DDR6メモリーの登場時期、速度、仕様の違いを解説。投入は早くても2026年?

DDRの歴史の現在地点について
DDRとはDouble Data Rate SDRAMと呼ばれるメモリー規格の1つで、世代が上がる毎にDDR2など末尾の数字が上がっていきます。

初代DDRの規格は1998年に初めて策定され、2003年にDDR2、2007年にDDR3、2014年にDDR4、そして2020年にDDR5規格が策定され、世代が上がる毎に以下の通り性能が強化されたり機能が追加されています。

DDR – 2000年に初めてリリースされ、DDRはSDRAM (Synchronous Dynamic RAM)の後継として登場しました。DDRは、以前のSDRAMと比較してデータ転送速度を2倍にすることができました。DDRの最大クロック速度は400MHzで、最大帯域幅は3.2GB/s。
DDR2 – 2003年にリリースされ、DDR2はDDRの進化版。DDR2は、以前のDDRと比較してより高速なクロック速度と低い電力消費を実現しました。DDR2の最大クロック速度は800MHz、最大帯域幅は6.4GB/s。
DDR3 – 2007年にリリースされたDDR2の進化版。DDR3は、より高速なクロック速度とより効率的な電力消費を実現し、最大クロック速度は2133MHzで、最大帯域幅は17GB/s。
DDR4 – 2014年にリリースされたDDR4はより高速なクロック速度、より低い電力消費、およびより大きな最大容量を実現、最大クロック速度は3200MHzで、最大帯域幅は25.6GB/s。
DDR5 – 2020年にリリースされたDDR5は、より高速なクロック速度、より効率的な電力消費、DDR4よりも大きな最大容量を実現するとともに、高速なデータ転送速度を可能にするために、2つの独立した32ビットチャネルをサポートしています。DDR5の最大クロック速度は8400MHzで、最大帯域幅は67.2GB/sとなっています。
今回紹介するDDR6は2020年に策定され、2021年から市場投入が行われているDDR5の後継規格であり現在、規格策定中の新しいメモリー規格になります。

DDR6など新しいメモリー規格が登場すれば対応するには既存のマザーボードからの乗り換えが必要となり自作PCを作る上で気になる所となりますので、今回はこのDDR6の登場時期やパフォーマンスや仕様で変わる点などを解説していきます。


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