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生活保護受給者は日本経済にとって有用であるというお話し。

エリート意識の強いインフルエンサーが発した生活保護受給者やホームレス対する言葉が、とても大きな話題になっている。

「僕は生活保護の人たちにお金を払うために税金を納めてるんじゃないからね。生活保護の人に食わせる金があるんだったら猫を救って欲しいと僕は思うんで。生活保護の人、生きていても僕は別に得しないけどさ、猫は生きてれば得なんで」

他にもいろいろと言っていたようだけど、とりあえず動画を見ようとも思わないので報道の中で出てきた言葉を読ませてもらう。で、そこで言われているのは、つまり生活保護受給者やホームレスよりも猫の方が活かす価値がある、僕は人より多くの税金を払ってるから言っていいよね!?

ということだった。

で、マジレスすると、彼にとってどうなのかは知らないが、社会にとっては猫よりも生活保護受給者のほうがはるかに有用。

大げさに言うと、彼らは労働することなく純粋な消費者として消費の拡大に貢献し、GDPを押し上げる存在。

この労働しないというところがキモで、労働者の賃金は需給バランスで決まるというのが定説。労働需要が供給を上回れば賃金は上昇し、その逆で下落する。そう考えると、今の世の中、人手不足で賃金が上昇するはずのところを外国人労働者で穴埋めして賃金上昇を抑えている。

そこで更に供給が減ればどうなるのか、仕事をする人が減れば需要過多の状態になる。例を挙げると、バイトの募集で人が集まらなければどうするか。どうしても労働力が必要ならば、賃金を上げて再度募集するはずなんだよね。

賃金が上がれば消費者の購買力が上がって消費が増える。これまたGDPを押し上げる。

なので低所得で働くくらいなら、生活保護受給者になって働かない消費者になったほうが社会に貢献できるというお話し。まあ、仕事というのはお金だけじゃなく個人の生きがいであったりとか、メンタル面までかかわるので必ずしもそうとは言えないけども。

ただ、ホームレスに関しては速やかに保護の傘に入ってもらったほうが良い。一定の所得以下になったら、生活保護を受給するように義務付けるべきだと思う。


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