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産業医ではない医師向け 労働衛生コンサルタント口述試験対策【全文無料+RTでおまけ】
読者ターゲット
産業医資格のない医師で労働衛生コンサルタント試験を受験する予定の者。
この記事を読むと達成できること
医師の皆さんを対象に、以下を学ぶことができます。
①労働衛生コンサルタント口述試験の予想質問作成方法
②労働衛生コンサルタント口述試験の回答案作成方法
執筆動機
・前記事「産業医ではない医師向け 労働衛生コンサルタント試験対策」を読んだ皆さんから、口述試験対策の記事を書いてほしいという希望が多かったから。
・労働衛生コンサルタント試験の口述試験を使って金儲けしようとする輩が多いため、自分が無料で提供しようと思った。
執筆者の紹介
私は「Shin@救急医」という名前で主にTwitterで活動しております。
専門は救急医療と集中治療で、産業医の資格は持っていませんでしたし、産業衛生の経験も特別ありませんでした。
受験に関する質問や相談について
下記を満たし方に関してはTwitterのDMにて無償で質問に答えます。
・この記事をTwitterで紹介している
・この記事にいいねをしている
・私のTwitterアカウントをフォローしている
1.口述試験の予想質問作成方法
①試験官側の視点を知る
口述試験の試験官は3人いて、それぞれの試験官から5分程度ずつ質問をされます。
試験官は、実務家に加えて行政サイドの人間がいると噂されています。
3人中2人からは実務や学術的な内容を流れで質問され、もう1人は教科書的な内容を質問されることが多いという口コミが多かったです。(受験者からの口コミ情報です。真偽の裏はとれていません)
したがって、下記の二点を固める必要があります。
・実務・学術の視点
・教科書的な基本知識
・実務・学術の視点
こちらに関しては、毎年12月の初旬に行っている「労働衛生コンサルタント( 保健衛生)口述試験受験準備講習会」への参加で解決できると考えます。
例年、講師の先生が予想質問を作成してくださっており、大変参考になります。というか、これを知らずに合格するのはおそらく困難でしょう。
・教科書的な基本知識
「労働衛生のしおり」の通読はマストです。受験者全員が読んでいる書籍ですし、過去の口コミでは試験官が労働衛生のしおりをテーブルに置いていたという情報もありました(真偽は不明です)。
また、「衛生管理 上 第1種用」も参考になることと思います。「労働衛生のしおり」よりも優先順位はさがりますが、実務経験のない先生にとっては教科書的な基礎知識を俯瞰する手助けになるでしょう。
また、「労働衛生コンサルタント( 保健衛生)口述試験受験準備講習会の資料」もまた基本知識の補強に有用です。予想質問だけでなく、資料の隅から隅まで読み込むだけでもかなり知識が増えると思います。
②過去問題から探る
前記事にも記しましたが、過去に聞かれた質問の情報共有を行っている場所があります。私も受験前に過去問題は可能な限り集めました。
どこで情報が共有されているかについては明言を避けますが、実際にどのようなことを聞かれるのかを知ることは非常に重要です。
過去の傾向を見ても、例年聞かれる内容に大きな変化はないように感じます。受験者の話を聞く限りですと、「例年聞かれる内容+トレンドに則った内容」を問われることが多いようです。
2.口述試験の回答案作成方法
①対策書籍を当てにするのはやめましょう
口述試験対策と銘打っている書籍はいくつも出ていますが、内容がイケてない書籍もあります。労働衛生コンサルタントが作成しているものであっても、必ずしも内容の妥当性が高いとは限りません。
これは私見なのですが、労働衛生コンサルタント口述試験は受験者の背景によって難易度が変わるため、コンサルタントの質にもばらつきがあるのだと考えます。
私は過去に、医師ではない労働衛生コンサルタントの方とお話する機会があったのですが、明らかに実務経験・知識ともにレベルが違いました。そりゃ、何年も実務経験があって、筆記試験も免除無しの3科目勝負をしてきた人の方がレベルが高くて当然です。
これは医師の間でも同様で、明らかに人によってレベルの差があると感じます。
したがって、口述試験対策書籍は内容は当てにせずに、あくまで回答を作成する上で参考にするにとどめるのがよいと考えます。
私がオススメする口述試験対策の電子書籍はおまけ部分で紹介しますので、もし気になる方がいれば一番下までご覧ください。
②ソース選びは大事
回答案を作成する上で最も大切なのはソースです。
どんなに予想質問を適切に作成したとしても、回答を作成する際に参考にするものが粗悪であれば意味がありません。
私は以下の順に参照して回答を作成することを勧めています。
・労働衛生コンサルタント( 保健衛生)口述試験受験準備講習会の資料
・労働衛生のしおり
・衛生管理 上 第1種用
・厚生労働省のHP
多くの回答は口述試験準備講習会の資料や労働衛生のしおりで作成できます。どうしてもそれらに載っていないことについては衛生管理 上や厚生労働省のHPを参考に回答を作成しましょう。
厚労省の役人は優秀なので、労働衛生に関わるものは必ず資料を作っています。pdfだけでなく、リーフレットまで作成しているものも多いです。
安易に対策書籍に解決を求めるのではなく、必ずソースにはこだわって回答を作成しましょう。
③回答は自分の言葉で作成
回答案は自分が理解できる言葉で作成することが非常に大切です。
試験官は質問に質問を重ねてきますので、こちらが正しい返答を返せたとしても「こいつわかってなさそうだな」と思われたら別の聞き方をしてきたり、関連した質問を更にかぶせてきます。
本質的に理解して話せるようにしておかなければ対策とは言えません。
難しい専門用語も多いとは思いますが、必ず用語の意味や目的を調べたうえで回答を作成しましょう。
医師の皆さんが今までに多用してきた試験ハックは口述試験であまり役に立ちません。
最後に
ここまでお読みくださいまして、まことにありがとうございました。
皆さんの要望に応じて記事を作成しましたが、求めている内容でしたでしょうか。
受験に関する質問や相談については、序盤にも書きましたように以下を満たした方は無償で質問に答えます。
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気軽にDMいただければ幸いです。
おまけ
私がオススメしている口述試験の対策書籍を紹介します。
私の記事をTwitterで紹介してくれた方は無料で見れますので、気になる方はご覧ください。
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