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漫画が爆速で完成する…韓国発「ウェブトゥーン」 生成AIで作画アシスト 目指すは「漫画界のネトフリ」

◆10枚の絵で画風を学習させると…

 電子ペンを持ったスタッフがモニター画面に手早く線を引き、片手を上げた人物のスケッチを描く。すると画面の一角に、あらかじめ設定したキャラクターが片手を上げた姿勢で映し出された。一部の線を消してこぶしを握った形に描き直すと、キャラクターも自動的にこぶしを握った。

 生成AIを活用してウェブトゥーン制作を支援するソウルの新興企業「ライオンロケット」が開発したシステム。10枚程度の絵を基に作品の画風をAIに学習させれば、簡単な操作でポーズや衣装を調整しながら完成形に近い人物の絵を作成できる。

 漫画は物語の構想や下絵、線画、彩色など多くの工程を経て作られる。ウェブトゥーンの場合は各工程を分業化し、紙の漫画よりも効率的に制作されるのが特徴だ。それでも同社によると、一般的な連載の1回分を仕上げるのに約200時間の作業が必要だが、生成AIを使えば10分の1以下に短縮できる。従来のウェブトゥーンは週1回ペースの連載が多いが、理論上は毎日連載も可能になる。

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