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技術書同人誌博覧会(7/27)のお品書き

2019年7月27日(土曜日)に開催される技書博に、東京ラビットハウスというサークルで出展します。

技術書典6で出せなかったReact Hooksの本です。以下は、試し読みサンプルのPDFです。

Effective React Hooks

A5版92ページで1000円で頒布します。今回、数がまったく読めなかったため100部だけ印刷しました。紙の本+電子PDFです。

内容はReactについて軽く説明した上で、React Hooksとは何か、実際にアプリケーションを2本React Hooksで作ってみるという内容になっています。

・ Firebase + PWA で動く、いつでもどこでも使えるメモ帳
・ JavaScriptのコードが動くサンドボックス

実用的なアプリ2本です。

目次

内容

本書は2019年2月に正式リリースされた新しい仕組みであるReact Hooksについて解説するものです。

React Hooksの特徴は、コンポーネント作成をシンプルにできることです。

オブジェクト指向は今のプログラミングパラダイムの主流です。Reactのコンポーネント開発にも使われてきました。ただし欠点もあります。大きなクラスほど状態管理が複雑になり、ユニットテストが書きづらいのです。React Hooksは関数型言語のアプローチを取り入れ、複雑さを解消できるようにしました。

React Hooksは段階的に導入することもできます。必ずしも全てのコンポーネントをReact Hooksで書く必要はありません。

・ Reactのコンポーネントはクラス型と関数型の2種類がある
・ React Hooksは関数型でシンプル・パワフルにコンポーネントを書けるようにする
・ クラス型と関数型は混在していてもかまわない

Reactは近年のGUI開発の鍵を握っている重要なビューライブラリです。

仮想DOMの考え方、状態管理をシンプルにするFLUXアーキテクチャ、コンポーネントを主軸に置いたスタイルなど、Reactがもたらしたブレイクスルーは、Vue.jsやAngularなども含め、2019年のウェブ開発のスタンダードになっているだけではありません。Appleが2019年6月に発表したSwiftUIにも影響を与えるなど、スマートデバイスによるモバイル開発にとってもキーとなるものです。

React Hooksは、これらに続く、さらなるブレイクスルーの1つとなるでしょう。今後数年間のReactと、ひいてはUI開発にも多大な影響を及ぼす可能性があります。

本書はそんなGUI開発のブレークスルーを早く体験してみたい方の助けになればと思い執筆しました。

想定読者

Reactでアプリを書いてみて難しいな・面倒くさいなという印象を抱いた人、実際にReactでウェブ開発をしているけど、何かしら困ったことがある人、もっとコンポーネントをシンプルにしたい人向けの本です。

・ Reactに興味があるけど、React + Redux + Reduxミドルウェア + Recomposeとかややこしすぎて無理ゲーだと思っている人
・ 昔React+Reduxに入門してみたけど挫折した人
・ Reactのクラス疲れを起こしている人
・ 実際のアプリケーション開発でどう使えばいいかわからない人
・ 関数型コンポーネント作るのはいいけどRecomposeだのは面倒だと思っている人
・ 数年に一度の大きな変更点であるReact Hooksについて概要を知りたい人

React Hooksを使えば、Reactエコシステムが持っていた難しさ・面倒さ・複雑さのいくらかを解決できます。

是非、本書を読んでReact Hooksによる最高の開発者体験(DX / Developers eXperience)を得てください。

前述のとおり、従来型のReactプログラミングと完全に共存でき、段階的に導入していくことも可能です。

まずはReact Hooksを体験してみませんか?

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