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2020年2月の記事一覧
micro:bitのススメ(21)〜工作に使える入力(2)
前回、入力を拡張するのに、最初はスイッチから、と言う話をしました。
一つ補足しておくと、プログラミング的には「割り込み」の概念を教えておくといいでしょう。「割り込み」とはメインループで何かやっている(もしくは何もしてない)間に、ボタンを押すとそっちを優先して始める動作のことです。
テレビを見ている最中に玄関のチャイムが鳴ったら、インターホンのところに行って画面を見ながら話す、ような動作ですね。
micro:bitのススメ(20)〜工作に使える入力(1)
前々回、出力に「ブザー音」が加わりました。次に入力について考えて見ます。
内蔵しているスイッチ・センサーには
押しボタン、光センサー(LED)、温度、地磁気、加速度
がありました。このうちON/OFFのデジタル的なのが押しボタンで、その他は連続値、アナログです。
デジタルスイッチ・センサーは、主に動作を切り替えるのに使います。
アナログセンサーは、取得した値そのものを観測する用途で使う場
micro:bitのススメ(19)〜電池の話
ここまでmicro:bitはパソコンとUSBケーブルで繋いで動かして来ましたが、これから工作を始める前に電源について考えて見ます。
※以下ではハンダゴテ等の工具を使わない前提で話をしています。
(1) まず初めにスマホ用モバイルバッテリー使うかどうか、使えるかどうかわからないものをいきなり買わないで、今持っているものが使えないか、何かひと工夫で使えるようにならないか、考える癖をつけましょう。
micro:bitのススメ(18)〜早い!安い!美味い!工作の提案
いよいよ電子工作を始めましょう。
micro:bitに手を加えるとして、手軽にできて効果の大きい、つまりコストパフォーマンスが高いものは何か?
筆者が提案したいのは「サウンド」です。micro:bit本体だけでは音が出ませんので、音を出そうとすればスピーカーなりイヤホンなりを繋ぐのが必須になります。100円ショップで手軽に手に入るスマホ用のスピーカーやイヤホンが使えます。
ここでは圧電ブザー
micro:bitのススメ(17)〜ファームウェアをアップデートする
以前のバージョンでは、プログラミングが終わった.hexコードをmicro:bitに書く際に、「ダウンロード」ボタンを押したら、一旦PCに取り込んでマウントされたmicro:bitにドラッグ&ドロップしていました。最新版では「ダウンロード」ボタンで、マウントされたmicro:bitに直接書けるようになりました。
まずは以下のページに沿って内部ファームウェアを最新版にしてください。
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(2/
micro:bitのススメ(16)〜工作の準備
いよいよお待ちかねの工作を始めます。
その前に、筆者と指向するものが近い書籍が見つかったので紹介しておきます。
電子回路の素養(興味レベルで良い)があって、指導者的立場の人向けの書き方になっています。
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さて本題に入りますが、工作と言っても幅が広く、また準備することがいろいろあるので、どんなものを作るのか、をグループ分けして見ます。
(1) 理科の実験的なもの。センサーを追加したり
micro:bitのススメ(15)〜ゲームの色々
今回は「ゲーム」プロジェクトを見ていきましょう。トップページに上がっているサンプルは以下です。
(1) Rock Paper Scissors 加速度によってグーチョキパーを出す
(2) Coin Flipper コイントス(ボタンを押したタイミングで表か裏を出す)
(3) Reaction Time ※工作を要するので後回し
(4) Magic Button Trick 磁気センサーで磁石を検
micro:bitのススメ(14)〜Turtleとは
前回、micro:bit単体でできることの紹介の中に、「Turtle」が入っていましたが、これは何でしょう?
ここでは、5 x 5のLED画面の中を、「前へXXステップ進め」「右へ旋回しろ」「ペンを降ろせ(あげろ)」と言う指令を使って、亀を思ったように進ませ、ペンを上げ下げさせて、最終的に好きな文字や図形を描かせるにはどうしたらいいかを学びます。
自分がペンを持って何気なくこなしていることを、
micro:bitのススメ(13)〜残りのプロジェクトを見ていく
前回まででチュートリアルの最初の6個を概観しました。まだたくさんありますが、どれから手をつけたらいいでしょう?
とお悩みの先生方のために、ここで思いっきり端折って概観して見ます。
(1) チュートリアル(前回終わりました)
(2) ゲーム
(3) Radio Games
(4) ファッション
(5) 音楽
(6) おもちゃ
(7) 科学
(8) Tools
(9) Turtle
(10) Bl
micro:bitのススメ(12)〜各チュートリアルの背景や使い方など(2)
前回の続き、チュートリアルの4番目から話をします。
(4) サイコロ
基板を揺すると乱数を表示します。プログラムの「外枠」には入力の「ゆさぶられたとき」を使います。
他に「傾けたとき」「落としたとき」をきっかけにすることもできるので試してみましょう。
こう言うプログラムが動き出すきっかけを一般に「イベント」と言います。このイベントが割り込みになっているわけです。
(5) 愛情メーター
micro:bitのススメ(11)〜各チュートリアルの背景や使い方など(1)
今回から数回に渡って、micro:bit公式サイトが準備しているチュートリアルの中身とその意図するものを読み解いて使いこなして行こうと思います。
(1) 点滅するハート
ここまで読んだ方たちはこのレベルはもう卒業してますね。言ってみればLEDが点滅するだけなのですが、そこに至るまでのIT環境が整っていること、そして児童生徒が教師側の指示に反応できたことを確認し、尚且つ児童生徒が自分でIT機器を
micro:bitのススメ(10)〜単体で何ができるか概観する
今回はmicro:bit公式サイトのチュートリアルに沿って、micro:bit単体で何ができるのかを概観してみます。
チュートリアルにあるのは以下のプロジェクトです。
(1) 点滅するハート(これは卒業しましたね)
(2) 名札
(3) スマイリーボタン
(4) サイコロ
(5) 愛情メーター
(6) マイクロチャット
(2)はLEDに文字列をスクロールするもの。(1)と大差ないです。
(3
micro:bitのススメ(9)〜今後の学習の進め方
前回micro:bitでハートを点滅させましたが、ここまでできていれば最初の関門、人とmicro:bitの対話が可能になった、と言うことになります。敢えて難しい言葉で言えば「micro:bitが可制御、可観測になった」と言うことです。この状態まで行けば後は遠隔からオンラインで質問を受け回答もできるんじゃないでしょうか。
ではこれ以降、どう言うスタイルで学び、何を当面のゴールにしたら良いでしょう?