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Crusader Kings 3 初心者講座① - 戦争編(シーズン2まで)

最終更新日
・2023年11月

正直にいうと、日本ユーザーがどれほどいるのかわからないけど、自分がまだ初心者だった頃はグーグルしてもまともな結果が出なかったから、とりあえず自分で書いてみようかなと思った。

先に言っとくけど、今の自分は初心者ではないものの、別にゲームのシステムやギミックを全部知ってるわけではなく、この文章もあくまで400時間弱の経験に基づいたものであって、実は間違ったところがあるかもしれない。



兵科

このゲームの軍隊は徴募兵・常備軍・騎士によって構成される、そして常備軍には8つの種類がある。

軽装歩兵 - 攻撃力が貧弱だが、ある程度の追撃力と退却力を持つ、編成の費用と維持費が一番安い。
弓兵 - 優れた攻撃力を持ってるが、追撃力と退却力がなく、耐久も一番低い、編成の費用と維持費は軽装歩兵の次に安い。
槍兵 - 攻撃力も耐久も強く、追撃力と退却力のない、汎用性が高い一般歩兵というイメージ、編成の費用と維持費がやや高いのはちょっと残念。
軽騎兵 - 槍兵並みの攻撃力と軽装歩兵並みの耐久で、優れた追撃力と退却力を持つ、編成の費用も維持費も真ん中って感じ。
重歩兵 - 基本は槍兵の上位互換、編成の費用と維持費が重いのはネック。
重騎兵 - 最強の攻撃力と耐久を持つ、騎兵だからある程度の追撃力もあるけど、退却力がない。兵数は他の兵科の半分で、編成の費用と維持費がバカでかい。
弓騎兵 - 特殊枠で、特定な文明しか使えない。ステータスは攻撃力と費用が高くなった軽騎兵というイメージ。昔は軽装歩兵枠だったけど、今は独立した。
攻城武器 - 名前通りに攻城用、AoEじゃないからね、まず野戦では何の意味もない。

カウンターボーナスは下記のようになってる:
軽装歩兵→重歩兵→槍兵→騎兵→弓兵→軽装歩兵


ステータス

徴募兵と常備軍に書かれる能力値、常備軍は同じ兵科でも一般ユニットと固有ユニットの数値が全く違うため、詳しくはWikiへどうぞ。

攻撃力 - 戦闘フェイズの間に参照されるダメージ値。
耐久 - 戦闘フェイズの間に参照される損害を減少させる値。
追撃力 - 追撃フェイズの間に参照されるダメージ値。
退却力 - 追撃フェイズの間に参照される損害を減少させる値。

徴募兵のステータスは攻撃力10・耐久10・追撃力0・退却力0に固定。
騎士のステータスは1 Prowess=攻撃力100と耐久10。指揮官だけMartialを参照して優位性に影響を与える。


戦闘

Wikiでは戦闘は4フェイズに分けてると書いてるけど、実際何を言ってるのか全くわからない人も少なくないと思う。

とりあえず簡単にいうと、機動フェイズは自軍を敵軍の位置に移動させる時に、その戦闘は勝てるかどうかのアイコンが出てくるところ
有利の場合はそのまま突っ込めばいい、引き分けの場合は一旦ゲームを停止し、両方の優位性を確認する、もし自軍の方に緑が多い場合は大体勝てる。

戦闘フェイズは初期でも後期でも別にどうでもいい、プレイヤーがコントロールできるわけじゃないし、わざわざ認識する必要もないから。

追撃フェイズは一番紛らわしいと思う、別に負けた方を追いかける時ではない。多分だけど、上記の戦闘フェイズの終盤に、戦力値が一気に倒れる時はこのフェイズだと思う。

簡単に説明すると、両軍がぶつかって画面の中央下方に戦力値が表示される時は戦闘フェイズ、勝敗が決まって戦力値が一気に動き出す時は追撃フェイズということ。

そのため、追撃力が高くても、そもそも戦闘フェイズで勝たないと意味がないんです。


編成

常備軍の兵科は攻城武器を除いて7つもあるけど、実際文化と建築物での強化では、「軽装歩兵と弓兵」・「重歩兵と槍兵」・「軽騎兵と弓騎兵」という感じでセットされてる。
そのため、プレイヤーは常備軍を買う時に、なるべく全部同じ兵科にするか、セットされた兵科だけにするべきです。

しかし、攻城武器がないと籠城に数倍の時間がかかるから、1枠が必要です。

建築物による強化は強く、例えばイギリスの長弓兵だと、基礎攻撃力は45だけど、ライフスタイルに合わせて最終的に120前後まで行ける。
バージョン1.9でベースゲームの仕様が大幅に変更され、町の建築物数が減り、正規軍を町に駐在させないと建築物からのボーナスを貰えないようになったため、上記のような強化はできなくなってしまったが、建築物からのボーナスは20%ほどだから、軍事力重視の場合、やり方は昔と変わってない。

弓兵を強化する建築物はMilitary Campsで、そのMilitary Campsは軽装歩兵の戦闘力も強化するため、もし弓兵一式ではなく、他の兵科も使おうとする場合は、理論上軽装歩兵が得というわけです。
(※軽装歩兵には別の問題があったため、実際この兵種だけは拘る必要がない)

どんな構成でも、最終的に常備軍だけで敵を殲滅できるようにするのは目標で、徴募兵は最初の100年くらいしか使わないことを目指そう。


兵科評価

結局のところ、どの兵科を使えばいいのか、という単刀直入に聞きたい人もいると思う、もしRPとかどうでもよく、ただただ勝ちたい場合は、個人的には弓兵一式か重歩兵一式をおすすめです。

軽騎兵は弱くないし燃費もいいけど、強みは追撃フェイズで敵に大きいなダメージを与えられることだから、まず戦闘フェイズを勝たないといけない。
しかし、その戦闘フェイズにおける性能がちょっと微妙だから、場合によって徴募兵の力を借りる必要がある、そう考えるとコスパはちょっと悪い。

重騎兵はインドとビザンツ帝国(ジョージアを含む)以外だと、基本1030年以降にしか使えない。
重騎兵を強化する建築物も文化も少ないけど、最初からエンドゲームレベルの火力を持ってるから、逆に街の開発は維持費に専念すればいいという一面もある。
大雑把にいうと、1枠の重騎兵の総合攻撃力は2枠の未強化の重歩兵に当たる、つまり最終的に戦闘力が初期の重歩兵の倍になるけど、その維持費と編成費用も倍なので、文化と建築物による強化された重歩兵に比べると、コスパは非常に悪い
序盤だと収入が少ないから最大の編成可能数まで雇うのはまず無理だし、終盤だと他の兵種のコスパより悪い、しかも1枠の兵士数は他の兵種の半分しかないため、実戦では数で圧倒されて負けるという状況が非常に多く、実はすごく扱いにくい兵種である。
そのため、重騎兵一式というより、燃費がいいけど素の攻撃力に難がある軽騎兵と一緒に運用した方がいい

軽装歩兵基礎ステータスが低いから、ぶっちゃけ産廃です。
特に攻撃力が徴募兵と同じところはどうしようもない。確かに耐久と退却もあるけど、そもそも退却は合戦に負ける前提のステータスだから、むしろ一番使ってはいけないステータスである。
追撃力が欲しければ軽騎兵を使うべきだし、そのため軽装歩兵は編成の費用と維持費が安いという長所しかない
序盤徴募兵が少ないけど、領土を広げるために戦争するからとりあえず兵を増やすという感じで運用してはいいけど、いずれ全部他の兵種にするというのは前提である。
作中まともに使える軽装歩兵は多分高地ギニア兵とアブドラールだけで、建築物による強化も非常に微妙だから、本当に救いのない兵科である。

弓兵も軽装歩兵も基礎ステータスがやや低いため、重歩兵だと常備軍だけで勝てる状況も、弓兵と軽装歩兵だとある程度の徴募兵が必要。
また仕様上、中盤以降は初期の弓兵を全部解散し、弩兵や固有ユニットに入れ替える必要があるけど、最終的に攻撃面が重歩兵より強くなるため、実は作中一番扱いやすい兵科だと思う。
弓兵の防御力が低いため、勝ち戦でもそれなりの被害が入るので、前衛を入れても悪くないが、強化は軽装歩兵とセットされてるものの、最大強化の軽装歩兵は普通に未強化の槍兵や重歩兵より弱いので、拘りがなければそのまま槍兵や重歩兵を使った方がいいと思う。

重歩兵は1枠で3枠の軽装歩兵ほどの攻撃力を持つから、中盤からはガチで徴募兵がいらない。
とりあえず、常備軍だけだとクオリティがレベル3に維持できるくらい強い。
しかし、維持費が重く、中盤の頃に召集中は赤字確定なので、開戦する前にある程度のお金を貯めないといけないのがネック。
そのため、攻撃力はやや低いけど、騎兵にボーナスもある槍兵を混ぜるのは別に悪くない。ただ槍兵一式だというほど維持費が低いというわけじゃないし、戦闘面は重歩兵の下位互換だから、あまり意味がない。

ただし、ドイツ系とシチリア系の文化だと固有ユニットの槍兵のステータスは重歩兵以上なので、普通に固有ユニット一式の方がいい。


弓騎兵はステータス的に軽騎兵の上位互換だけど、維持費も倍だから、部族制のままはともかく、封建・氏族制に変わったら一気に詰む可能性がある。
つまり、重騎兵ほど極端じゃないけど、基本重騎兵と同じデメリットを抱いてるから、重騎兵のように軽騎兵と一緒に運用した方がいい。


まとめ

とりあえず、徴募兵の維持費が高い上に別に強いわけじゃないから、なるべく使わないようにするのがポイント、兵力が多ければ必ず勝てるゲームではないから。

常備軍だけだと兵力が少ないと言うのは事実だけど、そのための同盟である、兵力を水増しだけなら同盟に任せばいい、CPUのお金がマイナスになるなんてどうでもいいからね。

それに、画像のように、実は常備軍だけでも3-5倍の敵を倒せるから、相手の領主が戦争特化のライフスタイルじゃない限り、普通は徴募兵に出番がないはず。

あとは建築物だけじゃなく、兵科強化の文化もちゃんと開発する必要がある、特に弓兵・軽装歩兵にとって、1枠のサイズが上限+2と常備軍枠+1の文化の有無は死活問題なので、文化の長になったらすぐ文化の状況を確認するべきです。


次回はこちらです。

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