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Work|レストランが発信する動画メディアの可能性

毎週1日、レストランでノマドワークする。MAGARIという取り組みを続けて1年が経ちました。

レストランの情報発信、料理人の情報発信が今後とても大切になる中で、それを併走していく存在として「料理人付き編集者」を僕は名乗っているわけですが、当然、コロナによってそのあり方も変わってきました。どの業界とも同じでよりオンラインでの発信に重きを置いていく必要を切に感じています。

そんな中、ウィズコロナ・アフターコロナの一つの取り組みとして、僕が付かせてもらっている米澤文雄さんとともにMAGARI発の動画コンテンツの制作を始めました。その名も「TODAYS  MAGARI」。MAGARIの最中に収録した動画を編集してYoutubeにアップしています。

本日は、ヴィーガンをテーマにした動画をアップして、2本目。これからも月に2本くらいはアップできるように、米澤さんと動画を撮りためていけたらと思っています。

コロナで人類の課題が目に前に迫ってきた

新型コロナウィルスによって、大きく変わったことは、実はあまりないんじゃないかと僕は思っています。

それよりも向こう5年くらいでゆっくりと変わって行こうとしていた世界が、コロナによって急激に変わっているようなイメージで、航空分野などの予想外の打撃はありますが、基本的には、ビフォアーコロナから課題だったことが急激に目の前に迫ってくる。そんな感じがしています。

なので、ビフォアーコロナの頃に、「こんなことできないかなぁ」と思っていたことをどんどんやっていこう、って思っています。

その一つに、以前からレストランが放送局になったら面白いなぁと思っていました。たとえば、レストランにMAGARI編集部があるように、レストランにラジオのような放送局があって、そこから情報を発信できなかなぁと、ずっと考えていました。

それで、コロナになって、レストランのシェフたちがインスタライブやYouTubeを一気に始め出して、「レストラン発のメディアが加速するぞ」と思って、MAGARIでも何かできないかとと考えたんです。

といのもこれまでMAGARIは、編集部を置くことで、レストランをカルチャーの発信地にしたいと思っていました。

ただし食の動画コンテンツとしては、後発の部類になってしまうので、内容が他のものと変えていかないと、興味を持ってもらえないなと思い、今少しづつ増えている学び系のコンテンツにしようと考えました。家庭で作れるレシピ動画とかは、今さら優位性を出すのは難しいですから。

あとは、自分の編集能力とインタビュー力を活かせるものだと続けやすいよなと思い、食の未来をテーマにしたインタビュー動画に決めた、という感じです。

レストランが情報を発信する時代が来た

今後、レストランは、そこで働くスタッフのパーソナリティが重要になってくるはずです。

あなたが食べるのが好きであれば、思い出してみてください。お店に行くというより、お店にいる人に会いに行っていることを。

もちろん、おいしいお店であることは大前提ですし、レストラン自体にファンがつくことはあり得ると思いますが、それは多分一部であって、これからはやっぱり人にお客様がつくようになります。

そういった時に、もちろんこれまでのブログだったりFacebookやInstagramなどのSNSの投稿も大事になってきますが、より深く情報量を持って、人物像に迫れるのは、やっぱり動画だと思います。

そこで働くシェフやサービスマンたちが日々考えていることや新メニューの込めた思いを話す。レストランを利用する方は、来店の動機になるのもいいですし、一度来ていただいた方が、ひきつづき興味を持ってもらえるようなものだったり。あとは、メディアにとっても事前に旬の話題が動画で上がっていれば、プレゼンもしやすいですし、インタビューの際の資料にもなります。取材のマッチングの精度も上がるのではないかと思っています。

手前味噌ではあるのですが、MAGARIを1年間続けてきたこともあって、米澤さんが考えていることをかなり再現性高く知っている数少ない編集者だと思っています。

そういう人物が、しっかりとシェフに対してインタビューをして、さらに編集もする。

実際、ヴィーガンの動画は20分くらい収録して、それを半分に縮めました。もちろん話の構成を立てるために、前後を入れ替えてもいます。結果的は、米澤さんにも、自分の言いたかったことが編集されていると絶賛してもらっています。

映像の作りや字幕の入れ方など、素人くささは残りますが、コンテンツの質としてはかなりいいんじゃないかと。

何せ長年インタビュー・執筆をやっていた僕にとっては、多少の違いはありますがほぼやってることは同じ(構成立てる→編集する→キャッチ考える→ビジュアル考える)なので。

もしこういったことやりたいレストランや料理人の方いらっしゃれば、ご連絡ください! 一緒にレストランをメディアにしていきましょう!

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明日はお気に入りのnoteを紹介する日です!ayatakuboさんのnoteについて書いてみます!





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