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Work|宇宙で農業ができる?陸上水産養殖

隔週で更新している「シェフと茨城」(編集・執筆・撮影で参加)の最新ポストは、茨城県の南端、利根川と新利根川に南北を挟まれた河内町で、チョウザメとトラフグを養殖するプロジェクトを進めるトキタさんを取材しました。

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恥ずかしながら、チョウザメは海に生きていると思っていた僕は、淡水で育つということを時田さんに初めて教えてもらいました。

ほかにもおどろくことばかりで、時田さんはもともと建築会社を経営する社長さんで、チョウザメ養殖はトキタが初めてだそう。町内の廃校になった旧長竿小学校の校舎をチョウザメ養殖用にリニューアルするにあたって、水の流れを管理することが大事であることを知り、それならご自身の会社が培ってきた技術を活かせるのではないかと思い、チョウザメ養殖に参入したそうです。

そこにアクアポニックスという、水耕栽培を組み合わせた循環システムも導入しています。養殖で出るチョウザメの糞や尿が入った水を液肥化して水耕栽培に利用するというものです。

これが成功すれば、「宇宙でもチョウザメと野菜が育てられるのではないか!」という空想もふくらみます。

河内町は、稲作が盛んな町でしたが、今は過疎化が進んでいるそうで、さまざまな新規事業を画策しているとのこと。このチョウザメ養殖もそのひとつ。

トキタでは、時田さんの姪にあたる岡野美咲さんがUターンして、
この事業のPRや発信をSNSや動画など使って若い感性で進めていくそうです。

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