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【GIU 51】日本語解説 助動詞(一般動詞、be動詞) Neither do I / So am I 使い方 【知っておきたかった!英語文法】

今回は、英語学習者が混乱しがちな、助動詞( Auxiliary verbs )を含む Neither do I / So am I  の使い方を英文法の視点からまとめます。

「Neither do I」「 So am I」「I don't either 」を自然な文脈の中で使えるネイティブ含む英語話者も、文法の視点からはこれらの中に「助動詞」が含まれているなんて予想もしない方もいるでしょう。それくらい、ねっちりとした文法の解説になります…。

1、助動詞 (Auxiliary verbs)の基本イメージ



助動詞は文の意味や文脈を補完する役割を果たし、動詞は主なアクションを表現します。また、日本人英語学習者が苦手とする質問文の時制を表現するために使用されます。
Auxiliary verbs の auxiliary は helping のニュアンスもあるので、helping verbs 、つまり動詞を助ける役割だと理解できます。

つまり、助動詞(一般動詞、be動詞)の基本イメージを英文法の視点から理解できれば「英文法やはり苦手…」から「理解できた!」と次のステージに進むことができるでしょう。

助動詞といえば、canやwillやshouldやmustなどを想像しますが、実はそれだけが助動詞ではありません。例えば、have助動詞です。

助動詞 "have" を使った例文

  • He has finished his homework.(彼は宿題を終えました。)

  • Have you ever been to Japan?(日本に行ったことがありますか?)

  • They have lived in that house for five years.(彼らはその家に5年間住んでいます。)

  • Have you finished your homework?(宿題は終わりましたか?)

助動詞"be動詞"を使った例文

助動詞としての "be" は、文の状態や存在、特性などを表現するために使われます。以下に、助動詞 "be" を使用した例文をいくつか示します。

  • We were tired after the long journey.(長い旅の後、私たちは疲れていました。)

"were" は助動詞としての "be" の過去形であり、主語 "we" の状態や感情を表現しています。

助動詞を使った疑問文

助動詞は、質問文の形成において重要な役割を果たします。

  • Will they be attending the meeting?(彼らは会議に出席する予定ですか?)

  • Is he coming to the party?(彼はパーティーに来る予定ですか?)

上記の例文の場合、上段の例文ではWill が助動詞であることはすぐに理解できます。
しかし、下段の例文は Is から始まっており、一見助動詞っぽくはないですが、この文では Is助動詞の役割をしていると言えます。

下記の例文ではどうでしょうか?

When will the concert start?(コンサートはいつ始まりますか?)
Why did they cancel the meeting?(なぜ彼らは会議をキャンセルしたのですか?)
What is she studying?(彼女は何を勉強していますか?)

助動詞はどれか?と言われたら、will は簡単に見抜けそうです。
しかし、同じ働きをしているはずの didis は助動詞と言われてもピンとこなさそうです。しかし、これらは助動詞とされています。

上記のように並べて比べてみると、確かにdidとisは同じ位置にあるし、同じ働きをしているんですよね。

助動詞の役割

助動詞は、質問文を形成する際に非常に重要な役割を果たします。質問文では、主語と述語の順序を入れ替えて疑問詞と組み合わせることで、情報を尋ねることができます。助動詞は、この疑問文の形成において必要不可欠な要素となります。

助動詞は、さまざまな意味や文脈を伝えるために使用されます。主要な助動詞としては、"be"(am, is, are, was, were)"do"(do, does, did)"have"(have, has, had)"will"(will, shall)、"can"、"may"、"might"、"should"、"must"などがあります。これらの助動詞は、以下のような役割を果たします。

時制を表現する役割

助動詞は、質問文の時制を表現するために使用されます。過去の出来事について尋ねる場合は、助動詞 "did" を使った疑問文が一般的です。未来の予定や意図について尋ねる場合は、助動詞 "will" を使用します。

  • Did you go to the party yesterday?(昨日、パーティーに行ったのですか?)

  • Will you come to the meeting tomorrow?(明日、会議に来ますか?)

2、英会話の返答に大活躍 助動詞の使い方


やばい、英語で何言ってるかわかんない


日本人英語学習者で多いのが、オンライン英会話や英語話者との会話時に簡単な英会話をしていてもなんというふうに返事をすれば良いか分からず、Yeah ~ などで済ましたり、笑って誤魔化したりしかできず、会話が続かないことがあるかと思います。

これを手取り早く解決するには、今回学んでいる助動詞を理解するだけで英会話が続くようになり、もっと英語で会話をする機会が増えるでしょう。

くどい返事を避けるための助動詞

助動詞を使用することで、質問に同じことを繰り返すことなく返答することができます。

Did you finish your homework? 
Yes, I did.
宿題は終わりましたか? 
はい、終わりました。

質問文での助動詞 "did" を使用して質問し、返答では「はい、終わりました」と助動詞 "did" を繰り返すことなく返答しています。

Can she speak French? 
Yes, she can.
彼女はフランス語が話せますか?
はい、話せます。

質問文での助動詞 "can" を使用して質問し、返答では「はい、話せます」と助動詞 "can" を繰り返すことなく返答しています。

Are they going to the party?
No, they aren't.
彼らはパーティーに行きますか?
いいえ、行きません。

質問文での助動詞 "are" を使用して質問し、返答では「いいえ、行きません」と助動詞 "are" を繰り返すことなく返答しています。

Have you ever been to Japan?
No, I haven't.
あなたは日本に行ったことがありますか?
いいえ、ありません。

質問文での助動詞 "have" を使用して質問し、返答では「いいえ、ありません」と助動詞 "have" を繰り返すことなく返答しています。

現在形と過去形の使い分け

英語文法の基本中の基本になりますが、現在形は do / does 、過去形は didが使われます。現在形で3人称単数形( she, he, it )の場合は doesを使いますので留意しましょう。

Does Simon live in London?
He did, but he doesn't any more.
サイモンはロンドンに住んでいますか?
住んでいましたが、今はもう住んでいません

have you? / isn't she ? / are they?

相手の発言や行動に対して驚き関心を示すために使用されます。
日本語だと「そうなの?」「マジで?」にあたる表現でしょうか。

前文の文章の 主語 と 述語 が何か理解し、助動詞 + その前文の主語 を繰り返すことで、「そうなの?」「マジで?」と興味を示したり、驚きを表すことができます。とても便利ですし、私の周りのネイティブからもかなりの頻度で聞く言い回しです。

I have traveled to over 20 countries.
私は20カ国以上を旅行したよ。
Wow, have you?
え、本当に?

Lisa isn't very well today.
Isn't she? What's wrong with her?
リサは今日はあまり調子が良くないんだ。
そうなんですか?どうしたんだろう?

It rained every day during our holiday.
Did it? What a shame!
休暇中は毎日雨が降っていたよ
そうなんですか?残念!

James and Tanya are getting married.
Are they? Really?
ジェームズとターニャは結婚するんだ。
本当に?そうなの?

相手の発言に対して驚きや関心を示す表現を身につけることで、英会話を活発化させることができます。

3、so や neither と一緒に使う助動詞


"so" と "neither" は、助動詞を使って前述の発言や状況に同意または非同意を示すために使用され、会話の流れを乱さずに会話や対話に参加し、意見を共有することができます。

「Neither do I」と「So am I」は、助動詞(auxiliary verbs)を使った英文法の特定のパターンを表現する表現です。これらのフレーズは、否定文や肯定文に対する返答として使用されることがあります。

基本イメージ、使い方

So / Neither + 助動詞 + 主語 で、文を作ることができます。
Neither do I.
I don't either. の言い方もよく使われます。

I love watching movies.
私は映画を見るのが大好きです。
So do I.
私もそうです。

BはAの発言に同意し、同じ意見を示しています。助動詞 "do" を使って肯定文の形を作り、"so" を用いて同意を示しています。

I can't swim.
私は泳げません。
Neither can I.
私も同じです。

BはAの発言に非同意し、同じ状況を示しています。助動詞 "can" を使って否定文の形を作り、"neither" を用いて同じ状況を示しています。

She has already finished the project.
彼女はもうプロジェクトを終わらせました。
So has he.
彼もそうです。

BはAの発言に同意し、同じ状況を示しています。助動詞 "has" を使って肯定文の形を作り、"so" を用いて同意を示しています。

I'm tired. 
So am I.( = I'm tired too)
私は疲れています。
私もです(=私も疲れています)

I never read newspapers.
Neither do I.
( = I never read newspaper either )
私は新聞を読まない
私もです ( = 私も新聞を読まない )

I think so / I suppose so 「そう思う」

Do you think it's going to rain tomorrow?
I think so. ( = I think it's going to rain tomorrow.)

Is the party at 8 pm?
I suppose so. ( I suppose the party is at 8 pm.)

注意点としては、「そうは思わない」と否定文を作るときに、 not の位置を間違えないことです。
文法的に説明することが難しく恐縮ですが、これは何度も聞いて耳慣れしていくのが良いでしょう。

肯定
I think so
I expect so
私はそう思う
私はそう期待する
否定
I don't think so
I don't expect so
私はそう思わない
私はそう期待しない

肯定
I hope so
I'm afraid so
そうであってほしい
恐らくそうだろう 
否定 
I hope not
I'm afraid not
そうでないことを祈る
私は恐れていない

肯定
I guess so
I suppose so
そうですね
否定
I guess not
I suppose not
そうでないようです

日本語だと無意識に出てくる簡単な返答も、いざ英会話で実践となると、会話の内容を聞き取ろうと必死で簡単な受け答えもできず落ち込むこともあるかと思います。

今回学んだ、助動詞を使った返答の仕方や、so, neither を使った返答の仕方を理解しましょう。英語に触れていくうちに、実際に使われているシーンに何度か遭遇するはずです。ネットフリックスやアマゾンプライムで海外ドラマを見ていれば絶対です。
文脈によって使われるニュアンスも異なると思いますので、ぜひ自然な使われ方を観察してみてください。




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