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Life|「おた飯」リニューアルで考えたこと

6月から京橋エドグランでスタートしているキッチンカー「おた飯」のメニューが8月3日からリニューアルしました!

新商品として、7月からフリーテラス設置されて、ビアガーデン的にご利用いただく方ができたことでおつまみ需要が増えたことでお弁当とおつまみに分けたメニュー構成と、魚料理やスープなどこれまでになかった新商品の投入。それと同時に、全体的に商品を増量とともに値上げをさせていただいております。

「おた飯」新メニュー
キャベツの和風ザワークラフト  300円 【金沢】エスピラシオン
シンガポールバクテー  800円 【東京】新加坡肉骨茶
アジのエスカベッシュ  900円 【東京】ル・ヴァンキャトル
炙りぶり胡麻和え  900円 【宮崎】料亭ひだか
牡蠣の唐辛子ぽん酢(5個)  1000円【宮崎】料亭ひだか

お弁当もこれまでは、お客さまにおかずを自由に選んでいただいていたのですが、初めてのお客さまにはなかなか「選ぶ」ということが難しいのかなとおもい、基本的にはセットにして販売するようにしています。

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当初は、「1000円前後でお弁当を購入していただく」という設定から入ったこともあり、原価から計算して「1000円に収まる量」をご提供することになっていました。おかげさまで、たくさんの方にご利用いただいて認知も広がった反面、「思ったより量が少ない」というご意見をいただいてもおりました。

利益率をある程度落として、販売価格をある意味で「お弁当だったらこれくらいだろう」という価格設定に無理やり落とし込んでいたところが確かにあったので、8月を期に1つを注文いただけると充分満足いただける量にし、価格もそれに見合ったものに値上げさせていただくことになりました。

やりたいのは「きちんと伝えること」

おた飯」のコンセプトを「レストランのEC商品を東京で紹介する、キッチンカーのアンテナショップ」であるので、やっぱり商品自体に「こんなものか」と思わせるのが一番よくない。

次によくないのは価格と内容があってないこと。「おいしいくて買いやすいけど、もう少し食べたい」というのもちょっと残念です。

いちばん理想的なのは「金額的に高いけど、その分おいしいから十分満足した」なわけです。つまり、今回の増量・価格改定は、この理想を目指そうというチャレンジでもあるわけです。

もちろん、価格を上げたことで一時的に売り上げが下がるかもしれませんし、それよりなにより東京都が飲食店の深夜営業の自粛を要請するような情勢下で苦しむこともあると思います。

それでもそこに挑戦したいのは、やっぱり「きちんと伝える」ことをしてみたいからです。

飲食店は、絶対的な母数が減っていくことは確実です。コロナ以前から、飲食業界では、日本の「お客様のためにおいしいものを安く」という体質を改善して、経済に対して適正なスタンスをとるべきという意見が多くありました。この意見に、ぼくも同意しています。

それなら、短期間のキッチンカーといえども変えていけることはできないか。もちろん「なぜ高いのか」というブランド説明が必要になってきますので、簡単なことではないのですが、単なるキッチンカーで儲けたいと思って始めたものでもないので、理想を追いながら、現実にどれだけフィットさせていけるか、試行錯誤してみたいと思っております。

おた飯」は、8/31まで京橋エドグランで平日17-21時まで開催中です。ご興味がある方、ぜひいらしてくださいね!

「おた飯」キッチンカー(8月31日までの期間限定)
場所:京橋エドグラン1F(東側広場:東京都中央区京橋2-2-1)
時間:17:00~21:00(平日のみ)
電話番号:なし

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明日のテーマは「Art」です。モネとルノワール、2枚の「ラ・グルヌイエール」についてです。

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