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Human|MAGARIに込めた想い(自己紹介テンプレ②)

2週間ほど前に書いた飲食店向けの「文章力アップ自主トレメニュー」が、何人かの方に読んでいただいて、さらに実際に書き始められた方もいらして、「書くこと」で自分自身を見つめ直したいという方が踏み出す一歩を踏み出すきっかけになったのは、単純にうれしいことですね。

大阪で料理人をしている松浦大さん。さまざまな発信をする料理人の方々とならんで紹介していただきました。

酒弱太郎さんも、自主トレメニューを使って書き始められました。料理通信と並んで紹介してもらい、ありがたや。

書くことは、自分の分身を作ることにもなります。僕も書き溜めたものを、新しく会う方の接点にあわせて読んでもらったりして「知の履歴書」のような活用法をしたりもできるし、読んでくださったかたの感想なども聞けると、自分では気づかなかった自分独自の視点のようなものにも気づけたりもします。

どんなメリットがあるかは、書く方によって違うと思うので、一概にはいえませんが、デメリットはほとんどないと思います。炎上のリスクを考える方もいますが、誰にも読まれなければ炎上すら起きないので、燃えるとこまでいったら上等です。

先週に引き続いて、自主トレメニューのうち2回目にあたる、店名の紹介のメニューをもとに自分のことを書いてみたいと思います。もちろん僕にはお店がないので、フリー編集者としての屋号である「MAGARI」について書いてみます。もちろん、ノンフィクションです。

MAGARIに込めた思い

東京都内を中心に「MAGARI」という屋号でフリーの編集者をしている江六前一郎です。先週は、簡単な自己紹介をさせてもらいましたので、今回は、MAGARIという屋号について書いてみたいと思います。

MAGARIという名前を考えたのは、2019年7月でした。当時、料理人がキッチンを飛び出した活動が広く行われるようになるなかで、料理人個人に編集者がついて発信をともに行う「料理人付き編集者」をいう役割が必要になるのではないか、と感じていました。そのことをTwitterでつぶやいたところ、東京・青山一丁目の「The Burn」のシェフ、米澤文雄さんに声をかけてもらいました。

米澤さん自身も、自己発信のことを考えていた時期で、さっそくお会して、何かしようとなり、レストランの中に飲食の編集者がいたら発信が変わるのではないかと思って、週に1回、レストラン内でノマドワーカー(特定の職場をもたない働き方)をしてみようということになりました。

それなら、何かプロジェクトの名前を付けたいな、と考えたのが「MAGARI」でした。

もちろんレストランの一角をお借りすることから、「間借り」の意味で使っています。その時は、あまり深く考えずにつけたというのが正直なところなのですが、編集者もいろいろな人のリソースを「間借り」している仕事だなとも思うようになりました。

これは、本当に後付けなんですが、編集者は自分自身で原稿を書きません。写真も撮らないし、デザインもしない。さまざまな人の力を集めて1つのプロダクトを完成させるのですから、「リソースの間借り」をしているわけです(パラサイトともいえますが笑)。

当初MAGARIは、The Burnでのノマドワーカーだけの名前だったのですが、その後、MAGARIを架空の編集プロダクションとしてMAGARIという屋号を使うようになりました。そこでは、僕だけでなくさまざまな職種のメンバーがゆるく所属していて、出版だけでなく、イベントの運営やコンサル業務などプロダクト単位で集まって仕事をできたら、おもしろいなというイメージがありました。

そう考えると、そのコンセプト自体も「リソースの間借り」になので、それならいっそのこと、僕自身の編集者としての屋号をMAGARIにしようと考えたのです。ですので、いまは個人の名刺にもMAGARIと書いています。

5月からはフリーの編集者になって、いよいよ「MAGARI」としてのコンセプトを実現していくための挑戦を続けます。まず中期の目標としては、出版以外の仕事で、もちろん食のコンサル業やレッスン料のようなことを、収入の一つの柱にしていくことです。そして長期の目標としては、食の編集チームとしてのMAGARIのつながりを実現させるということです。

僕はいつまでもMAGARIで。人と人を繋ぐために、想いや願いを届けることをしていきたいと思っています。

次回はちょっとテーマを変えて、食の編集者として私が好きなお店を紹介しますね!

補足:下は、前回の自己紹介です。こちらも見てみてください。

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フリー編集者としての屋号について書いてみました。

我ながら、書くことが決まっていると書くのはかなり楽だなぁと思いました。なので、テーマが4つまで決まっている自主トレメニューは、始めやすいなと自画自賛。

これでだいたい1200文字です。文字量はこれくらいでいいのかなと。名前にまつわるストーリーはおそらくいろいろとあると思いますので、飲食店以外の方でも、ご自身の会社や屋号についてはスラスラと書けるのではないでしょうか。

こちらも、テンプレみたいに使っていただいても問題ないので、どうぞ自由に書いてもらえればと思います。

書くことは自分と向き合うこと。

先が見えない時代だからこそ、自分自身の判断で未来をつくっていくためにも、自分と向き合うことは、ものすごい財産になり、価値になると思います。

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