキについて考えてみます。いくつかのブキを例に挙げます。
デュアルスイーパーの場合
抑える時に強いポジションを考えるべきは三つです。その場所が「正面との打ち合いに強いか」「重要なポイントと経路を防衛できるか」そして「逃げ道を確保できているか」です。
逃げ道を確保し、そして引いた場合も、強い場所へ行けていることがわかると思います。
この例では、右下の青いエリアをデュアルスイーパーが守っていることになります。どこを守っているかの意識を持てると良いポジショニングを見つけることができます。スペシャルやサブの相性も考えながら決めてみましょう。
リッター4Kの場合
リッター4Kはここの抑えは難しいです。説明した通り、青いエリアに影響力が持ちづらいからです。
引いた場合は、ホップソナー及びトラップ、長い射程で影響力は一応持てる。
さらに前に出た場合はリスキル狙いとなります。
わかばシューターの場合
バリア持ちであり、ボム投げも含みかなりの万能選手です。
スプラローラーの場合
とってもわかりやすい。説明いらないよね。
打開について
重要エリアを取り返す
打開についてですが、青いエリアを取り返してからガチエリアカウントをストップするしかありません。直接ガチエリアに向かってもエリアのカウントが止まらないのは説明した通りです。重要エリアの一方を取得できれば、カウントはストップします。
左右の重要エリア、片方でいいですから必ず取り返してください。これが打開のキッカケとなります。重要エリアは、都合上狭く、人数がいません。スペシャルを投下してどければ元通りです。この時、局所的に1VS1を作り出して打ち勝つことが大事です。これは前述記事の通りです。
当然、相手が不在の場合があるのでパッと降りる場合もあれば、潜伏されているのでボムを転がしながら降りる場合もあるでしょう。
死にやすい場所を知る
当然、マップは死にやすい場所が存在します。それは弱い立ち位置であり、熟練プレイヤーが近づきたくない場所でもあります。容易に2VS1が作られます。
ここは死ぬ
画像を見て確認してみて下さい。視界の関係上、死にます。
①のゾーン画像
②のゾーン画像
③のゾーン
マップ研究のポイント
今まで解説したの所を抑えてマップ研究してみて下さい。きっと色々と見えてくることがあると思います。マップを研究する際は、以下の項目を抑えるといい感じです。
・侵入経路の理解
・前線の理解
・ガチエリアを取る前に取得しなければいけない重要エリア
・抑える位置
・打開する際に、取り返したい場所
・ボム投げやスプリンクラー設置場所(これは解説してない)
特にキンメダイ美術館は特殊で、前線理解がないと全ての前提が崩壊しやすいです。ここのポイントはとにかく重要エリア二つであり、ここはリスポーン地点から簡単に裏取りができるために前線が高速で切り替わります。よってプレイがとても難しいエリアだと思います。
さいごに
こうやってマップを研究すれば、勝ち方を学ぶことができると思います。今回のキンメダイ美術館ガチエリア解説では、私の個人の考え方であり、別の考え方があるかもしれませんが、概ね正しいはずです。各エリアについて、このように考察を深めれば、相当なマスタープレイヤーになれるはずです。ウデマエS+ぐらいは動きだけで勝てます。しかしこういった考え方は、習得は容易です。ウデマエXからはこういった動きを前提にしているからです。最後に差がつくのは前述した記事での基礎力です。参考になった方は「スキ!」をお願いします。前記事もよろしくです。
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