Work|編集者なのにキッチンカーを始めたワケ
2020年6月15日16時から東京「京橋エドグラン」の1階東側広場で企画から携わったキッチンカーがスタートします。小さなキッチンカーですが、やっぱり一つのお店をオープンするのとやることは変わらず、開業の大変さが身に染みております。
もちろん僕一人でやっていることではないので、チームのみんなとなんとか開業に向けてラストスパートしているところです。
キッチンカーでは、全国のレストランからお取り寄せできるおいしい料理をちょっとずつトッピングできる「おた飯」。お試しして気に入ったら、特設ECサイトから週末用にお取り寄せできる「おいポチ」の一連のサービスで、お弁当販売だけで終わらないキッチンカーの新しい提案ができたらと思っております。
今回は、昼ではなく夜の営業になるので、メインの利用者層は、京橋で残業をされているビジネスマンの方々ではありますが、もちろん夜食用に来ていただいてもいいですし、土日祝は昼からやっていますので、日本橋から京橋、京橋から銀座へのお散歩のついでにお立ち寄りいただくのも最高です。
キッチンカーの周りには、お食事いただけるようなテーブルやベンチもあります。ひと口ビールも週末限定でご用意したいと思っていますので、「おた飯」でアーバンビクニックなんていかがですか?
メニュー一覧
KYOBASHIライス 600円
ひつじカレー(東京「羊サンライズ」) 300円
季節野菜のフリカッセ(徳島「ペルトナーレ」) 400円
鶏肉のローマ風煮込み(徳島「ペルトナーレ」) 500円
じっくり煮込んだスペアリブ(愛知「WAO!」) 500円
煮たまご・パクチー・チーズ 各100円
※アルコール、ノンアルコール商品も販売予定
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「おた飯」キッチンカー 販売概要
販売場所:京橋エドグラン1F(東側広場:東京都中央区京橋2-2-1)
販売時間:16:00~20:00(平日)、土日祝は12:00~19:00の特別営業
※販売時間は変わる場合があります。詳しくは下記の公式SNSをご確認ください
電話番号:なし
note:https://note.com/78nanajyuhachi
Facebook:https://www.facebook.com/78nanajyuhachi/
Instagram:https://www.instagram.com/78nanajyuhachi/
Twitter:https://twitter.com/78nanajyuhachi
大切にしたのは、味ももちろんなのですが、食の安全性でした。最初に商品をお願いした3つは、どうやってEC商品を作っているか(食品衛生の観点で)を知っているお店で、かつコロナ禍のかなり初期の頃から、ウィズコロナ・アフターコロナでもECを一つの軸にしていこうとされています。
特に夜とはいえ、夏場のキッチンカーでしたので、きちんとした加工に対する意識があるお店という点で、自信を持ってお出しできるし、そういう視点こそお客様目線の最たるものだと思っているので、僕としては、かなり重視したところです。
キッチンカースタート秘話
キッチンカーを出しませんか?
そんなオファーをいただいたのは、たしか2020年になったばかりの1月後半だったと思います。以前から周りの人もキッチンカーを始めていたので、リアル店舗のダブルインカム的ならまだしも、それ自体ではなかなか事業になりづらいことはわかっていました。
そのため、最初はちょっと迷ったんですが、ちょうどそのころから20歳も年が離れた石田龍之介さんと出会って。お互い飲食を愛しているけど、飲食の外側の人間として、外側の人間ならではの視点で業界にインパクトを与えるようなことをしたいよね、と話していたこともあって、チームを結成したのがこのプロジェクトの始まりです。
若手料理人が自分の料理を発表できるプラットフォームとして、さらには生産者さんや東京の食材にフォーカスするようなキッチンカーを4月にスタートさせようということで動いていました。しかしーー。
ご存じのように新型コロナウィルスの感染拡大が日本を襲い、キッチンカーの計画も頓挫。ようやく5月にリスタートに向けて動き出しましたが、人々の心が外食に向かわないなかで、以前の計画通りにサービスを提供するのは難しいのではいかと考えて、ゼロから事業を練り直しました。
そのときに考えたのが、「夜の飲食店がどこも苦しくて、お弁当やテイクアウトを続けている中で、外から来てその顧客を取り合うようなことをしていいものなのか」ということでした。周辺のお店とは競合をしてはいけない。そこで考えたのが、京橋の中でもコロナ禍で飲食への視点が変わった人たち向けに、豊かな食体験の入り口としてのお弁当にできないかということでした。
①コロナ禍で苦しむ飲食業の課題をキッチンカーで解決できないか
②ビジネスマンの夜弁当を「消費」から「体験」に変えられないか
③オンラインとオフラインを融合させたい
そんなこと考えななが試行錯誤してようやくスタートにまでこぎつけたのが、「おた飯」と「おいポチ」という、キッチンカーから始まるEC通販サービスです。
出店期間は3か月。もっと多くのレストランのEC商品を取り揃えていきたいと思っています(もし、「おた飯」してほしい、といいう商品がありましたら、ぜひmessengerなどでご連絡くださいませ!)。
夜の飲食については、まだまだ出口が見えない状況です。正直逆風でしかない状況の船出で不安がいっぱいですが、そういう大変なときこそ行動して、経験値を得ることで、見えない出口を見つけていかないといけない、そんな気持ちでいっぱいです。
最初の1週間はできるだけエドグランにいるようにいたしますので、応援がてらいらしていただける方、TwitterのDMなどでご連絡をいただければと思います!
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明日の予定
土曜は気に入ったnoteを紹介する日。今週自分で発表した、sioの鳥羽さんのnoteの編集後記的なものを書いてみようかと思います。
料理人付き編集者の活動などにご賛同いただけたら、サポートいただけるとうれしいです!